おはようございます。アイダルのゴラッソが決まり、残り数分となった時点で勝てたと思ったのだけれど、その後の大逆転で絶望の淵に追い込まれ、それでもこの日のゲームキャプテン幸大の起死回生の同点ゴールに救われました。別に劇的な展開を望んでいるわけではないのですが、なぜか横浜FM相手だとこういう展開が多い気がします。高い授業料となりましたが、負けなくてよかったです。
4/9(水)19:00 J1第5節 川崎 3 – 3 横浜FM Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu
得点:7’大関(川崎)、41’ヤン マテウス(横浜FM)、67’Cアイダル(川崎)、89’天野(横浜FM)、90+2’ヤン マテウス(横浜FM)、90+10’高井(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――11小林―――――――
―23マルシーニョ――18瀬川―――17伊藤―
―――――16大関――19河原――――
―15田邉―44アイダル―2高井―31VW際―
――――――― 1成龍―――――――
46分 23マルシーニョOUT → 14脇坂IN
46分 19河原OUT → 6山本IN
62分 11小林OUT → 38神田IN
82分 15田邉OUT → 5佐々木ĪN
88分 44CアイダルOUT → 39土屋ĪN
横浜F・マリノス 4-4-2
―――――― 9遠野―14植中――――――
―17井上――――――――――11ヤンマテウス―
―――――45クルード ―28山根――――――
― 2永戸―33諏訪間―13キニョーネス―23宮市―
―――――――――19朴――――――――
4分 13JキニョーネスOUT → 44TデンIN
73分 17井上OUT → 20天野IN
90+9分 11ヤンマテウスOUT → 27松原IN
先週のワルナイトに引き続き、この試合も平日開催。新年度早々、特に社会人に対して、試練を与えてくれる日程となりました。
この試合の相手は、横浜F・マリノス。お隣、横浜市を拠点とするクラブでJリーグ創立当初から一度もJ2に落ちたことのない名門クラブ。前身は旧 JSLの名門の日産自動車です。
歴史的なクラブの格で言えば、はるか上の存在であり、僕は、横浜FMを永遠のライバル関係のように意識することはとてもできません。
歴史的な格の話をすれば、横浜FMは、前節に「クラシコ」と名付けられた試合を東京ヴェルディと行っており、カテゴリーが違っていた近年はともかく、昨年からは、東京ヴェルディこそが永遠のライバルにふさわしい相手だと思います。
それに同じ横浜市という県よりも狭いエリアでも、同じJ1に横浜FCもいます。こちらこそ、まさにダービー中のダービーである横浜ダービーだと思います。
ただ、世の中的には、同じ県内でもあることから、神奈川ダービーと称されていることも知っています。同じ地域ですから、湘南、横浜FCと同じく、神奈川ダービーと呼ばれることは、まあ、そうなんでしょうという感覚です。
一方で、川崎側から神奈川ダービーというワードを積極的にプロモに使って開催した主催試合は、少なくとも近年はないと思います。
逆に横浜FM側の日産スタジアムでの開催では、2018年に武蔵小杉駅が広告がジャックされて、神奈川ダービーを大々的に呼称されていましたし、2023年には、それがさらに勝手に格上げされて、BIG 神奈川ダービーなんて呼称されていました。その割には、昨年は特になく、普通に試合開催。
僕としては、順位的に競っていれば相手として意識しますし、そうでなければ、特に意識しないくらいの存在です。
この試合も神奈川ダービーとメディアは称していましたが、僕はそれよりも「僕とロボコ」コラボイベントが大事。「僕とフロボコ」で押し通す、わがクラブのプロモ部はよく分かっていて、そちらの方が面白いと思っています。
昨年以前も神奈川ダービー?に対する思いは書いていますし、気持ちとしては、FC東京と共に両クラブが推し進めている多摩川クラシコを、僕は、神奈川ダービーよりも大事にしたいと思っています。
さて、その「僕とフロボコ」イベントですが、選手らがロボコに扮したメイド姿となったパネルが展示されていたり、原作者の宮崎先生とその幼馴染の富田コーチ、そして中村憲剛FROらのスペシャルトークショーなどがありました。
また劇場版でロボコの声優を担当されたチョコレートプラットの松尾さんによる選手紹介のナレーションがあったり、始球式も原作者の宮崎先生とロボコが担当してくれました。
そんなこんなで、試合開始前の雰囲気は、神奈川ダービーだけれども、ロボコの醸し出すほんわかとした和やかな雰囲気だったと思います。少なくとも川崎側は。
逆に、マリサポの皆さんがどう感じたかはわかりませんが、多分、また馬鹿なことやっているなぁ、でしょうか。もしそうなら、それが最高の褒め言葉なので、そう思っていただければ、ありがたいと思います。
この日のスタメンですが、サブライズのオンパレードでした。まず、最近は、瑠伊がゴールマウスを守ることが多かったのですが、この試合はソンリョン。
