インド人の給料
今日、会社で元上司がインド人の開発者と開発費用について話しているのを聞いた。
自分が話に参加していなかったので、ぼんやりとしか話が分からなかったが、
どうやら、今うちの会社で雇っているインド人の契約料は日本の開発ベンダーから人を借りる時の2.5倍くらいあるらしく、その割に製品のクオリティが低いという話だったようだ。
「フラット化する世界」を最近読み始めた自分にとっては、「インドITを利用している利益を享受し損ねてるのでは!?」っと。とてもホットな話題だった。
「フラット化する世界」では、アメリカ企業がコールセンター(サポートセンター)業務等、教育を受け、マニュアルに従えば、誰でもできる業務をインド(日本の場合は中国が多いようです。)にアウトソースし、低コスト化を図っている事例等が紹介されている。本の中では、このようなビジネスが可能になったのは、ITの発達で世界の裏側の安い労働力を効率的に利用できるようになった為という話が展開される。(まだ冒頭の100ページ程度なので核心には辿り着いていないと思われる。)
この本に従えば企業は、コーディング等の下流作業をプログラミングスペックが高く、かつ低賃金のインドにアウトソースする事で、サービス・製品のコスト競争力を増す事が期待できる。世間的にもウチの会社が、当初インドベンダーを利用したのはコレが狙いの一つだと宣伝されていた。
しかし実際は、このベンダーのパッケージ製品を基幹システムとして導入し、機能追加のデザイン等、上流工程をほとんど丸投げしている為、ノウハウを持た無い他のベンダーへ乗り換える事が出来なくなっているというのが実情であると考えられる。(おそらく)
こうした状況が、売り手に対する価格交渉力を失わせ、先の2.5倍の賃金差を生み出しているのでは無かろうか。
しかし、問題はクォリティだ。
2.5倍の賃金を払ってもそれに見合うクォリティを享受していれば、「さすがインド。ITの国だ!」となるのだが、残念ながらそう言う訳でないらしい。
(ちなみに、そういう訳でないなら、うちの建物をカレー臭が蔓延しているのは何の為だ!っと言いたくなるくらい、建物の中はカレーの匂いに満ち溢れている・・・。)
このインドITベンダーに対する高賃金支払いの問題は、「スイッチングコストによる売り手優位がもたらしたモラルハザードが原因となった品質低下」と捉える事ができる。
コスト面から、基幹システムの変更が容易にできない状況がある為、ベンダーはウチに対して強気の価格交渉を行う事ができる。さらに、ウチとのビジネスにおいて競争相手が存在しない為、ベンダーは高品質なサービスを提供しようとする意義は薄い。むしろメンテナンスリクエストが多い方が、その改修作業が増え、それに伴うウチからの支払いも増える為、ベンダーに取っては好都合だったりもする。
もし本当にそんな心理が働いていたら悪徳商売もいい所だが、モラルハザードによる品質低下は置いておいても、スイッチングコストが高くて価格交渉力が弱くなっている可能性については否めない。
リーマンショックの影響をモロに受けて、今後の雲行きが怪しい経営状態なのだから、この辺はしっかり頑張ってコスト削減、業績回復(そしてワタクシ達の給料アップ)を実現してほしいもんです。
以上、論理展開がメチャクチャな気がするが、
なにかの研究の足がかりにならんかと思い、メモ程度に。
ちりもつもれば。。。
ちなみに自分はバンドでベースをやっている。
昨日はそのバンド練習でシモキタへ。
先日抜けた超絶ドラマーのテクニシャンKの代わりを探しつつも(?)今居るメンバーでレコーディングの準備に余念が無い。
余念が無いのは、リーダー(洗脳作戦総帥 or 飢えた狼)とギター(被験者1号。どんな話でも拾う優しさと反射神経の持ち主。)の二人だけかもしれないが。
毎回リーダーの発する言葉を解釈し、表現する事に時間を割く。
彼が並べる単語から創造力を働かせ、独特の世界観をバンドで共有する。
なんとも芸術かつ文学的な活動のような気にさせる。
大概は、揚げ足を取ってるだけだが自分のパートを作るのにイメージを沸かせるのって凄い大事。
2時間の練習後にの三人で町を練り歩く。
行きつけの大衆中華料理屋をスルーし、リーダーお勧めの沖縄料理屋でお昼を頂いた。
