おはようございます。前節、大雨の夢の島での対戦でドロー決着でしたが、この試合に勝てば首位に上がるチャンスでした。何より、小林悠選手の引退会見で、この試合に向けての調整している旨の発言がありましたし、U21Jでは初のU等々力開催でした。悠は、途中出場でしたが、しっかりと結果を残し、U等々力にて、小林悠、此処に在り、を見せつけてくれました。
10/3(土)15:00 U21Jリーグ 第4節 川崎 4 – 1 東京V Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
得点:5’持山(川崎)、14’持山(川崎)、39’神田(東京V)、78’山市(川崎)、83’小林(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――93カイキ ――――――――
―34長――――20持山――――24竹内―
――――――26由井―25山市―――――
―31渡邉― 2松長根―35對馬―30野田―
―――――――33勤炯――――――――
46分 20持山OUT → 32加藤ĪN
64分 31渡邉OUT → 39藤田ĪN
64分 34長OUT → 16木村IN
64分 35對馬OUT → 37上野ĪN
66分 24武内OUT → 36廣瀬ĪN
76分 93カイキ ケイロスOUT → 11小林ĪN
東京ヴェルディ 3-5-2
―――――38神田―84山田―――――
―――――27白井―24仲山―――――
―94松橋―――89食野―――42今井―
―――82田邉―28山本―83松田―――
―――――――41中村―――――――
22分 84山田OUT → 91高居IN
62分 94松橋OUT → 30川村IN
62分 89食野OUT → 90熊取谷IN
62分 38神田OUT → 80キム ヒョンウIN
79分 28山本OUT → 87下吉IN
79分 24仲山OUT → 51大藤IN
U21Jリーグが始まって、4節目ですが、ホームとして2試合目で、U等々力での開催をすることができました。前回のホームは、麻生グラウンドでしたから、青援も送れず、観客席の設備も十分でなかったため、この試合をU等々力で開催することができて良かったです。
この日は、引退を発表した悠が、この試合に向けて調整している旨の発言を引退会見でしていたために、俄然、注目度が上がる試合となっていました。
また、SNSでパンを焼いている場合ではない、とバズった同姓同名の「小林悠」さんが焼いたパンもU等々力で販売されることとなっていました。
販売開始からアッと言う間で売り切れたとのことで、僕がU等々力に着いたときには、既に完売となっていました。
普段のU等々力では、保有しているシーズンチケットが北側の2階指定ですので、そちらから見ていることが多いのですが、この日は、知り合いのフロサポさんが、メインスタンド北側のチケットを取ってくれていたので、ありがたくも、非常に見やすい、いい席で見ることができました。
この日のスタメンですが、左SB渡邉くん、CB對馬くん、右WG武内くんが、U18からの出場です。
それ以外、GKはクンヒョン、ナガネはCB起用でした。また、右SBの裕人。
中盤は、ヤマイチ、由井の2ボランチで、トップ下にモチ。左WGに長、1トップがカイキでした。
モチは、ルヴァン杯熊本戦でもトップ下の先発でしたので、連続起用です。また、長、カイキ、ヤマイチも途中出場していたので、連戦となりました。
そして、ベンチでしたが、予告どおり、小林悠の名前がありました。百年構想リーグでは、なかなか見ることができなかったので、ベンチにいるだけでも泣きそうなほど嬉しいです。
ちなみに、対戦相手の東京Vには、FWに神田奏真がいました。川崎からのレンタル移籍ですが、トップチームの試合では、契約上出場不可ですが、U21Jリーグでは、出場できる契約だったようです。
また、川崎から東京Vに完全移籍した田邉秀斗もCBとして、名を連ねていました。彼ら2人には、恩返しされないようにしないといけません。
それでは、ここから試合展開です。
