下げ止まらない東武鉄道、KDDI、NTT株価 | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 年初の新NISAブームに乗った株価の上昇の流れが徐々に変わり、3月中旬からは特に日本株の下降の流れが鮮明になってきた。持ち株の中では特に3銘柄が大きく下げ、どこまで下がるんだという感じ。地合いが悪くなっているのは感じるが、米国株は下がりそうで下がらない印象。日本株中心の投資をしている自分には情勢は悪い。

 そんな訳で、ここでは株価が軟調な3つの持ち株を、今後の方針も考えつつ記してみる。

 

◆東武鉄道

 1月16日の4,138円をピークに弱含みの展開となる。その後、2月末から戻して3月26日には4,026円になるも、そこからは謎の急落。下がり方が急すぎて理由を探すも明確なものは見つからず。しいて言うならば、3月下旬にレーティングの格下げをしたところがあったぐらい。

 2月に開示した2024年3月期(2023,4~2024,3)の2023年4月から12月までの3四半期の業績は増収増益で、4月末に開示した2024年3月期1年間の業績も増収増益(増配)だった。ただ、2025年3月期(2024,4~2025,3)の業績は、売上はほぼ同じで減益の予想となり、記念配当分5円の減配予想とあった。

 最近ではアメリカの金融サービス事業会社MSCIが株価動向指数銘柄の入れ替えに伴って東武鉄道を外したことがニュースとして流れたぐらい。

 まあ、これらの情報を先に手に知れた大口投資家、ファンドが早めに株を売った影響が株価に反映されたのかもしれない。勿論、早めに利確・損切りをした個人投資家もいるだろう。こちら欲ばって利確しそこなった。

 先週16日の安値は2,725.5円。ピーク時からの下落率は34%と、もはや暴落レベル。税抜きでも10万円以上吹き飛び、参った参ったという感じ。まさに投資はリスクがあると改めて感じた。ここは初心に帰って、乗車券の株主優待目当ての株と割り切ろう。

 

◆KDDI

 KDDIは新NISAブームの勢いもあって、1月22日には5,080円の高値をつけたが、下降も急で、4月15日に底値の4,191円と17%強の下げ。もともと2024年3月期の業績(減益)は苦しそうだったので、投資の新規参入組の買い付けで上がった感じだが、1月16日の株主優待制度の改悪、他業種のローソン株半分取得と、賛否あるニュースが株価にも反映されたかもしれない。

 ローソン買収は飽和状態の通信業から将来への布石かもしれないが、結果が出るには時間がかかるだろう。株主優待制度の改正は自分にとってはマイナスなのでKDDI株への愛着が薄れた。

 連続増配株として有名で、2023年度(2024年3月期)の140円が、2024年度には145円に増配予定なので23年連続増配となりそうだ。

 旧NISAで200株保有しているので、2025年までは非課税だ。今のところ目途は立たないが、来年までに株価が少しでも戻ることを期待したい。

 

◆NTT

 昨年、驚きの株式25分割したNTTもKDDIと同じ通信業界で、1月23日の192.9円の高値をピークに下げ止まらない。昨年分割前にNISAで4株(分割後100株になる)、特定口座で4株購入。分割後に特定口座で400株を追加購入して、2月末に特定口座の500株を利確。収益5,000円ぐらいを得る。

 しかし、その後も下げ止まらず。業績は2023年度が増収増益、2024年度予想が増収減益と出た。配当金は2023年度の年間5.1円から2024年度は5.2円に増配予定(14期連続増配)。ここにきて出来高も増え、株価の下落率半端ない。

 なんでこんなに下がるのか?大口の売りから始まって、新規投資参加者の狼狽売りも出たか?NTT関連の話題としてはNTT法廃止(改正)の話もあるが、その法案に大口投資家が先手を打ったのかもしれない。総株数の3分の1を保有義務付けられた政府が、NTT法を改正して持ち株を放出するという話だが、まだ実際には法案は国会を通っていないし、今後どうなるかもわからない。

 こちらは株価が180円を下回ったところから特定口座で再度買い始めたが、下げ止まらずマイナス幅が広がるばかり。ナンピン買いで現在2,500株まで買い増してしまったが10%のマイナス。手元の現金が薄くなってしまったので損切りしてもいいかな。

 安値は昨日と今日の151.5円。1月23日からの下落率は21%強。

 

 

 話は変わるが、今日決算の出た東京海上とMS&ADが好業績で増配、自社株買いで凄いことになった。東京海上は今年の新NISAで買った40株。MS&ADは旧NISAの300株(株式分割前は100株)。

 東京海上は2022年度年間200円(途中3分割のため実質300円)だった配当金が3分割後121円の予定が123円(分割前実質369円)に増配。さらに今期予定は159円(分割前実質477円)へと大幅増配を発表。政策保有株の売却を進めるため、そちらの方からの収益アップもあるのかもしれない。

 一方、MS&ADインシュアランスグループは2年連続の過去最高益で2022年度の年間配当金200円から2023年度は240円の予定が270円に増配。3分割した2024年度は145円(実質435円)に61%の大幅増配の予定。しかも、1,900億円を上限に自社株買いも実施と発表。取得株価から計算した配当利回りはとうとう13.5%になってしまった。これぞ連続増配株の妙味だ。

 来月からの主要銘柄の配当金が楽しみだ。