自分もご多分に漏れず、最近の経済状況や政治状況から日本の行く末に不安を隠せない30歳。
そばを平らげた後、リーダーに「郵政民営化が何で駄目だったのか」の話を振ってみた。
**郵政民営化のプランってのは緻密にできていて改革を何年後か(ちなみに今年)に見直すと条項に書かれているものの、途中で止めてしまうと、資金の運用に問題が出るような話をどっかの学者が言っていた。
最近、小泉さんの改革が日本を駄目にしたという風潮があり、オリジナルのプランを止めようとしているらしいが、
止めたら本当に不味いらしい。
「止めるべきか止めざる」かどっちがいんだろう。
リーダーが何と答えたか忘れたが、ギターヒローが興味を持ったらしく話に食いついてきたので、とりあえず以下を思いつくままに話した。
不十分な知識と悲観論的なアプローチが、不安材料を並べ立てたが、自分の頭の中を整理するにも話す事が重要だと想い、強引なこじ付けで話を進めた。
今更、官僚や政治家になろうとは思わないけど、
どうにか試行錯誤して世界がいい方向に進まないかなと。
せめて自分の子供を安心して育てられるような世界がいいなと。
そんで自分がそのために何か出来ないかと考え、もっと勉強する必要があると感じた日でした。
以下、話の内容。
少子化がもたらす年金システムの破綻。
食料自給率の問題と戦争の危機。
雇用を生み出す為の企業の存在価値。
**アウトプットの付加価値よりも雇用そのものが大事である。
個人的には、「あったらいいな」っていうものを作る企業より、将来や社会の為に無ければ為らないモノを作る企業を作る為の土台を提供する政策を政府がもっと考えるべきと思ってる。
ちなみに自分は、化粧品業界やアパレル業界が作るマーケットとその広告業界に結構否定的。
産業開発と国策。
**自分は、新しい産業分野を探して、研究開発補助とか税の優遇体制整えたり、
もし参入に法的な障壁があれば規制緩和したりと、産業の育成と競争の土台を作る事が、
政府の役割だと思ってる。
ちなみに、競争が効率化を産み、生産性を向上させるっと考えてるので、土台が出来たら後は企業任せになるんだとは思うけど、国はうまく競争させるべきだ。
しかし、公正な競争ってのは難しいのだろうか。
献金やら談合やら・・・。
価値観
社会なんて信じられないだから、取れるところから稼いで何が悪いという感じ。
また、別の詐欺グループの幹部だった人は逮捕後、動機について
20代で手っ取り早くお金を作って、いい生活をして友達を見返したいと。
同時にオレオレ詐欺に引っ掛かった老夫婦も取材されていた。
老後の生活に貯めていた350万という大金を詐欺で盗まれ、薬やリハビリの費用がままならない。これはもはや殺人行為だと。
人の良心を利用して、お金を騙し取る。
何て悲しい社会だと、憤りを感じる。
人を殺してまで得たい、物欲って何?そんな金で感じる優越感って何?
ますます持って将来の社会に不安を感じてしまった。
翻って報道ステーションを見てたら、
全く同世代の人が、音力発電なる開発を進め世の為になる技術を自分達の手で世に送り出したいと、訴えていた。
その素材の上を歩くだけで電力が作れるという何とも素晴らしい発明。
お金と発電量の折り合いが付けば、世に出るのもそう遠くないんじゃないかしら。
また、バングラディッシュ(アジアの最貧国)に産業をっと言って、レザーブランドを立ち上げている女性も取り上げられていた。
まさしく、企業のあるべき姿なんだろうと思った。
生産によって雇用を創出し、地域、国の経済を強くする。
資産価値の操作で数字を作って株価を吊り上げ、メイクマネー。
出来た資本をさらに市場に流して、メイクマネー。
金融崩壊でそんな実態にそぐ合わない架空経済に警鐘が鳴らされている昨今。
日本でも地に足を付けた堅実かつ将来性のある営みが行われていた。
同世代の人間として、勇気付けられる共に、同じように何か出来る事をやろうと、背中を押される想いでした。
お金は人の生活に安心を与えるのは事実で、生きていく為に必要です。
しかし、利己的に利益を追求するのではなく社会への貢献というのは本当に重要だと感じます。
どの会社の社訓にも大抵、社会に貢献すると入っており、是非本当の意味で社会に貢献して言ってほしいと思います。
奇麗事ですが、悪しからず。