おはようございます。前節、前日監督交代という奇襲を受けた影響もあって、浦和に連勝をストップされ、内容的にも惨敗を喫した後に迎えた多摩川クラシコでした。今のFC東京は3連勝中と絶好調。それでも多摩川クラシコの名を冠する試合である以上、奮起を期待して見に行ったのですが、残念ながら、その奮起はFC東京側の方が上回っていたようです。ミスからの失点から巻き返せず、惨敗が続いてしまいました。
5/2(土)14:00 J1百年構想リーグEAST 第14節 FC東京 2 – 0 川崎 味の素スタジアム
FC東京 4-4-2
――――23佐藤龍―39仲川――――――
―28野澤―――――――――16佐藤恵―
――――27常盤―― 8高―――――――
―42橋本健―17稲村―15大森― 2室屋―
―――――――81スンギュ ―――――――
69分 16佐藤恵OUT → 71山田IN
69分 27常盤OUT → 18橋本拳IN
69分 39仲川OUT → 9MヒアンIN
83分 28野澤OUT → 22遠藤IN
90+1分 2室屋OUT → 44鈴木IN
川崎フロンターレ 4-4-2
――――― 9エリソン―38神田――――――
―24宮城――――――――――17伊藤―
―――――19河原― 8橘田――――――
―13三浦―28丸山― 5佐々木―29山原―
――――――― 1山口――――――――
46分 24宮城OUT → 23マルシーニョIN
46分 17伊藤OUT → 14脇坂ĪN
57分 38神田OUT → 91LロマニッチĪN
78分 8橘田OUT → 6山本IN
87分 9エリソンOUT → 34長IN
この日は、アウェイですが、FC東京相手の多摩川クラシコ。厳密にはダービーではありませんが、多摩川を挟んで隣り合うクラブ同士で、公式ライバルとして、この戦いを盛り上げている間柄であり、絶対に勝たないといけない相手です。
多摩川クラシコは、双方がライバル同士として高め合って、ハイレベルな戦いを行ってもらう前提で、FC東京側でも同じように盛り上げてくれていると思っています。
たまたま、過去には川崎の勝ちが続いた時期もありましたが、今季に至っては、すっかり様相が変わってしまいました。
ホームU等々力での対戦では無気力な戦いを見せてしまい、スコア以上の敗戦。その前の25シーズンも負けていますので、この試合に負ければ、初の3連敗、かつ、今季はシーズンダブルでの敗戦。
他のクラブならいいというわけではありませんが、ことFC東京には、絶対にやられてはいけない相手だと思っています。
僕にできることは青援を送ることだけなので、チーム状態が苦しいときこそ、後押ししようと思い、この試合でも味スタまで行ってきました。
この日のスタメンは、GWの影響で日程が過密になっていることの影響もあり、前節から多くの選手が入れ替わりました。
一番大きな変化は、泰斗がベンチスタートで、代わって奏真が入ったこと。ただ、奏真は、泰斗のトップ下の位置に入るのではなく、2トップ気味であったと思います。
入れ替わりなのか、マルシーニョに代わり、天が入りました。そして、ロマからエリソンです。達哉はそのままでした。
また、ボランチは、創と健人のダブルカンテシフトで悠樹はベンチスタート。そして、ここが一番大きいと思いますが、CBとして、旭が帰ってきました。丸さんとのコンビを組みます。
最後に、瑠伊が今季初スタメンです。ダーセンはベンチにもいませんでした。
ベンチですが、GKがハヤ。DF陣は、前節先発のナガネとウーレ、そして林駿くん。中盤は、悠樹と泰斗。WGとしてマルシーニョ、長。FWにロマでした。
さて、ここからこの試合の雑感です。
前節の浦和戦があまりにもボロボロだったので、この試合の入りがどうなるのか、不安に思っていたところ、試合の入りは、思いのほか良かったと思っています。
奏真がエリソンの周囲で動き回ってくれたために、達哉、マルシーニョを含めて、前線に出ていく機会は増えていました。
序盤では、FC東京側にシュートを撃たせる場面すら作らせないでいました。