CBですが、アイダルと幸大。幸大は前節コンディション不良だったようなので、順当の復帰なのしょうが、アイダルの左CBは初めての試みです。左利きのアイダルに期待でした。
SBは、右が際、左が秀斗でした。際は昨年、旭がCBにまわっていたこともあり、よく見られましたが、秀斗は、颯太にばかり頼るわけにはいかないので成長してもらいたいところです。
ボランチは、大関が初スタメン。ワルナイトの試合で等々カデビューし、シュートを決められず、くやしがっていたので、この試合は期待大でした。
そして、もう一人のボランチは、発表時点で唯一の継続出場の鉄人、創。どんだけ頑丈なのだろうという驚きしかなかったです。
そして、両翼ですが、左は、選手紹介時点のアナウンスでは天でしたが、ピッチにいたのは、マルシーニョでした。
天は試合前のウォーミングアップ中に怪我したようで、どういう状況だったのか、ACLEも控える中なので、心配されます。そして、右は達哉でした。
CFは、昨年の憲剛さんの引退試合で怪我してから、ようやく復帰した悠。川崎のヒーローがようやく帰ってきました。
そんな普段から試合に出ているメンバーではないけれど、どこまでやってくれるのか、ワクワクさせてくれるスタメンでした。
試合は、開始早々からアクシデントが発生します。悠と並走していた横浜FMのDFキニョーネスが開始3分ほどで負傷退場。おそらく肉離れなのかと思います。横浜FMにとっては、誤算だったことでしょう。
川崎にしてもこういった怪我のリスクを軽減したいがために、先発を大幅に入れ替えたのだと思っています。それでも天は怪我してしまいましたが・・・。
序盤、相手DFが早々に交代したことも影響したかもしれませんが、早速、先発起用されたゼキが期待に応えます。
7分、左サイドからマルシーニョが入れたクロスに横浜FMのDFが当たって、こぼれたところをゼキが決めました。幸先よく先制に成功します。
ゼキは、湘南戦でゴールを逃し、非常に悔しがっていました。この試合で、スタメン起用からゴールを決められたので、非常にうれしかったことと思います。
ところが、開始から10分ほど経過すると、横浜FMにボールを持たれ、押し込まれる展開が長く続きます。
最初は、いつものように持たせているだけと強がっていましたが、徐々に押し込まれているな、という感覚になっていきました。
ヤン マテウスの突破が鋭かったこともあり、急造の川崎の左サイドから攻略されることが多かったと思います。
幸大や創の助けもあって、なんとか無失点でしのぎ続けていたのですが、ついに決壊します。
41分、ヤンマテウス、右からカットインしてきて、バイタルエリアからグラウンダーのシュートを放ちます。
このシュートが、複数人の股を抜けて、わずかに当たったことでコースも変わりました。ソンリョンの死角になってしまったのか、ゴール右サイドに決まってしまいます。これで同点とされます。
一方、前半アディショナルタイムに、達哉が仕掛けてエリア内で倒され、PKかと思われました。VARも介入して、OFRまで行って確認します。
しかし、その前のプレーで悠がボールに関与する動きであったとして、オフサイドの判定でPKとはなりませんでした。
達哉の映像が流れて、PKかと沸き立ったのちに、悠のオフサイドの映像が流れ、ああ~とやや落胆する雰囲気がなんとも正直な反応だと思いました。
結局、前半は、1-1のドローで折り返します。
後半に入って、押し込まれ続けていた展開を打破すべく、また、連戦の疲労も考慮して、マルシーニョ、創を下げて、泰斗と悠樹を入れます。すると前半よりは、川崎もボールを持ち運べるようになり、横浜FMによる一方的な攻撃の展開ではなくなりました。
それでも劣勢には違いなかったのですが、67分、とんでもないゴールが生まれます。相手陣内の中盤でボールを受けたアイダルが思い切って左足を振りぬくと、強烈な弾道のボールがゴール左隅に決まります。アイダルの超絶ゴラッソが決まり、再びリードを奪います。
アイダルのシュートは、アタッキングサードに入るかどうかの遠目からで、いくらフリーとは言え、そこから撃っちゃうのかとも思いましたが、撃ってしまった。そして、それが、まさか、入ってしまったという、笑っちゃうくらいとんでもないゴールでした。
左足に、そんな弾丸ミドルを持っているとは・・・。あれが撃てるのであれば、なんだかCBとしているのが、もったいないくらい、というか、ほかにも適性なポジションがあるのではないか感じるくらい。それくらいとんでもないシュートでした。
これで2-1となり、このまま締めて逃げ切らないといけないゲームでした。
ところが、終盤88分、アイダルは足を撃ってしまい、櫂大が期せずしてJリーグデビューを飾ります。これはこれで、フロサポとしては、沸きました。チョコプラ松尾が選手紹介した試合で、TT兄弟の櫂大のチャントも歌えました。
しかし、不運なことに、その直後の89分、右サイドを突破されると宮市にクロスを入れられ、ヤンマテウスがオーバーヘッド。ボールは櫂大に当たり、こぼれたところを天野に押し込まれて、同点とされます。
