モンキー・パンチ先生講演会
本日はお世話になっているよこはまマンガ教室の特別授業でルパン三世の原作者、モンキー・パンチ先生の講演会に行ってきました。
申込者多数ということでいつもの教室ではなく別会場を借りての開催でした。
(↑少々分かりづらいですがモンキー・パンチ先生スカイプに降臨!笑)
先生は作画に非常に積極的にデジタルを取り入れていて現在ほぼすべての作業がデジタルだそうです。
お話で印象的だったのは内容をいくつかご紹介。
・作家として一番苦しいのは「ネタが出ないとき」とのことでした。自分もオリジナル作品を作ることがありますが、これほどの大先生でも産みの苦しみというものがあるのだから少し考えて「あーアイディがまったく浮かばない~~!!」とか言ってちゃダメだなーと思いました(笑)
・先生も盛んに模写などをしたり参考にした作品があるそうで、大好きで自分の教科書、見本、手本となるような作品を持つことの大事さを感じました。
・マンガ家を目指すと、絵を描いたり、お話を考えたり、キャラクター、演出、背景、小物・・・・といろんな要素があるので、さまざまな道と互換性があると仰っていました。
・パクるという表現をして笑いをとっていましたが、先人へのオマージュとして他の作品をヒントとして、参考として取り入れることの大事さを話していました。
・オリジナリティ(個性)ってものは逆にどんなになくそうとしても無くせるもんでもないので、個性の有り無しをそんなに気にする必要はないと思っている・・・・とのこと。
・一番大事なことの一つとして最後のほうに話していたのですが(この場合マンガが)好きかどうか、研究してるかどうかが大事とのこと。
その他、次元大介の名前の由来がが「事件大好き」、峰不二子の名前の由来が横山大観の絵「霊峰不二」だったりとか、あとペンネームの「モンキー・パンチ」という名前の由来がデビュー当時の編集者がつけたもので意味や由来を本人も知らないこと、しかもその名前を気に入っているかどうかいまだにご本人が微妙な様子だったのがすこし可笑しかったです(笑)
そのほか様々な内容盛りだくさんで、業界のレジェンドによる貴重なお話は本当に刺激的でした。(なお紹介したモンキー・パンチ先生のお話の内容は私の主観的な解釈も混じっているのでそのへんはあしからず)
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よこはまマンガ教室のイベントに参加させていただくのは久しぶりだったのですが、多くの方と再会でき、松田先生がごひいきにしてくださったおかげで「地球のあゆみえほん」出たこととか知ってくれている人も多く、激励のお言葉をいただき嬉しかったです。この度はありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
(↑こちらは一年の内、春に数日間だけバイトをする場所の花壇です(笑)この時期すごくキレイ)
この木なんの木大きくなる木
以前、保育園・幼稚園に読み聞かせに行く機会がありそのときに作った絵本。
手作りでずっと画像がフォルダの中に埋もれていたのでパブーで見られるようにしました。
実際に目の前で子供たちに読み聞かせしてもらえて反応を直に見られるチャンスだったので本当に勉強になりました。完成度とかストーリーもさることながら読み聞かせだとその場で「楽しめる工夫」っていうのが大事なんだなーとすごく感じたのを覚えています。
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絵って仕事で描くと一番上達する気がするのですが、仕事で描いているときは逆に「上手くなろう」という気持ちはまったく考えないように心がけています。矛盾したような話ですが、上手くなりたいという気持ちが強すぎると仕事としての「必要な絵」から遠ざかってしまうことがあるので。
そんなことからも時折、個人的な時間に絵の勉強?になるようなこともすることにしています。
最近いろんな絵関係の本を手にする機会があったので一部こちらでご紹介。(丁寧に見たものもあればさっと眺めただけのものもあり)
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どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集)
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「どうぞのいす」。大好きな作品の一つなのですが持っていなくて、ちょうど帯に「ありがとう!100万部!」と書いてあったので100万部記念に購入しました(笑)ロングセラーすごい。。。
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ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。 [DVD]
4,104円
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「男鹿和雄展」。トトロの背景を今一度じっくり吟味したいと思って買いました。本当にすごすぎです。ジブリのDVDなんでツタヤにあるかなと思ったら無く、ブックオフにもなく、久しぶりに新品のDVDを購入しました(笑)
このシリーズは映像だとあっという間に流れてしまう美麗な背景画をじっくり見られるのでけっこう重宝してます。
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ねずてん
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同じく男鹿和雄さんの絵本。絵が素晴らしすぎる。緑・植物の表現、時間によって変化する空気感・・・など見どころ満載でした。お話も引き込まれます。絶版なのが惜しいです。
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山本二三 風景を描く (美術出版ライブラリー)
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図書館でたまたま見かけた本。背景画の「二大巨匠」のもう一人の風景画指南書。まだ読み途中。すごく分かりやすいです。
「地球のあゆみえほん」の際にいろんな動物を描いたので、動物の解剖学的構造を少しは頭に入れておこうと思って買いました。著者はスターウォーズの生きもののデザインなどもされている大御所の女流作家さんです。
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立体像で理解する美術解剖
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自分の場合ふだんそこまで解剖学的構造や写実性を追求した絵を描いているわけではないのですが、そういったことを多少知っていてもこの先損はなかろうと思って手にした一冊。他にも美術解剖学系の本は持っていたので買うか迷ったのですが、粘土で表現された人体が分かりやすく、ここまでしっかりと粘土で人体構造を作り上げた手間と労力に心意気を感じてしまいつい購入してしまいました(笑)
