おはようございます。川向こうの絶対に勝たないといけない相手、FC東京。僕は、誰が何と言おうと、川崎にとっての永遠のライバルはFC東京だと思っていますので、毎回、気合が入ります。そのFC東京のホーム味スタでの多摩川クラシコが連戦の初戦。気合はいつも以上に入っていたと思います。前半は、我慢の時間もあり、スコアレスで折り返しますが、後半に入って、シンのゴールを皮切りに、3得点。ふろん太は、予想していたようですが、僕には、望外の最良の結果を得ることができました。
3/29(土)17:00 J1第7節 FC東京 0 – 3 川崎 味の素スタジアム
得点:55’山田(川崎)、73’伊藤(川崎)、83’エリソン(川崎)
FC東京 3-4-2-1
―――――――39仲川―――――――
――――33俵積田―16佐藤―――――
― 7安斎―― 8高―18橋本―99白井―
―――30岡――47木村――32土肥――
―――――――41野澤―――――――
65分 33俵積田OUT → 11小柏IN
65分 18橋本OUT → 10東IN
71分 16佐藤OUT → 35塚川IN
86分 39仲川OUT → 27常盤IN
86分 32土肥OUT → 28野澤IN
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――20山田―――――――
―23マルシーニョ――14脇坂―――41家長―
―――――10大島― 6山本―――――
―13三浦―35丸山―2高井―5佐々木―
―――――――98山口―――――――
71分 23マルシーニョOUT → 17伊藤IN
78分 10大島OUT → 8橘田ĪN
78分 20山田OUT → 9エリソンĪN
86分 6山本OUT → 19河原IN
86分 41家長OUT → 18瀬川IN
幸大がサウジ戦で活躍した代表ウィークが終わり、ようやくJリーグが戻ってきました。Jリーグ再開の初戦は、宿敵、FC東京です。
近年フロサポになられた方が、FC東京に対してライバル意識を持てているかはわかりませんが、FC東京との対戦は、川崎、FC東京の双方の公式が認める、言い方を悪く言えば、公式が主導する、ダービー的な戦いです。
故にビジネスダービーなどと揶揄されることもありますが、僕はそんな声なんぞ気にせず、盛り上げていきたい派です。
川崎と東京で街が異なる以上、正確にはダービーではないですが、レアル・マドリードとバルセロナの一戦がエル・クラシコ(伝統の一戦)と呼ばれることになぞらえて、2007年の対戦から、公式に「多摩川クラシコ」と名付けられました。
当時から、クラシコ(伝統の一戦)と呼ぶのはおこがましいと言われていましたが、今後、エル・クラシコ同様の伝統の一戦にしていこうという、意気込み込みのネーミングです。
順序は逆ですが、双方の公式と双方のサポがそれぞれ盛り上げて、クラシコの名にふさわしい戦いにしていこうから始まっているので、今、おこがましいと思うのならば、川崎、FC東京に関わる双方が、クラシコにふさわしい戦いにしていけばよいし、我々には、その義務があると思っています。
ところで、なぜ、その相手がFC東京になっているかといえば、川崎もFC東京もJリーグ入りする以前、富士通、東京ガスのサッカー部として、旧JFLにおいて、しのぎを削っていた間柄でした。
そして、Jリーグ入りしたのも同じ1999年、双方、J2オリジナル10として参加しています。そして、J1昇格も同じ2000年から。その後、川崎は一度、J2に落ちますが2005年にJ1に復帰して以降、互角の戦いをしてきています。
川崎がJ2を戦っていた間、2004年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)をFC東京は獲り、最初のタイトルを獲得しています。2009年には、決勝で直接対戦して、目の前で、ナビスコ杯をFC東京に獲られています。
また、FC東京は、2011年に、その年J2にいたにもかかわらず、天皇杯も獲っています。
川崎が2017年まで無冠であったことを考えれば、すでに3大タイトルを3つも先行して獲得した、格上のクラブだったと思います。
個人的に、衝撃だったのは、2012年の等々力での多摩川クラシコで、退場者が出て10人になったFC東京に敗戦するというショッキングな試合がありました。
そして、この敗戦が決定打となって、当時の相馬監督が解任されることになりました。僕は、フロサポを自認するようになってから、後にも先にも監督の解任はこれだけです。
相手がFC東京で、多摩川クラシコという舞台でなければ、ひょっとしたらこの試合後の相馬監督の解任はなかったかもしれません。