さらには、90+2分、左サイドで山根に奪われて、クロスを入れられると、植中がソンリョンと交錯し押し込もうとし、こぼれたところをヤンマテウスに詰められて、逆転ゴールを決められます。
ここで、オフサイドとオフェンス側のハンドの疑いでVARも介入したので、祈るような気持ちで待ちましたが、無情にもゴールは認められ、横浜FMが後半アディショナルタイムでリードを奪います。
フロサポであっても、横浜FMの勝利が近いことを覚悟しはじめた90+10分、泰斗のCKから幸大が頭で押し込み、劇的な同点弾を叩き込みます。
幸大は、いったん前に出てDFを動かしてから、ボール落下位置に戻り頭で合わせてゴール。名古屋戦や、ファールで取り消されたFC東京戦でもネットを揺らしていたので、セットプレーからゴールを決めるところの感覚を掴んだように思います。
ただ、その後も川崎は攻め続けますが、追撃もここまで。激しい打ち合いは、3-3のドローで試合終了となりました。
勝ち越していた時点で、残り時間を考えれば、10分ほど。この間リードを保って逃げ切らないといけない試合でした。試合運びの拙さが露呈した試合となりました。
せっかく、ゼキがスタメンで先制し、無駄走りもまだあったとは思いますが、13キロ越えの走行距離を叩き出すほど、よく走って奮闘していたので報われてほしかったです。
また、めぐり合わせとして、可哀想だったのだけど、この試合でJデビューを果たした權大。權大のところから結果的に失点しており、ほろ苦いデビュー戦となってしまいました。
櫂大は、確かに一瞬、マークすべき相手を見失ってしまったり、ポジション取りでも、もっといい位置があったかと思いますが、そもそも簡単にそこにボールを入れられている時点で、櫂大だけの責任ではないと思います。
あの時間帯、攻撃と守備の意思疎通が統一されておらず、チームとして集中もできていなかったように見えました。クロスを入れられる前の寄せも甘く、クロッサーを自由にさせすぎていました。
さらには、その前のボールも奪われ方も安易であったと思います。權大も課題があったかもしれませんが、チーム全体としても課題が残った試合になってしまいました。
櫂大の試合後に見られた悔しそうな姿は、これから櫂大本人とチームを強くする原動力になると思います。
そんな中で、この試合、ゲームキャプテンとして引っ張った幸大が、きっちりと同点弾を叩き込み、あの時間帯、敗戦濃厚のリードされた状態から、追いついて負けなかったことは、 大きな成果だと思います。
この結果からは、この試合の目先の勝利に全振りしていた横浜FMの方がダメージは大きいと思います。
横浜FMも次は中2日、しかも交代枠を2つ余らせ、使ったうちの2つも1つは開始早々の 怪我人の交代ですし、もう1つはアディショナルタイムに入ってからです。実質1人しか休養できていません。
先のことは置いておいて、この試合に勝つための全力采配で、疲労も残る選手を引っ張った上で、勝ちに持っていけなかったわけです。
これは次の試合にも響くのではないでしょうか。まして、DFキニョーネス は、過密日程だけが原因じゃないかもしれませんが、負傷してしまいました。
対して川崎は、スタメン9人入れ替え。しかも5枠全て使い、温存すべき選手は温存しましたし、交代枠もフル活用しました。そして、起用された選手らは経験値を上げたことで、戦力の底上げもできたと思います。若手には、 試合経験を、ベテランには試合勘を戻す機会を得ました。
また、使ってみないとわからないという選手も、敗戦ではなく、ドローで課題抽出ができたことは、この試合で逃した勝ち点2以上に、今後、プラスに影響するように思います。
中長期的に、シゲさんは、そういった面での成果が出せるタイプの監督だと思いますので、ここで負けずに終えられたのは本当によかったと思います。
そもそもですが、この試合、過密日程で中2日に挟まれる形で日程が組まれています。ACLEをJクラブに獲らせたいとJリーグ側も思っているのであるのであれば、この試合、もっと後ろに順送りしても良かったと思います。
元々、この日、ACL2 の試合が入る可能性があったこともあり、広島と神戸の対戦は、7月に順送りされています。
川崎、横浜FMにしても、怪我リスク等を考えれば、ACLEを控えるクラブ同士ですし、ここで無理する必要はまったくありません。
終ってしまったので、仕方ないですが、中2日が続くのは、思っていた以上に選手に疲労 感を与えているように感じます。
これでは選手は最高のパフォーマンスを見せることができず、エンターテーメントとしてのJリーグの魅力を棄損してしまうのではないでしょうか。来季以降は、もう少し、日程面で配慮してほしいと思います。
さて次。またまた中2日ですが、今度は清水が相手です。昇格組かもしれませんが、順位で見れば、戦力的にまったく差がない相手です。簡単な相手ではないし、日本平は随分昔は、鬼門と呼ばれていた苦手な場所でした。
だからこそ、再び、苦手意識を持つ前に、ここで叩いてさらに上位に上がって行ってもらいたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。
