2021年12月:初冬の日光行⑥ | ☆出かけよう!気のむくままに…☆

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 赤沼からの次の湯元温泉行は15:44。帰りの東武日光からの電車は17:43発。ここから帰る場合は15:28発をやり過ごしてしまったので、16:03発と16:20発の東武日光駅行となる。それより後のバスになると東武日光発の特急に乗れなくなる。15:44の湯元温泉行は折り返しでここの16:20発になると思うので、フリーパスもあるので当初の予定通り湯元温泉まで行くことにした。

 

 バスを待っている間に北千住で買っておいたおにぎりを食べた。バタバタのぶらり旅、日光で美味いものを食べている余裕はなかったので食料を持ってきてよかった。赤沼の四阿で冷え冷えのおにぎりと冷え冷えのお茶を飲んで空腹を満たした。

 

 湯元温泉行のバスに無事乗車。このバスも乗客は数人だった。次の三本松バス停は男体山に登った時の長い長い下山路の終点。戦場ヶ原の展望台もある。光徳入口バス停は日光最深部の切込湖・刈込湖への出発点として下車したことがある。その時のバスは光徳温泉に立ち寄らない便だったが、このバスは湯元温泉に行く前に立ち寄る。切込湖・刈込湖へ行くのなら光徳沼か、光徳温泉のバス停で降りた方が近い。馴染みのあるバス停がつづいた。

 

 光徳温泉バス停はホテルの玄関前にある。そこは修学旅行生のバスが3台生徒の下車で渋滞中だった。玄関前に止められなかった後ろのバスの生徒たちは、雪の残った道路脇を歩くことになり気の毒だった。それにしても今の生徒たちの荷物は多いな。

 生徒たちのバスが駐車場に移動したところでこちらのバスが玄関前に移動したが、乗り降りする乗客もいないので停まることもなくスルー。取付道路はアイスバーン化しているように見えた。

 

 バスは光徳入口に戻り、それから湯元温泉に向かう。次の湯滝入口バス停はやり過ごした。湯滝に行くなら滝上から行きたいが、そこにはバス停がない。湯滝入口からだと滝下に下りていく道を下ることになるが、雪が多そうでアイゼンどころかスノーシューが必要な感じだった。やがて湯ノ湖が左手に見え隠れし、冬季閉鎖の金精道路と分かれて左にカーブすると湖畔前バス停。停まることなく右の湯元温泉街に入り終点の湯元温泉バスターミナルに到着した。

 

 発車は16:10。発車まで7分ぐらいあるので薄暗くなる中、周辺をぶらついた。バスターミナルの隣に温泉寺への道があったが封鎖されていた。時間に余裕があれば、源泉と温泉寺には行きたかった。中禅寺温泉も、光徳温泉もこの湯元から源泉を引っ張っているようだ。

温泉寺入口

 

 バスターミナルを撮るとこんな感じ。西側を見るかたちになる。建物が少ないが、後ろ側には規模はそれほど大きくないが温泉街がある。

湯元温泉バスターミナル

 

 待合室に本を読んでいる人がいたがバスに乗るわけでもなく、結局乗車したのは自分1人だけでバスはゆっくり出発した。この時間になるとバスは光徳温泉には寄らないで直接中禅寺温泉の方に向かう。予想通り赤沼は16:20だ。中禅寺温泉バスターミナルでは発車間際に一組のカップルが乗り込んできたのでようやく乗客が増えた。

 暗闇の中、上りとは別の第一いろは坂を下りていく。本当に急カーブが続く。清滝(地名)あたりから仕事帰りや学校帰りの乗客がポツポツ増えてきて、ようやく座席が埋まってくる。利用者が増えて何か嬉しい。17:27東武日光駅到着。

 

 自動券売機で特急券を買ってトイレで用を足し、売店をしばらく覘いてから構内に入った。3輌固定編成の『リバティ46号』が④番線にすでに入っていた。

リバティけごん46号

 

 スペーシアよりもリバティは特急料金が高いがその違いはどんなものか。フリーWi-Fiと各座席のコンセントが最大の特徴か。あとはサイドテーブルの他、スペーシアでは窓側席にしかなかったテーブルが全席に前座席の背面テーブルという形で備わったこと。ただ、席の足置きと読書灯はなくなり、シートピッチは10センチ狭い100センチになった。

 全体の装備では多機能トイレが着いた。6輌固定編成のスペーシアには個室もあったが、リバティにはない。リバティは貫通扉があるのでひょっとしたら地下鉄に乗り入れられるのではないか。電気系統の違いもあるか。浅草発着よりも渋谷とか大手町発着の方が利用者が多くなると思うが…。北千住方式で渋谷か大手町に東武が東京メトロのホームを延伸して特急ホームを作り、運営を東京メトロに任せるとかは甘い考えか。建設費が割に合わない可能性が高い。

リバティけごん

 

 そんな妄想もしながら空席の目立つ『リバティけごん46号』で北千住に戻った。初冬の日光、思ったよりも寒くなくて行ってみてよかった。やはり鉄道旅・バス旅は楽しい。