おはようございます。日曜日の国立決戦、行ってまいりました。ACLEの決勝まで進み、悔しい敗退をしたあと、国内に戻っての最初の試合です。日程君は、わかっているのか、相手は、現在首位の鹿島アントラーズ。そして、川崎の前監督である鬼さんが率いるクラブです。成長した姿を見せる上でも負けてはいけない試合でしたが、鹿島らしさを存分に発揮され、悔しい逆転負け。それが鹿島の強さだとは認識しつつも、勝てた試合を落とした感が半端なかったです。
5/11(日)13:05 J1第16節 鹿島 2 – 1 川崎 国立競技場
得点:7’佐々木(川崎)、45+1’舩橋(鹿島)、65’田川(鹿島)
鹿島アントラーズ 4-2-3-1
―――――――9レオセアラ―――――――
―40鈴木―――71荒木―77チャヴリッチ ―
―――――20舩橋― 6三竿―――――
― 2安西― 3テヒョン―55植田―25小池―
――――――― 1早川―――――――
46分 6三竿OUT → 13知念IN
46分 71荒木OUT → 27松村IN
62分 9レオ セアラOUT → 11田川IN
76分 7チャヴリッチOUT → 14樋口IN
78分 20舩橋OUT → 23津久井IN
川崎フロンターレ 4-2-3-1
――――――― 9エリソン―――――――
―23マルシーニョ――16大関―――17伊藤―
――――― 6山本―19河原―――――
―5佐々木―35丸山―2高井―31VW際―
―――――――98山口―――――――
58分 16大関OUT → 26山内ĪN
76分 23マルシーニョOUT → 38神田ĪN
76分 9エリソンOUT → 20山田IN
76分 17伊藤OUT → 41家長ĪN
87分 31VW際OUT → 8橘田ĪN
冒頭からくどいですが、川崎はACLEから戻っての最初の国内試合でした。ACLEでの奮闘がまぐれでなかったことを示す意味でも、そして、再び、ACLEの舞台に戻るためには、まず、Jリーグでタイトルを獲る必要があり、勝つ必要がある最初の試合でした。
僕も、久しぶりの生観戦試合でしたし、鬼さんとの試合とあって、うちの妻も一緒に参戦してくれました。
この日のスタメンは、ACLEの決勝から、怪我で離脱した颯太に代えて、旭が左SBにまわり、右SBに際が入りました。そして、怪我の認識はなかったのですが、泰斗がまさかのメンバー外。代わって入ったのは、ユースの後輩、ゼキ。
あとは、右SHのアキに代えて達哉がスタートから入りました。
対する鹿島は、いっとき、負けが続いた時期はありましたが、ここまで5連勝の勝負強さを見せ、しっかり立て直してきた中での6連戦の最終戦です。それで川崎と当たるという状況であり、敵将鬼さんも気合が入っていた試合だと思います。
この戦いは、リーグ序盤で、双方が、勢いを見せる意味でも、絶対に勝たないといけない試合だったと思います。
その注目の試合ですが、開始早々の数分は、鹿島に攻め込まれる場面もありましたが、数分のうちに、川崎は、ACLEでの経験を経て強くなった力強さを感じさせる展開となりました。
5分過ぎくらいからは、川崎が球際での勝負も、スピードも勝てており、押し込む展開が続くと、7分、右のCKから、悠樹の蹴ったボールにニアで旭が頭で上手く合わせて、早い時間帯での先制に成功します。
さらには、10分、鹿島のCKからの流れでしたが、カウンターから達哉が持ちあがると、左サイドのマルシーニョが受けて、DFを交わして切れ込みシュート。決定機でしたが、GK早川にビッグセーブで止められてしまいます。
それでも、川崎の攻勢は続き、15分には、前線でボールを奪って、ゼキがGK早川との1対1となる決定機。しかし、ゼキは、力んでしまったのか、狙いすぎて枠のギリギリのところで右に外してしまいます。
その後も、川崎が球際、スピードで勝り、鹿島を押し込む展開が続きますが、29分、ロングボールから、レオセアラに抜け出され、瑠伊も飛び出したところを交わされ、あわやというシーンがありました。
ただ、幸大の戻りもあって、レオセアラのシュートは、この幸大に気が行ったのか、枠外に外れます。