試合開始から序盤は、ロングボールの応酬から始まるのですが、東京Vに攻め込まれる展開から始まります。
2分の東京V、右サイドのポケットを今井に取られ、マイナスに折り返したクロスを神田に合わせられ、早速シュートを撃たれますが、これは枠の右に外れます。その後も、東京Vにボールを持たれて、押し込まれる時間が続きます。
しかし、5分の川崎、右サイドの攻防で、カイキがプレスからボールを奪うとそのままドリブルで前線に持ち運びエリア内に入ったところで、中央の長にパス。長は、収めて、シュートを撃つのですが、GK中村に弾かれます。その弾かれたボールにファー側に詰めていたモチが素早く反応し、押し込みます。これで、川崎が幸先よく先制に成功します。
しかし、その後も川崎は、東京Vにボールを持たれて、押し込まれる時間帯が続きます。
9分の東京V、松橋のスルーパスに抜け出した山田がゴール前でGKクンヒョンと1対1になりますが、ここは、クンヒョンが左足を出してビッグセーブを見せます。危ないところでした。
更には、10分の東京V、バイタルエリアでボールを受けた神田が果敢にミドルシュートを狙いますが、これは、GKクンヒョンがしっかりキャッチします。ここまでは、ワンチャンスを決め、リードはしているものの内容的には東京Vの試合です。
しかし、徐々に川崎がボールを奪う機会を増やして行きます。川崎は14分、ヤマイチからボールを受けた長が左サイドからゴール前にクロスを放り込むとそこに右足で合せたのはモチ。早くもこの日2点目を決めます。2点目を決めた以降、川崎は東京V陣内でのプレー時間が増えていきます。
20分の川崎、由井が差し込んだスルーパスにカイキが抜け出します。そこに相手GK中村も前で出てきますが、カイキの方が先にボールに触ったあと、GK中村はカイキを倒してしまいます。
エリアのギリギリ外でしたが、GK中村は、DOGSOで一発退場となります。そのため東京Vは、22分、FWの山田を削って、GK高居を入れます。これで川崎は11対10の数的優位を得ます。
23分の川崎、そこで得たFKをモチが蹴り、直接狙います。壁の右をすり抜けたところまではよかったのですが、入ったばかりのGK高居に押さえられ、クリアされます。
その後のCKのチャンスも防がれると、27分の東京V、カウンターから前進を許すと右サイドからゴール前へクロスボールを入れられ、神田が頭で合わせます。しかしこれは、GKクンヒョンがしっかりキャッチします。
川崎が数的優位ではあるものの、東京Vも鋭いカウンターを見せるため、川崎が押し込むもののそこまで一方的な展開とはなりません。34分の川崎は、バイタルエリアでボールを持った長がシュートしますが、これは枠の上に外れてしまいます。
38分の川崎、由井が後ろから深追いしたところで、カードが出されてしまいます。何となく、このカードの提示から全体的に寄せが緩くなったのか、東京Vにバイタルエリアまで侵入されます。
そこで39分、神田にボールが渡ると、即座にシュート。これには、振りがコンパクトでタイミング取れず、クンヒョンは一歩も動けないまま、1点を返されてしまいます。警戒すべきだった恩返しゴールをしっかり神田に決められてしまいました。10人とは言え、1点差に詰め寄ったことで、東京Vは勢い付きます。
とはいえ、45+1分の川崎、右サイドで對馬のスルーパスに抜け出したカイキがドリブルで前進。右サイドのポケットを取ったところでマイナスのクロスを入れると、モチとは合わず、こぼれて、そこに長が合わせるのですが、ブロックに合い、得点とはなりません,。
さらには、45+6分の川崎、自陣でボールを奪ってカウンターに行こうとしたところ、裕人が右サイドから中央の由井に入れるのですが、由井と審判がポジションが被ったことでパスがズレます。
そこでボールがルーズとなったことで今井と由井が競り、由井が遅れて取りに行ったため、ファールとなってしまいます。そして、この日2枚目のイエローカードをもらい、レッドカードとなって、退場です。
2点リードで数的優位という極めて優位な状況から、一気に神田のゴールで1点差に詰め寄られ、数的にも10対10の同数となってしまいました。ここで、前半は終了します。