奏真自身の思い切りも良く、18分には、ミドルシュートを放つ場面もありました。勢いがあったシュートで、GKキムスンギュもファンブルしていたので、詰められていればと思われるシーンでした。
しかし、徐々にFC東京側にもリズムを掴まれ、というか龍之介と恵允の両佐藤が相手の攻撃としては、鬱陶しかったです。
まず、27分には、FC東京の右サイドから、室屋、仲川と経由して佐藤龍が受けるとそのままシュート。これは、それほど勢いがなかったために、瑠伊はキャッチできましたが、このファーストシュート以降、FC東京のカウンターを受けるようになります。
それでも丸さんの読みと旭の判断力、そして瑠伊の広域のカバー力で、守備陣は安定していて、その後の攻撃につなげることができていました。
ただ、最後のところで、いま一つアイデアなかったり、タイミングがズレたりと綺麗な形での崩しは見られなかったです。もっと思い切りよく、撃ってもよかったとも思います。
川崎がボールを持つ時間は比較的ありましたが、パスがズレて回収されるという結果が一番多かったように思います。
そうこうしているうちに、ここまでは、川崎優位に進めてこれましたが、前半終了間際の41分、天のパスミスを契機に佐藤恵にボールを奪われ、佐藤龍にシュートまでもって行かれます。
このシュートそのものは、瑠伊が弾くことができたのですが、こぼれ球を佐藤恵がダイレクトで地面を叩きつけるシュートを撃って、そのバウンドが瑠伊の頭を越えるループシュートのような状態となり、瑠伊も腕を伸ばしますが届かず、無情にもゴールに収まります。
あれを狙って撃ったのであれば、佐藤恵を褒めるしかないのですが、DAZNの試合後のインタビューでも、狙ってはいなかったと言っていたので、もはや運だったと思います。
川崎にしてみれば不運です。ただ、佐藤恵のゴール方向へボールを進めようとする姿勢に対して、サッカーの神様がご褒美をくれたのでしょう。川崎は、集中力を欠いた罰ですね。
前半、いい流れで進めてきていたのに、先に失点してしまい、ここから、追いかける展開となりました。
後半の頭から、天、達哉に代えて、マルシーニョと泰斗を入れます。マルシーニョと泰斗は、前任と同じポジションのまま。そのため、泰斗が右SHに入ります。
マルシーニョが入ったことで左サイドからのカウンターが増えますが、FC東京側で対峙した室屋を突破できず、何度かあったカウンターは、不発に終わります。
すると、FC東京は、佐藤龍が長い楔のパスを佐藤恵に差し込むと、佐藤恵はさらに前線の仲川へパスを出します。たった2本のパスでFC東京自陣から一気に川崎エリア内まで持っていかれました。
それでも仲川と対峙した丸さんと旭は、それぞれ一度はボールに触っているので、何とかクリアしてほしかったところでした。
しかし、こぼれたボールに対して、後ろから詰めてきた野澤がシュートを撃ち、完結されてしまいます。許してはいけない2点目をFC東京に献上してしまいました。
失点後、すかさず奏真からロマに代えて、前線でのボールを収めさせようとしますが、なかなかロマとパスの出し手で噛み合わず。
これまでなかったロマとエリソンの共演となるのですが、なかなか2人にいい形でボールが収まりません。ロマの頭上を越えて流れていってしまったり、パスがズレてしまっていたり、が多かったです。
後半、双方疲れも見えてきたところで、FC東京は、山田、橋本拳、Mヒアンを入れて、さらに点を取って、突き放そうとしにきます。
しかし、交代直後の隙を突いたところもあって、73分には、川崎が押し込み、ロマのバーを叩くシュートもありました。しかし、結局、決めきることができません。
その後、川崎は、健人から悠樹に代えます。けれど、ここでも佐藤龍にCKを何度か蹴られ、ゴールをおびやかされ、苦しめられます。
FC東京側も疲れが出てきたのか、この試合で得点した野澤に代えて遠藤を入れます。川崎は川崎でエリソンから長に代わり、長は泰斗が担っていた右サイドに入り、泰斗がトップしたの位置につきます。
長は、短い時間ながらも自らドリブルで突破しょうとする意識は見られました。