ここでは、事なきを得ましたが、この場面、飛び出したところをかわされたことが、瑠伊に後の判断を迷わせる結果となったと思います。
再び、川崎のペースとはなり、38分には、達哉からボールを受けてエリソンが抜け出し、左にゼキもいましたが、エリソンはあえて、ミドルをシュートを放ち、GKに止められます。これはこれで決定機で、エリソンは、左にパスを出しても面白かったのですが、決められません。
この時間帯から、それ以前の時間帯に比べるとややオープンな展開となっていきます。
そして、あと数分、守り切れば、前半をリードで折り返せたところで痛い失点となります。
45+1分、安西の左からのクロスを瑠伊が飛び出して、触ろうと手を伸ばしますが、これがわずかに届かず、頭上を越えて、鈴木に届いてしまいます。
このボールを鈴木が中央にマイナスで折り返し、そこにいた舩橋が一人交わしてシュートを撃つと、これが、カバーに入った幸大の左側を抜けて突き刺さります。
前半、決定機を何度も逃した上にさらに集中しなければならない終了間際の時間帯にわずかなチャンスをモノにされ、痛恨の同点とされます。
前半、1-1で折り返し、後半に入りますが、鹿島は、ここで、三竿、荒木を下げて、知念と松村を入れ、押され続けていた守備面でのテコ入れを図ります。
川崎は、58分、ゼキが足を攣ったのか、日向汰が代わって入ります。
鹿島の方も、61分に、前線で走り回っていたレオセアラが足を痛めたのか、座り込んで交代を要求し、急遽、田川が代わって入ります。
ここまで得点を量産してきたレオセアラがピッチを去ったことで、脅威が和らいだかと思いきや、結果は逆でした。
65分、ピッチの右サイドの中央付近で、鈴木が相手の背後を狙うスルーパスを出すを、先ほど代わって入ったばかりの田川に抜け出され、瑠伊との1対1の場面になります。
瑠伊は、この場面では、むしろ、飛び出していても良かったのかもしれませんが、前半、飛び出して交わされてシーンがよぎったのか、躊躇した素振りを見せました。
結果、田川に1対1を冷静に決められ、失点。逆転を許してしまいます。
その後、川崎が猛攻をしかけ、74分には、エリア内で日向汰が後ろ足を掛けられ、倒されたように見えましたが、これはノーファールの判定となり、チャンスを活かせず。
さらに、川崎は攻撃力を上げるべく、76分に、アキ、シン、奏真を入れ、2トップに変えて攻勢をしかけますが、なかなか実らず。
一方の鹿島は、75分過ぎくらいから、足を痛めて、転がる選手が続出します。川崎のボールを持っている時間帯で、これから攻撃という場面で、ことごとく笛を吹かれて、時間を止めらるので、主審が時計を止めるにしても、その前後の時間を空費され、リズムを崩され、川崎の焦りは募ります。
足を痛めた痛みの強さは、本当に転がらなければならないほど痛いのかは、本人以外にはわからないので、断言はできませんが、鹿島がビハインドの時間帯に、あれほど複数の選手が、痛がる素振りを見せて、時間を空費させるシーンは、見たことがありません。
申し訳ないけれど、本当に痛いのかと疑いたくもなります。少なくとも、ビハインドであったならば、我慢してプレーできる程度の痛みだったのではないでしょうか。
正確に数えていませんが、少なくとも5回以上は、足を痛めて、転がる場面があり、時間は空費させられました。もちろん主審の時計は止めてくれているとは思いますが、その前後の攻撃の時間を無駄にさせられます。
ちょっと忘れていましたが、鹿島は、そういった試合運びも含めて、勝つためには手段を選ばないチームであったことを思い出させられました。
それでも、川崎は、猛攻をしかけ、79分には、悠樹の浮き球のパスをシンが落として、そのボールを日向汰がボレーでシュートしますが、これもGK早川にストップされます。
一方、前がかりの川崎に対して、鹿島は、86分、松村に抜け出され、あわやという場面もありましたが、ここは幸大が戻り切って、ブロックに成功します。
川崎は、90+1分、アキから受けたパスを受け、シンがシュートを撃ちますが、今度はバー直撃。シンの受難が続きます。