こちらの本はかなり内容のあるもので、今はまだざっと眺めただけですがゆくゆく時間をかけてゆっくり学んでみたい本です。そのまま棚に眠ってしまわないように(笑)
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風景の中の水を描く:驚きの水彩テクニック
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こちらも買って読まない本のパターンにならないように注意したいです(汗)。こんど水彩画で水を描く機会があったらこの本を参考にしたいなと思っています。
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マンガ 自営業の老後
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Twitter上で一部の方々がかなり話題にしていたので気になって買ってみました。まだ少ししか読んでませんが勉強になるし、こういうことも考えないといけないなーという部分も多く、現実的なところ・甘くないところに目を向けるいい機会になりそうです。
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クエスト にじいろの地図のなぞ (講談社の翻訳絵本)
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文字がない絵本。文字無しで表現された絵本にすごく興味があって、絵のクオリティーと合わせてすごいなーと思いながら読ませていただきました。
・・・・そんなわけで、たまたま短期間に絵関係の本をたくさん見る機会があったので、自分的に印象がすごくフレッシュだったのでつい紹介してしましました(笑)ネットだけでも充分情報は得られるのでしょうが、手元に現物の資料があることによる理解度の違いや、購入して「対価が発生する」ことでモチベーションが生まれることは感じることがあります。
地球のあゆみえほんのラフ1
●「地球のあゆみえほん」のラフ
地球のあゆみえほんの絵は全部アクリル+透明水彩で描いたのですが、ラフの段階ではデジタルで彩色したものを使いました。普通絵本のラフは白黒なのですが、今回本番を透明水彩で描くことにしていたので、そうするとお習字のような感じで「一発本番OK」みたいに塗らないといけない部分が多く、あらかじめ色の全体のイメージを自分で掴んでおきたかったのでラフに色をつけました。あと見たこともないような時代の背景や生きものを描かなければならなかったので監修者の先生に確認してもらいやすいようにという理由もあります。
ラフは鉛筆の線画に色がデジタルです。
本番の絵を何の画材で描くかというのは最初かなり迷ったのですが、今回はスケジュールの関係上一枚あたりかなり早く仕上げる必要があったので、自分の場合最高速度を出せるのが「アウトライン(線画)あり+透明水彩」だったのでその方法にしました。
デジタルは場合によってはすごく早いのですが、いかんせん「その気になれば無限に描き込める」というおそろしい特性があるので(笑)描き込み型の絵だと逆に時間がかかります。今回のようにそこそこ画面の大きさもあり背景もあり、さまざまな古生物が登場する・・・ということだったので早くできる方にしました。
今回のような科学の絵本の場合、「科学的な理由があってこれとこれが画面に必要」という理屈から絵を構成していくことが大事だったのですが、絵描きは漠然と「思い浮かんだイメージを絵で表現しようとする」傾向があるので(私とか・笑)そのあたりの整合性をつけるのがすごく勉強になりました。普段自分だったらしないような構図のとり方、物の配置、考え方をたくさんするので本当によい機会でした。
ラフ画はまったく埋もれたままになってしまうので(笑)せっかくなのでこちらで何回かにわけて載せたいと思います。
クリエイターEXPOの準備、そろそろ。。。
クリエイターEXPOの運営会社のリードエグジビションジャパンさんから配布用のチケットが送られてきました。このあたりから「あー、この季節が近づいてきたか・・・」と思うのが毎年の習慣になっています(笑)
上画像はまだ仮のPR用のものですが、本番用の展示物やチラシをそろそろ準備し始めようと思います。
準備に関しても「ま、こんなもんでいいか」で終わらせてしまわないように自戒して一生懸命したいと思っています(笑)。
「地球のあゆみえほん」の表紙絵とか、「童話の木」の表紙絵なんかは本番用のパネルにもいいかなと思っているのですが、まだ時間もあるのでできたらそれ用に新作も描きたいところ。
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同業関係の方からクリエイターEXPOどうですか?と聞かれることが多いですが私はすごく良いと思っています。個人でやっているイラストやクリエイター職関係はなかなか新規で仕事を開拓するのが難しい場合が多いので、ここだとたくさんの来場があるし仕事相手を探して来る方が多いのでかなり効果的にアプローチできると思います(ただし出展した年で一件も仕事が得られなかったという方の話も聞くので厳しさもあります)
一年に一度の多くの方とお会い出来る展示の機会なので今から楽しみに準備していきたいと思っています。
桜。。。
<前にバートックギャラリーさんのコンペで描いた絵>
年度の境ということもあり転職されたり、退職されたり、就職したり、あるいは進学、進級、はたまた引っ越し、ご結婚・・・といろいろと生活環境が変わる人が身の回りにも多いです。
私もそういった方々を見習って新しい気持ちを持って新年度を迎えたいと思います。
皆様がよい春の季節をすごされますように!
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最近は作品を作るときに「強弱」ということをよく意識しています。
線を描く時、色を塗る時、あえて力を抜くとそこに表情や奥深さ、あるいは他の要素を込める余地が生じます。
すごく大きく見せたいものを描くときに、あえて画面の中でそれを小さく描くと余白が生まれて周りに他のいろいろなものを描くことができ、結果的に大きく見えることがあります。「大きく見せたいものを小さく描くと、大きく見える」
全力で力を込めようとするとすぐに画面がいっぱいになってしまって表現したいものの半分も描けなかった。
逆に、ちょっと余裕を持たせて力を抜くと余った部分にいろいろなものを描くことができて、思った以上のものが表現できた・・・そういうことがよくあります。
あるときは全力で、あるときは少し力を抜きながら、押したり引いたりする強弱のリズム。絵を描くときももちろんなのですが、何かを減らすと、かえってそれが増えた(逆もあり)・・・そういうことが多くて気をつけたい事柄だと思っています。





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