そうすると、過去の世界線が相当変わってしまうので、今の川崎もなかったかもしれませんが、それだけ、多摩川クラシコの一戦は重いのだと、まだフロサポを自認するようになって日が浅かった僕に思い知らされた経験でした。
結果的に、それ以降の風間さん、鬼木さんが長期政権となり、FC東京との対戦で勝利が先行するようになったため、薄れてしまっていますが、当時の衝撃をいまだに覚えている身からすると、やはりFC東京との対戦は特別で、絶対に負けられない戦いだと思っています。
近年、残念なのは、双方、多摩川クラシコをサポ側が意識して盛り上げる機運が薄れているように感じられることでしょうか。
なんとなくなのですが、FC東京は、同じスタジアムを使う東京ヴェルディがJ1に上がってきて、より身近なダービーがあることが大きいのかなと思います。
たらればですが、ヴェルディが川崎に居続けていたとしたら、ホームである等々力で、アウェイ側に追いやられるわけですから、想像するだけでも、何くそと思う気持ちはわかるし、多摩川クラシコよりも気持ちが昂るのもわかる気がします。
しかし、多摩川クラシコ発足当時の理念からすれば、どちらかが強くなりすぎても困りものですが、やはりFC東京には、ライバルとして強くあり続け、今後もヒリヒリした戦いを行っていきたいと本気で思っています。今の川崎には、ダービー的な試合はFC東京しかないのですから。
多摩川クラシコの件だけで長くなりました。そういう戦いで、近いスタジアムの一つなので、僕も味の素スタジアムに行ってきました。
当日は、土砂降りというほどではなかったですが、雨がずっと降り続け、1階席の前の方で青援を送っていた僕は、ポンチョを重ね着して、濡れながらの参戦となりました。そして、この日は、前日からのぐっと気温が下がって、真冬のような寒さでした。
そんな状況でもフロサポは、約1万人が駆けつけていたようです。多摩川クラシコを盛り上げる、ありがたい同志が川崎を勝たせるために、多く集ったことに感謝ですね。
そして、この試合のスタメンですが、代表明けで中3日の幸大もスタメンでした。驚いたのは、前日会見に出ていた達哉がベンチからで、右SHはアキだったこと。そして一番の驚きは、ボランチに僚太と悠樹を同時起用したことです。
これまでの起用だと、守備に汗をかくボール奪取系で創か健人、攻撃のスイッチを入れるファンタジスタ系で僚太か悠樹のそれぞれ1人づつを選ばれるスタメンばかりでした。
もちろん、終盤に創と健人を入れて守備固めをする、ダブルカンテ状態の起用はこれまでもあったのですが、僚太と悠樹のスタメンからの同時起用は初めてで驚きました。
2人のファンタジスタ系の同時起用なので、僕の中では、勝手にダブルファンタジーだと思いました。
ネーミングは、奇しくもジョンレノンとオノヨーコのアルバム名になってしまいましたが、気にいったので、この布陣になったら、またそう呼ぶかもしれません。
そして、驚きというほどではないのですが、ここ最近、エリソンが1トップであることが多かったところが、味スタと相性がいいシンがスタメンであったことも特筆点かと思います。
ということで飛田給の駅からの道中に掲げられている「東京が勝つ!」というタペストリーを見ながら、これよこれ、このヒリヒリ感の中で川崎が勝つのが最高なんよ、などとワクワクしながらスタジアムに向かいました。
試合が始まる前、火花の演出がありました。昨年は、スモークで視界が悪くなって後半になるまで視界にさえぎられてしまったので、その反省もあったのは、今年のものは、煙がそれほどでないものに進化していました。
そして、試合が始まりました。
序盤からFC東京にボールを持たれる展開が続きます。勝手な印象を押し付けて申し訳ないけれど、FC東京には、これまでボールを持ってパスを回すサッカーの印象がなかったので、これまでにない印象のチームになっていました。
それは、新潟の監督だった松橋さんが今のFC東京の監督になったのだから、必然と言えば必然なのだろうけど、なんとなくFC東京とやっている試合ではない感覚を持ってしまいました。
そんなことを思っているうちに川崎はピンチを迎えます。さっそく6分には、バイタルやや左で俵積田にミドルシュートを打たれますが、コースが限定されていたこともあって、瑠伊が難なくキャッチします。
しかし、攻め込まれる時間が続くと決定的に危なかったのは、7分でした。佐藤のスルーパスを受けた俵積田が抜け出し、瑠伊と1対1の状況に。そして放ったシュートは、瑠伊の顔面に当たり跳ね返されます。キャプテン翼に出てくる石崎君ばりの顔面ブロックで瑠伊は、大ピンチを救います。
