イタリアで結婚/離婚手続き(4)


「イタリア離婚」のキーワードで

私のブログを訪れてくださる方が

一定数いらっしゃるようなので、

このテーマで少し書いています。

手続きそのものは難しくないのですが

いちいち時間がかかるのが面倒です。

私の経験に基づく情報ですので、

必ずしもこの通りではない可能性も

念頭に置いておいてください。


イタリア人とイタリアで交際中に

「結婚しよう」

という話になったら、

まず最初にすることは?


(1)彼が独身かどうか確認する『(1)イタリアで結婚/離婚手続き』イタリアで結婚/離婚手続き(1)「イタリア離婚」のキーワードで私のブログを訪れてくださる方が一定数いらっしゃるようなので、このテーマで少し書いてみます。手続き…リンクameblo.jp


→(2)彼が独身で直ぐに手続きできる


→(3)彼がまだ離婚成立していない



今回のテーマは


(4)Pubblicazione


さて書類が揃ったら、

コムーネの結婚課へ問い合わせましょう。

イタリア人同士の結婚の場合は

いきなりpubblicazioneという

「××と○○が△△に結婚します」

と掲示板に張り出して、

10日だか二週間だか、

異議を唱える人がいないか待ちます。

ただどちらか一人が外国人の場合

ー婚姻具備証明書(アポスティーユ済)

ー身分証明書(パスポート)

ーイタリア人パートナーの身分証明書

を一旦メールで提出して

確認してもらってから、

pubblicazioneの為のアポを取ります。

これが曲者。

今日電話してもアポは1ヶ月以上先爆笑

そのアポイントの日にならないと

結婚式の日を決められないのです。

どうしてもこの日に結婚したい!

という日がある人は、

今年はダメなら来年?

みたいな事になるので

あまり拘らない方がいいかも爆笑

あ、これはフィレンツェの話ですよ。

他の市はまた違うかもしれません。


例えばフィレンツェの場合、

結婚できる日は

水曜日の午前中

木曜日の午前中

土曜日の午前中


日本のように市役所に行って

結婚届を出したら終わり

ではなくて、

市役所の中の結婚式用のお部屋で、

市長または市長代理が司会をして

証人二人と参列者の前で

結婚の契約書を読み上げて

指輪交換、誓いの言葉などがあり

新郎新婦と証人が署名して

結婚が成立します。

まさに教会でやるような形で

人前式が執り行われるのです。

そんな訳で、

1日に最大5組くらいしか

結婚することができないんです。


市役所で結婚と言っても侮れない!

特にフィレンツェの場合、

市役所がヴェッキオ宮殿ですから


ここ、

結婚式を執り行う赤の間に入る前の

待合所で〜す。


この階段を上がってくるんです。

この階段の右側の窓から

ヴェッキオ宮殿の中庭が見えます。


ここに何人の花嫁さんが

白いドレスを着て座った事でしょう。

実は22年前に私もここでてへぺろ

アルマーニのピンクのドレスでした。



これが赤の間。

証人席視線です。