2019年6月:本土寺 | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 長谷山本土寺は日蓮の弟子・日朗が、日朗や弟・日像、日輪ら日蓮宗祖師ゆかりの地である平賀郷(現松戸市)で法華堂を13世紀に開堂供養したところから始まっている。日朗の門流長栄山本門寺(東京池上)、長興山妙本寺(鎌倉)とともに「朗門の三長三本」と称されている由緒あるお寺だ。境内にはおよそ1万株の紫陽花があり、紫陽花寺として知られているが、5000株の花菖蒲や1000本の楓も見ものだ。

 

 東京メトロ千代田線の我孫子行で常磐線に乗り入れ、北小金という駅で降りると本土寺が近い。改札口を出て左に進んで線路を越え、階段を下りると細い道路。向かいのコンビニの脇にある狭い道路を真っすぐに歩けば信号のある十字路。信号の先に参道が延びているので迷うことなく本土寺に着く。

 

 本土寺を訪れたのは2019年6月中旬の平日。病院帰りにぶらりと立ち寄った。紫陽花の花のピークには1週間ほど早かったかもしれない。参道正面の仁王門は慶安年間(1648~1651年)に建てられた木造の高楼。「長谷山」の扁額が掲げられている。周りの樹木と解け合って、特に紅葉シーズンは美しさに深みを与える。

 仁王門を抜けて階段を下りたところに受付があり、紫陽花・紅葉のシーズンのみ有料で拝観料が500円かかる。受付を済ませて中に入った。左に五重の塔が空に向かって立つ。正面奥には本堂があり、まず本堂にお参りしてから本堂の右に抜けるのが正しい順路となる。

本土寺五重の塔

▲五重の塔

 

本土寺本堂

▲本堂

 

 しかし、この時は本土寺に来るのはほぼ初めてだったので、右手の紫陽花に目がいき、逆ルートで回ってしまった。

本土寺紫陽花①

 

本土寺妙朗堂

▲妙朗堂

 

 参道の両脇は紫陽花が並ぶ。

 

 水蓮の池。奥の建物は像師堂。

本土寺水蓮池の弁天堂

 

 裏から見た水蓮池。島に小さな弁天堂がある。

本土寺水蓮池と弁天堂裏

 

本土寺像師堂

▲像師堂

 

 像師堂横の渡り廊下をくぐり、ベンチや御霊水の井戸の側を通って坂を下っていくと花菖蒲エリア。花菖蒲田を囲むように遊歩道があるが、花菖蒲はわずかしか植えられていなかったし、花も咲いていなかったので残念だった。

本土寺菖蒲池脇通路

 

 周囲の紫陽花がきれいだ。

本土寺菖蒲池脇紫陽花

 

 反対側の坂道から振り返った。

本土寺菖蒲池への坂道紫陽花

 

 坂道を登り、楓(モミジ)や紫陽花の間を抜けると本堂の横に出た。遅ればせながら本堂に参拝して入口に戻った。