この序盤の時間帯は、FC東京の方がいい入りをしていて、押し込まれる時間が長かったです。たらればですが、このあたりの時間で先制されていれば、展開は全く違ったものになり、苦しい展開を余儀なくされていたことでしょう。ここを凌ぎ切った守備陣の働きも大きかったです。
前半の川崎は、90分を通したマネジメントの一環なのでしょうが、前線から積極的にハイプレスには行かず、ミドルゾーンでコンパクトに構えてボール奪取を試みます。
序盤こそ、FC東京に押され、パスを回されていましたが、徐々に川崎も慣れてきて、奪ってはカウンターが発動するようになります。
15分には、僚太が中盤でボールを奪うとすぐさまスルーパス。これを受けたシンが1対1の状況で、ミドルシュートを放ちますが、惜しくも枠外となります。
そして、28分には、FKを獲得すると、颯太が蹴って中に入れ、幸大が頭で合わせます。ドンピシャのタイミングでしたが、GK野澤が左手一本で枠外に弾き出します。
そこで得たCKで再び颯太が蹴って、再び、幸大が頭で合わせて、今度こそ決めたと思われますが、その前に笛が鳴っていたようです。このゴールは認められませんでした。
現地にいたときは、わからなかったので後でDAZNで確認し、見返しましたが、どこで誰がファールだったのか、判然としませんでした。
ひょっとしたら主審は確信があったのかもしれませんが、ゴール前の大事なシーンなので、一旦は流して、VARに任せてもらいたかったシーンだと思います。先に笛を吹いてしまえば、VARの介入もできなくなるので。
こちらとしては、実質得点を取り消されてようなものなので、その後のメンタルの持って行き方も難しいのですが、崩れずに果敢に攻め続けられていたと思います。それでもその後、効果的な攻撃ができずにスコアレスで折り返すことになります。
後半に入って、川崎は、力を溜めていたのか、前線からのプレスを開始します。ここで、相手にプレッシャーを与えることができるようになり、後半に入って、よりFC東京のゴール前を脅かすシーンが増えてきます。
そして、55分、前線の右サイドでアキとのパス交換から旭がフリーになると旭は中に速いクロスを差し込みます。そのパスを受けた泰斗は、ボールをこぼすも、そのこぼれた先でシンが体をいれて反転してシュートを放つと、シンに付いていたDFの足に当たりコースが変わり、GKも逆を突かれ、コロコロと転がり、ボールはゴールに吸い込まれます。
ここまで苦しんでいた中、貴重な先制点を川崎が手にします。
一方、FC東京はFC東京で俵積田が鋭い抜け出しを図るのですが、そこに並走したのは幸大で、最終的にゴール前に入れようとするクロスをブロックし、守備でも沸かせます。
そして、58分には、シンも前線から追い込んでプレスをしボールを出させたところまではいいのですが、慌ててボールをつかんで投げたせいで不格好に投げてしまい、ファールスローに。
試合後のインタビューで、林さんから幸大への質問でイジられるほどのネタになってしまいました。
一方、62分には、右サイドでアキとFC東京の高が競り合い、揉めることに。アキが出した手が報復行為のように見えて、ヒヤッとしましたが、カードは出ずに済みます。ここまでアキが激高するのも珍しかったし、そこに止めにいったのが、僚太だったのも、珍しかった。
川崎に流れがかけたところで65分に、FC東京は、東、小柏を入れてテコ入れを図るし、さらに、71分には、塚川を入れます。川崎は川崎で、同じタイミングでマルちゃんに代えて、事前会見に出ていた達哉が、本職の左SHで投入されます。
するとこの交代で結果が出たのは、川崎でした。73分、右サイドで悠樹から受けたパスから旭が中へクロスを入れると、このボールがゴール前で東に当たり、コースが変わり、その変わったコースの先に居たのが、達哉。ダイレクトで合わせて、試合に入ってのボールへのファーストタッチがシュートとなり、これがゴールとなります。
達哉によって勝利をぐっと近づける追加点を得ます。達哉は、ゴール後、スポンサー看板を回り込む際に、耳に手を当て、ジャンプしてのガッツポーズし、仲間の選手らにもみくちゃにされる祝福の後、フロサポに背中を見せて、背番号をアピール。そして、その次には正面を向いてエンブレムを刺してアピール。
その後のインタビューでも多摩川クラシコのダービー的な試合であることを強調してくれました。
一見、寡黙な感じで、熱い印象は受けないのですが、こうして、ゴールを決めてアピールしてくれる様子をみると、熱い熱い青黒の戦士です。もうカッコよすぎて、男も惚れる漢です。
今季、新人とレンタルバックを除けば、唯一の補強が達哉でした。開幕前は、それだけで補強は大丈夫かと不安視する声もありましたが、その声をかき消す、大当たりの補強だと断言できる働きぶりです。
