2022年3月:土浦車両センター | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 東京で桜が満開というニュースが流れたのを機に、都内を避けるように桜を見に土浦に行ってみた。しかし、電車の車内から見えた桜川沿いの桜はほとんど白いものが見えないせいぜい1分咲き程度だったので、急遽予定を変更して常磐線の土浦車両センター(土浦電留線)を見にいくことにした。以前の土浦ぶらり旅(土浦:筑波鉄道廃線跡とぶらり散歩)の時に川口跨線橋から常磐線の写真を撮ったが、今回はさらに先の真鍋跨線橋を中心に写真を撮った。

 川口跨線橋は土浦駅の入口から600メートル余り水戸寄りにあるが、真鍋跨線橋は1.3キロぐらい水戸寄りにある。西口からだと線路沿いに迷わずに行けるが、東口からだと200メートルぐらい離れた県道を水戸方向に歩いていくことになるので、実質的な距離は1.8キロぐらいになると思う。今回は東口から歩いていき、西口に戻るコースをとった。

 

 この3月のダイヤ改正で都心からの日中の輸送量が半分近くになった常磐線取手以遠(勝田以北は車両運用の詳細不明)。土浦-取手間は特別快速を含めて1時間4本(概ね15輌編成一部10輌編成)だったのが、特別快速はほぼなくなり概ね10輌編成になった。土浦以北は1時間2本は変わらずだが、ほぼ10輌編成だったのがグリーン車なしの5輌編成になった。その関係で日中の直通運転はなくなり、土浦完全乗り換えとなった。確かにこれまでの常磐線は日中の取手以北の空席が目立っていたので仕方ないと思うが、普通グリーン車利用者としては残念なところでもある。

 昼過ぎの常磐線に乗ったが、やはり10輌になった関係で空席は減少した感じだ。北に進むにつれて空席はできていくが、以前よりは少ない。土浦以北の車両の空席状況は分からないが、土浦での乗り換えは同じホームでの乗り換えとは言え、停車位置の関係で意外と歩くことになると思う。

 

 土浦駅の東口は橋上駅舎から貨物駅の上をそのまま通路で渡って外に出ることになる。土浦貨物駅からは1日2便の貨物列車が出ているようだ。東口ターミナルは閑散としていて寂しい。でも、背後に霞ケ浦があるため発展しにくい面はあると思う。近くにはヨットハーバーや運動公園などがある。ヨットハーバーの様子は「常陸太田行」の投稿に上げてあるので気になる方はご覧ください。

 東口から脇道をしばらく進んでから県道に合流、港橋を渡り、右に川口運動公園が見え隠れする中歩いていき、次の信号が川口跨線橋との分岐。そのまま直進し、新川に架かる天王橋を渡っていくと道路は緩やかな右カーブ。信号で左の路地に入り、住宅街を歩いて2本目を右折。住宅地の中、正面の跨線橋に向かって歩いていく。突き当りの跨線橋が真鍋跨線橋だ。階段を上って跨線橋の歩道に出る。

 まずは上り本線の駅方向の写真を撮るが、土浦駅は見えない。ちょうど下り特急『ときわ63号』が奥を通っていくところが撮れた。

土浦車両センター①上り本線

 

 跨線橋を西側に移動して下り本線の上にきた。土浦発勝田行の579Mがつづけて通っていく。

土浦車両センター②579M

 

 跨線橋の水戸寄り歩道に移動。下り本線を見下ろした。上下本線の間に土浦車両センター(電留線)がある。

土浦車両センター③下り本線

 

 留置中の車両。車内清掃している車両もあった。

土浦車両センター④

 

 上り本線に特急『ときわ70号』がちょうど来た。隣の道路脇が土浦名産の蓮根の畑(水田)だ。

土浦車両センター⑤ときわ70号

 

 一番右の留置線に停まっているのが、現在主流のE531系を旧型(401系)赤電色クリーム帯付に塗り替えた特別車両(5輌編成)だ。実際に今月末(本日)まで運用中だ。昔の車両のように全体が赤いわけではなく、正面が赤とクリーム色のツートン、サイドが赤い帯だ。ちょうど写真を撮っていた中学1年生の少年がこの車両の事を教えてくれた。その後少年はこの先の撮影スポットに自転車で移動していったが、なんか懐かしさを感じた。

土浦車両センター⑥

 

 しばらくして勝田発土浦行の562Mがやってきた。跨線橋の階段から撮る。

土浦車両センター⑦上り本線562M

 

 また跨線橋の上から留置車輛と蓮根畑(水田)の景色を撮ってみる。

土浦車両センター⑧

 

 跨線橋を下りて東側の道路から特急『ひたち16号』を撮る。

土浦車両センター⑨上りひたち16号

 

 最後にまた跨線橋の駅側の写真。『ときわ65号』勝田行が近づいてきた。左の車両は洗車機を通って留置線に戻るE531系。

土浦車両センター⑩下りときわ65号

 

 その後、線路の西側の道路を歩いて土浦駅の西口に戻った。駅では茨城特産の干し芋をお土産に買い帰路についた。

 

 正式には車両センターではないが土浦駅の電留所は留置線13本、さらに駅寄りにも複数の留置線を持つかなり大掛かりな車両センターだ。土浦運輸区もあり、土浦駅は常磐線の車両運行において重要な駅になっている。