このハーフタイム中、悠が吉田コーチ、テックさんとシュート練習を行っていましたが、練習のゴ-ルに入る度に会場は拍手に包まれていました。
そして始まった後半ですが、連戦だったモチが下がり、代わってユースの加藤が入ります。
川崎は48分には、渡邉から入れられたパスに反応した長が左ポケットを取り、マイナスのクロスからカイキに入れようとしますが、カットされてクリアされます。
51分の東京V、右サイドから前進させると時計回りにバイタル付近までボールが回り最後、仲山がシュートまで持っていきますが、ナガネがブロックします。
54分の東京V、ヤマイチが与えてしまったファールからバイタルエリアでFKを得ると食野が蹴ります。そのボールにニアの田邉が囮になって、ファーの白井が頭で合わせますが、これは、GKクンヒョンの正面で助かります。このあたりの時間帯は、東京Vに攻め込まれる時間帯が続きます。
しかし、決定機は作らせずにいると、62分の東京Vは、3枚替えを行います。神田、松橋、食野に代えてキム ヒョンウ、川村、熊取谷を入れます。
すると、64分の川崎も3枚替え。對馬、長、渡邉に代えて、上野、木村、藤田を入れます。上野は、U15生田なので、まだ中学生ですが、体格的にはユース世代に見劣りしませんでした。さらに、川崎は66分、武内に代えて廣瀬を入れます。
しかし、その後も東京Vにボールを持たれ、決定期こそ与えませんでしたが、押し込まれる時間帯が続きます。
それでも、71分の川崎、ヤマイチがパスカットし、ボールを奪うとカウンターが発動。前線のカイキに出し、カイキはエリア内まで侵入するとシュート。残念ながら、GK正面となり、弾かれます。
一方、73分の東京Vも、再び押し込みます。川崎陣内でボールを回すと、左サイドでこぼれた球を拾った川村がペナ角付近から右足を振り抜きます。DF陣にディフレクトして軌道が変わりますが、GKクンヒョンが反応し、しっかり押さえます。
東京Vにボールを持たれ、なかなか攻撃の機会に恵まれません。しかし、76分の川崎、この漢の投入でU等々力の空気が変わります。小林悠の登場です。カイキに代わって悠が入りました。
悠が入ってから東京V内に攻め入る時間が増えてきます。そんな中、川崎の78分、右からスローインから右ポケットでヤマイチがボールを収めると自らドリブルで切れ込んでシュート。これが決まります。
なお、このシーンでは、悠がDF松田を背中で押さえ込んでいて、ヤマイチの侵入とシュートコースをしっかり確保してくれていました。
追いつかれそうな雰囲気の時間帯が続いていた中で、ヤマイチは、貴重な追加点を叩き込み、突き放すことに成功します。
ここで、79分の東京Vは、山本、仲山を下げて、下吉、大藤を投入します。追加点以降、川崎は、前線へとボールが回るようになります。
更に、83分の川崎、東京V陣内でヤマイチがボールを奪うとカウンターが発動。前線の木村が収めてドリブルからシュートまで行きますが、これは弾き返されます。しかし、再びこぼれ球を木村が左サイドで収めると、ナガネを経て、ヤマイチが受け、右斜め前方へクロスをいれると、そこにジャンピングボレーで合わせたのは、悠でした。東京Vを突き放す、4点目を叩き込みます。
途中出場で空気を変え、さらにヤマイチへの実質アシストから、自らのゴールまで決めました。
しかし、このままで終われない東京Vも意地を見せます。その後も東京Vに押し込まれる時間が続きます。
一方の川崎はカウンターで応酬。88分には、中盤でボールを奪うと、木村がドリブルからシュートまで持ち込みます。しかし、これもGK正面となり弾かれます。
さらにそのカウンターで東京Vは、スルーパスから大藤が受けるとシュートを撃ちますが、そのシュートは、右ポストに当たり跳ね返り、助かります。
一方の川崎は、90分、東京V陣内へ攻め込むとパス交換からバイタルエリアで悠が狙いすましたコントロールショットを撃ちますが、これは、ポストのわずか右に外れます。惜しいシュートでした。
その後は一進一退の攻防で、川崎は、90+2分にヤマイチのスルーパスから廣瀬が撃ちますが、これはゴール上に外れます。