2点のリードを奪った後も緩めることなく、攻め続けるため、シンからエリソン、僚太から健人に替わります。
すると、83分には、FC東京の前線でのバックパスを見逃さず奪い切った泰斗がドリブルからカウンターを発動させると、GKと1対1の状況に。
泰斗は、自らシュートを打ってもよかったのでしょうが、左に並走するエリソンにラストパス。このプレゼントパスをしっかり頂いたエリソンが3点目を決め、勝利を決定づけます。その後、エリソンは、泰斗へ靴磨きパフォーマンスを披露。そりゃ、靴も磨きたくなります。
勝利を盤石とすべく、悠樹から創、アキからセガちゃんと変えます。守備的な盤石のダブルカンテがここで投入できることの心強さよ。
セガちゃんも最後までシュート意識を見せていました。
サポ目線の話ですが、アディショナルタイムに入って、歌い始めたのは、紅。最近、試合の最中に歌った記憶がないので珍しいなと思いながらも、「東京を倒すんだ、さあ、行こう」は盛り上がりました。そして、紅からアバンテのメドレーで締め。
終わってみれば、3-0の快勝。このスコアは奇しくも事前会見でふろん太が予想していた通りのスコアです。そして、3戦連続3-0のスコアで快勝です。
この試合、ボランチはダブルファンタジーだったので、守備は大丈夫なのかと心配して見ていましたが、長谷部さんのサッカーの経験を積むと、適切なポジション取りから個人のボール奪取力に頼らずとも、守備ができていることが確認できました。
その上で、やはり僚太は別格で見ている世界が違うようで、DAZNで後追いで見ていた際も、そこに出せるのか、そんなパスがと俯瞰した画面で見ているこちらを驚かすプレーがいくつもありました。
他には、守備陣も奮闘していて、瑠伊のキャッチングや飛び出しで失点を免れていますし、幸大、丸さんの体を張った守備で、弾き返せていたシーンも多かったです。
両サイドは、左の颯太は、実質1点目だった幻の幸大のゴールのピンポイントクロスを入れていますし、右の旭は、実質2アシストの先制点と2点目を演出しています。
シンも相性のいい味スタで再び結果を出しましたし、アキもボール保持は健在な一方で、停滞感を感じさせなかったのは、進化しています。マルちゃんは相変わらず速い。
泰斗は、守備のから攻撃から一番走りまわっていて、3点目をおぜん立てしてくれています。そして、達哉は本職左でしっかり結果を出しました。
この試合で誰がMOMかと問われても返答が難しいくらい、皆が素晴らしかったと思います。
冒頭書いたとおり、川崎としては、唯一無二のダービー的な戦いが多摩川クラシコだと、僕は思っているので、優勝を決める試合とか、一定の条件が用意した相手でなく、フラットな条件での対戦相手では、僕は、FC東京相手の勝利が一番嬉しいです。
そして、勝利の後、味の素スタジアムで歌う、川崎市民の歌は格別です。ここで勝てたことで、再び勝ち、また、圧倒したいと思います。
一方で、多摩川クラシコを名実ともに多摩川「クラシコ」としていくためには、双方が全力で戦い、拮抗したヒリヒリした戦いをしてほしいとも思っています。
川崎が負けるわけにはいきませんが、FC東京には、倒しがいがある強いチームであって欲しいと思っています。絶対に勝ちたいし、負けるつもりもないですが、ここ近年の対戦成績は、川崎がリードしているので、FC東京にはFC東京の意地を見せてもらいたいと思います。心境は複雑ですが。
さて、次は、ワルナイトカーニバルで、昨年同様、湘南が相手です。メディアは神奈川ダービーと書くのでしょうが、沿革も因縁も何もない、ただ、同じ神奈川県というだけのダービーなので、僕にはそれ以上の思い入れはありません。
同じように、横浜FMも横浜FCも同じように神奈川ダービーと書かれるでしょうが、ただ、同じ県に属しているだけなので、僕は、ダービー感を、多摩川クラシコほど感じていません。
じゃあ、熱が入らないかと言えば、それは、それで、しっかり勝ちに行きます。ホームですし、ワルンタが主役ですし、勝ちに行く理由はダービー以外にもいくらでもあります。
今度も中3日。過密日程7連戦の2試合目なので、コンディションを含めたベストメンバーでスタメンを組んでもらいたいと思います。
そして、もちろん勝ちましょう。ということで、次の試合、仕事をサボってU等々力に駆けつけたいと思いますので、フロサポの皆様、よろしくお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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