しかし、FC東京は、なんとかしようとする川崎に対して、室屋に代えて鈴木をリーグ戦デビューさせるという屈辱まで与えてくれます。もう、悔しいやら恥ずかしいやらの気持ちです。
結局、後半に入っても割り切った守備をするFC東京を崩せずに、2-0のまま、負けてしまいました。
この試合、くどいですが、序盤からの入りは良くて、FC東京の攻撃は、川崎の攻撃を跳ね返しては、ダブル佐藤を基軸としたカウンターという流れでした。
ただ、最後のところは、旭、丸さん、瑠伊でしっかり押さえていて、悪くなかったです。しかし、川崎のミスから与えてしまった先制点が大きくて、FC東京に余裕と自信を与えてしまったと思います。
僕は、戦術的なところは詳しくはわかりませんが、上手く行かない時間をしっかり凌げば、自分たちの力でなんとかなるという気概で戦っていたのは、FC東京だったと思います。
意図していたわけではなく、運にも助けられて先制点を奪えたことで、ほらねって思える気持ちになったと思います。
逆に川崎は、いろいろやっているのにハマらない、点を取られる度に、自分たちはダメなんだというネガティブ意識が生まれてきていると思います。
後半、1点を追いかける展開になった際、川崎からしたら、そのままボールを回すだけなら負けが確定するので、リスクを負って奪いにいかなければなりません。逆にFC東京はその分、余裕を持って回せます。
その余裕の差が出たのが、2失点目のところで、川崎がやや前がかっていたところを、佐藤龍が長い縦パスを刺し、佐藤恵に通したところで、川崎の陣形全体が置いていかれ、さらに仲川に出たときには、CB2人で対応することになりました。
ここでも足一つ分でも伸びて触れていたらクリアできたシーンがあったのですが、こぼれてしまいました。
良くないのは、野澤はボールに詰めているのに、川崎側が、誰も野澤へは無防備になっていたところ。
2点差にされたことで、事実上、勝負が決まってしまいました。ここに限らず、川崎はプレーに自信の無さを感じられ、攻撃時も最後のところで、強引にでも撃つという感じもなく、安全側、安全側へパスを流しているように感じました。
前半では奏真が後半ではロマが無理にでも遠目から撃っていたので、ああいうシーンをもっと増やしてほしかったと思います。
とはいえ、埼スタに行ってきた身としたら、結局のところ、全く同じスコアになったので、同じじゃないかと思う人もいると思いますが、ものすごく前進できたし、特に前半では、設計思想も感じられました。
選手らの試合後のコメントを見ても、決してやっていることに迷っているというよりは、やろうとしていることができていないと言っているので、理想とする方向性については、共通理解が進んでいるものと勝手に思っています。
別の話かもしれませんが、一方で共通するのではと思っているのが、意識のところだと思っています。選手は、わかっている、しかし、しっかりと意識できていない時間帯があり、気が抜ける。そのあたりが、隙であったり、ミスにつながっているのかと思います。
もちろん、サッカーはミスありきのスポーツなので、ノーミスはあり得ませんが、10回のミスを5回、5回のミスを3回へと減らすことはできると思います。
そのキーワードが意識なのだとしたら、今の川崎には足りないのでしょうね。別に精神論に逃げたくはないのですが、それでも足りないものは足りないのだと思います。
意識を手助けする上で、自信はあった方ができる意識を感じやすくなると思います。僕は、楽観的なのかもしれませんが、ひょっとしたら、何かのきっかけで、化けるのではないかと、まだ期待しています。
次の東京V戦、場所はホームであるU等々力です。ふがいない試合を見せられ続けているとは思いますが、こういう波があることも当たり前のスポーツなので、そこも含めて、僕は愛くるしいと思いながら、また、U等々力へ足を運びたいと思っています。
勝ち試合を見たいのは当たり前です。しかし、勝てないから青援を送ることを僕は止めたくはないと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。
