青春18きっぷは終わったのか? | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 国鉄時代から春、夏、冬と3シーズン発売されてきたJR旅客各社合同の「青春18きっぷ」。例年だと1月にまとめて発売のお知らせがある訳だが、今年は春(利用期間3月1日~4月10日)のみしか発売の発表がなく、夏以降の「青春18きっぷ」は発売されないのではないかとの声が利用者から上がっていた。

 

 季節は進み、6月13日現在でも2024年の「青春18きっぷ」夏(例年だと7月20~9月10日が利用期間)・冬(12月10日~1月10日)の発売は発表されていない。きっぷの発売日が1ヶ月前からだという事を考えると、6月20日が夏の18きっぷ発売あるなしの最終判断日になりそうだ。

 もっとも、時刻表での記載を考えたらどんなに遅くとも5月までには決定していないとおかしいので、今までのような18きっぷの発売はなくなる可能性がより高いように思う。そして、夏の18きっぷがなければそれ以降の18きっぷも発売されることはないだろう。そうなったら、鉄道旅好きの自分にとっては残念過ぎる。

 JR側にとっては収益を各社でどのように分配するかの問題や、新幹線の開通でJRから分離された第三セクター路線の扱い、新幹線だけの区間の扱い(分断された区間の扱い)も個別の会社が扱うものとは言え難しいところだ。憶測になるが、そのあたりの事もあって各社でまとまらなかった可能性もある。

 JR九州では九州内の私鉄や第三セクター線も含めて、普通列車の自由席が乗り降り自由の「旅名人九州満喫きっぷ」という、似たようなフリーきっぷを発売しているが、こちらは3日あるいは3回(人)で11,000円だ。「青春18きっぷ」はJR全線が5日(回、人)でこの春12,050円だ。どちらも、連続する日でなくても利用できるというのが特徴で使いやすさは抜群だ。

 類似したきっぷで連続した日での利用となる、普通列車の自由席が乗り降り自由の「北海道・東日本パス」(7日間、今春11,330円)や鉄道記念日前後の「秋の乗り放題パス」(3日間、昨秋7,850円)も、この夏以降は発売されるか分からない。もし発売されなくなったら、理由は18きっぷと同じだろう。

 

 発売の可能性は低くなった感じだが、それでもまだ18切符の発売には期待したい。