結局、VARもなかったにもかかわらず、10分のアディショナルタイムにもなり、それでも上手く時間を使われ、シュート数は倍近く打ちながらも、決めきれず、悔しい敗退となりました。
負け惜しみにはなりますが、川崎にしてみたら、前半、何度もあった決定機に2点目、3点目と決めきっていれば、大勝できた世界線もあった試合だと思います。
そこは、本当に紙一重の世界で、マルシーニョのシュートを止めたGK早川のビッグセーブだったり、ゼキが狙いすぎて、外してしまったりというシーンもあり、決めきれない川崎が悪いので、ある意味自滅です。鹿島がすべてを狙って、この結果を導いたとは思えません。
そして、クラブ文化の違いもありますし、ある意味、褒めているつもりですが、リードしてからの鹿島は、実にいやらしい時間の使い方をします。本当に痛かったかもしれませんが、アディショナルタイム10分に及ぶほど時計を止めさせるくらい、試合を中断させました。
また、この試合のボールボーイは、鹿島ユースの子供らが担当でした。故意か、偶然かは断言できませんが、ボールがラインを割った際のボール出しでも、川崎ボールの際、なかなか出てこない場面もありました。
これが故意であれば、その点でも勝負に徹していて、好きか嫌いかはあってもアウェイの洗礼と言える範囲内で徹底されていると思いました。
改めてですが、川崎フロンターレは、試合の勝敗にかかわらず、川崎の地域に愛され、愛されるからチームも強くなっていったという土壌があると思います。愛されて勝つ、という順序。
一方の鹿島は、決して人口の多い地域ではなかったこともあり、クラブのアイデンティティーが試合に勝つことにこだわってきたのだと思います。勝つためにはどんな些細なことでも何でもするし、その細部にもこだわるクラブです。勝つことで、愛されるクラブ。
川崎とは、順序は真逆だと感じました。もちろん、鹿島が愛される理由はそれだけではないのでしょうが、勝ちへのこだわりは、どこよりも執着していることは確かだと思います。
この試合でもその姿勢が存分に見えて、この姿勢が色濃く出れば出るほど、試合内容が面白いとか面白くないとかではなく、鹿島が勝つ、という結果をもたらします。
その姿勢を貫いて、勝つことに価値観を見出すのであれば、鹿島ほど魅力的なクラブはないんでしょう。
僕は、姿勢として、真逆のクラブのフロサポを自認しているので、その姿勢に対するリスペクトはありますが、好みの問題で言えば、負けはしましたが、川崎を応援したい。そして、この姿勢を貫く鹿島を破ることに価値を見出したいと思います。
次の対戦で、この姿勢の鹿島を倒す方が、ただ強いクラブを破る以上の価値を我々に与えてくれると思います。
僕にはしてみれば、最高のヒール役なので、こちらが次に倒すまで、しっかり、姿勢を貫き、倒しがいのあるクラブであり続けてほしいと思います。
また、この試合で、鬼さんは、完全に鹿島の敵将だという認識に改めました。今の鹿島は、完全に鹿島の文化の中で強くある鹿島であって、前川崎監督の鬼さんが指導している一つのクラブではないと感じたからです。
川崎は、鬼さんが言い残した言葉にあったように、ブーイングもない、優しいフロサポの文化を続けていきたいと思います。鹿島にはない魅力だと思っています。
この文化の違いも認識した上で、川崎を応援しつつ、次以降の鹿島との対戦を楽しみたいと思います。
なんか勝てる試合を落とした、みたいなことを再び言うことにならないよう、そして、そんな言葉は鹿島サポーターの大好物でしょうから、次は、完膚なきまでに完勝すればいいと思います。
試合後の選手らのコメントを見ても、負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、勝てる力があることを確信したようなので、次はやってくれるでしょう。
一つの試合ですが、サッカー文化の違いを改めて感じさせられた試合だったと思います。次は、ホームですので、アウェイの洗礼もありません。次こそ、川崎が勝ちます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。
