電車の中で その2
今日は久しぶりの快晴だ。しかも気温も高い。
こういう日は気持ちいい。
今日も俺は電車に乗っている。
電車には様々な人が乗っている。
学生、サラリーマン、買い物に出掛ける主婦、ありとあらゆる人がいろんな目的地に向かっている。
これだけ人が乗っていると、ありとあらゆる人生を背負って乗っているんだなぁと思う。
だからこそ、ふと、思うことがある。
この電車の中で、一人一人の人生を知ったら、いろんな生き方が見えてくるだろう、と。
人生に迷っている人も、もしかしたらそれを解決できる人と出会えるかもしれない。
だが、現実にはみんな人生に疲れている人ばかりが目につく。
そういう人達を乗せた電車が、今日も都会へ向かって、ただ走る。
河原
今日は、朝から曇っている。テレビで明日までは天気がもつと言っていたのに、俺の地元では雨がちらほら降っている。
今日はよく行く河原で昼を食べた。
人と話していると、場を盛り上げようと無駄にテンションを上げてしまう俺は、一人でいる時が1番落ち着く。
昔はみんなといる事が楽しいと感じていたが、今はそう感じない。
河原には川岸に向かって階段があり、その前には遊歩道が走っている。川の向かいには高速が走っている。
階段に腰掛け、ぼ~っと川を見つめる。
一羽の鵜が魚を取るため、何回も潜っては浮かんでを繰り返している。
ふと、高速に目を向けると、トラックやら乗用車が引っ切り無しに通っている。
車の流れを見ながら、『このトラック達には目的があり、向かうべき場所があるんだなぁ』と、ふと思う。
俺は一体どこに向かおうとしているんだろう。どこの道に繋がってるんだろう。
と、取り留めのないことを考える。
考えたところで天から光が射すわけでもないし、神が現れるわけでもない。
鵜が魚を取れずに浮かんでくる。
しばらくしてまた潜る。
鵜を観察していて思った。『ただ、今、目の前にあることをやるだけ』、だと。
すると、この川の流れのように、いつか広い海に流れ着くのかもと。
今は川を流れつつ、鵜のようにコツコツとひたすら目の前にある事をこなしていこう。
それを繰り返すのが人生。
キザな事を考えた一日だった。
映画マイアミバイス
今日は家でまったりしていた。
外は天気がよく、出掛けようかと思ったが、朝、気がつくと10時を過ぎていて、出掛ける気が失せた。
久しぶりにお気に入りのDVDでも見ようと思ってDVDデッキの電源を入れる。
俺はマイアミバイスという映画がお気に入りなのだが、うちの『マイアミバイス』はちょっと違う。
何故かというと、アメリカのみで販売されているDIRECTOR's Cut版なのだ。
去年の夏、どうしてもDIRECTOR's Cut版を見たくて、アメリカのAmazonホームページを見ていたら、日本でも見られるリージョンコードのDVDを見つけた。
Amazonの頼み方が分からなかったので、インターネットで輸入DVDを扱っている店を探した。
東京の新橋にある店を見つけて、行ってみると、店主がインターネットで商品を確認し、取り寄せできると言われ、代金を前払いをし取り寄せを頼んだ。
何日か後に電話が鳴り、店に届いたという知らせが来た。
しかし、リージョンコードが日本のデッキで見れるものではないという。
店主も気を使ってくれてもう一度取り寄せてくれたが、結果は同じだった。
こちらも店主が『取り寄せできる』といわれ信用して取り寄せてもらったので、日本のデッキで映らないものを買うわけには行かない。
なのでキャンセルをして代金を返してもらおうかと思ったら、店主がなんと店で使ってる中古のDVDデッキをタダでつけるといわれた。もちろん取り寄せてもらったマイアミバイスのDVDを見ることが出来るデッキだ。
びっくりした。
どう考えても、DVDよりデッキの方が高い。
だが、店主の気が変わらないうちにもらって帰ることにした。
家に帰って居間でDVDを見ていると仕事から帰って来た母親に怒られた。信用してもらうのに時間がかかったのは言うまでもない。
マイアミバイス DIRECTOR's Cut版のDVDを見る度、そのことを思い出す。
人生、不思議な事もあるものだ。
店主さん、ありがとう。