痛んだ爪 | 丸山美咲のネイル画室-micheline nail.-

丸山美咲のネイル画室-micheline nail.-

尼崎、武庫之荘の完全予約制のネイルサロン。
プライベートな空間を大切に
お客様おひとりおひとりと向き合います。

大阪より10分
神戸より30分

新しくお迎えしたお客様。

普段他店オフをする機会がほとんどないので、
久々のことだったのですが
ショックと衝撃が大きかったのでちょっと書きます。



「ジェルのオフってこんなに大変だったっけ?!?!」
これがまず一番はじめの印象。
(オフ出来なさすぎてちょっと焦るほど)




お客様はいつも「ソフトジェルで。」
というオーダーをしているとのことでした。
(フィルじゃなくオフ)


全くオフできない。
とにかくびくともしない。
オフした後も砂のようなじゃりじゃりの状態で表面に残る。

今回全てオフすることは逆にダメージ。
ある程度残して施術を行うことに。





爪の表面はというと、
10本全て赤味を帯びている状態。


綺麗に仕上げることは大切。

でも

ダメージを与えずに仕上げることはもっと大切。


 



こんな時のお客様への伝え方って
ものすごく難しい。

せっかく楽しんでつけて来られていたモノを
否定してしまうことは避けたい。


でもこの状態は良くないということ、
そして私は改善する方向へ進めたい。という想いは伝えたい。


そして今回勉強になったことが、
お客様自身はダメージがあることに
まっっっったく気がついていませんでした。

そっか。なるほど。気がついていない場合もあるのか。という学び。



爪も、お客様も傷つけないように
少しずつお話させて頂きました。


「このネイリストさんは気がついていないんですか?」という質問をお客様から受けたのですが、
「わからない、、、、」


気がついていない場合も問題だし、
気がついているのにこの状態である場合も問題だし、
私には不明。

普段の私の使用ジェルのオフはこう↓
これが当たり前だったから、
勝手にもう十分伝えられていると思ってたのだけど、


私まだまだ世に伝えること残ってるな!って思いました。




見栄えは「優先」です。
それは私も当然そう。


でも、見栄えが「最優先」であることは
もうそろそろみんな辞めなきゃいけないと思う。


ダメージの大きすぎる爪は見るのほんと、辛い。





あともうひとつ。
硬化熱もこれまで痛くないフリしてずっと
我慢してきたと。。。

😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨
「熱くないですかー?💅」の声かけは
「痒くないですかー?💈」の声かけのような決まり文句だと思っていたそう。。






high-classでもいつも技術も大切なんだけど、
伝えることの大切さに時間を使っています。
私たち技術者が当たり前のようになっていることも、
キチンと言葉にしてお伝えすること。
ほんとにほんとに大切。



私も今日のことをきっかけにまた改めて
考えさせられる日となりました。








うまく伝えられないな、と
もどかしいのだけど。

肌も、髪も、爪も、
健全な状態があっての幸せ。


読んでくれた方が(技術者もお客様も)
また改めて考えるきっかけとなりますように。