一方の東京Vは、90+3分、左サイドから川村がロングシュート。これは、ポストのわずか左に外れます。距離の割に勢いのあるいいシュートでしたが、枠に行かず助かりました。
さらに、90+4分の東京Vは、左サイドからの川村のクロスにキム ヒョンウが飛び込み、右足に当てはしますが、しっかり合わず、ポストの右外に流れます。
そして試合終了。結果としては、4-1の大勝となりましたが、試合展開からは、余裕のないゲームでした。
それではここから雑感です。
試合序盤は、東京Vペースでした。しかし、序盤の川崎を救ったのはカイキで、カイキが奪ってからのカウンターが1点目の起点となりました。
2点目も長のクロスのニア側を並走していたため、マークが絞れず、結果として、モチがフリーになれたと思います。
そして、由井のスルーパスに抜け出して、前半の早い時間帯で、DOGSOを誘い、相手を10人にしたところまで、カイキは大車輪の活躍だったと思います。また、DOGSOを誘ったスルーパスを差し込んだ由井も見事でした。
しかし、10人の東京Vに1点返されたことで、東京V側の戦意が戻ります。それが奏真の恩返しゴールだったというのは皮肉なんですが、見方を変えるとしっかりレンタル先で活躍している姿を見せてくれたとも言え、複雑な心境です。
それにしても奏真のシュートは、見事でした。クンヒョンが反応できず、動けなかったので、タイミングが取りづらかったのでしょう。
そして、1点差に詰め寄られたことで、東京Vに勢いが増したことで、川崎側に焦りが増したとも言えます。1枚もらっていたのだから、そこまで無理する必要がないところで、由井が2枚目をもらい、状況は反転します。
由井は、相手を10人にするスルーパスを刺しましたが、自らも10人となるプレーをしたため、この試合での評価は複雑です。しかし、こういう経験をして欲しいがためのU21Jリーグですから、次からの由井の活躍に期待したいです。
数的同数で、東京Vに押し込まれる時間が長く、ヒヤヒヤしていましたが、空気を変えたのは、悠でした。それまでも獅子奮迅の働きをしていたヤマイチが悠が投入されたことに触発されてか、さらにギアが上がったように感じました。
体力的にきつくなる時間帯で、3点目の追加点、4点目のアシストとヤマイチはあんたが大賞にふさわしい縦横無尽の働きだったと思います。そこでギアが上がっていなければ、追いつかれ、最悪逆転負けもあり得た展開だと思います。
そして、千両役者だったのは、悠。途中交代でU等々力の空気が明らかに変わるを感じました。それまで、東京Vに押し込まれがちだったのに、悠投入以降、東京V陣内への侵入も増え、3点目、4点目が決まるという結果まで出します。
しかも3点目は、ヤマイチの侵入経路を背中でDFを背負うことでお膳立てし、4点目は、合わせるのが難しいはずのクロスをジャンピングボレーで叩き込みました。
まさか、得点まで見られるとはまで思っていなかったので、引退までに目の前でゴールを見ることができて嬉しかったです。あの動きができるのであれば、90分は無理だとしても、トップチームでも絶対に得点機会がありそうなので、J1での連続ゴール記録の更新と途中出場ゴールギネス記録の更新を期待したいですね。
何にしても、悠のゴールによって、U等々力が歓喜に包まれ、とても幸せな空間になりました。東京Vサポの方には逆に地獄だったかもしれませんが、フロサポは、これを見たくて、こういう空気を感じたくて、川崎の試合を見に行っていると言っても過言ではありません。
悠の次の試合が、どういう形になるのかわかりませんが、とにかく空気を変えるゴールを期待したいです。
あと、今のトップチームの中盤は、J1の他クラブと比べてもとんでもなく高い壁で、レギュラー争いに勝ち残るのは至難の業ですが、これから連戦も始まります。ヤマイチなら出場機会があるはずです。
代表から帰ってくるゼキやここ最近、ベンチが増えている創を含め、中盤のレギュラー争いで、シゲさんを大いに悩ませて欲しいと思っています。もちろん、それに簡単に負けない悠樹、健人、そして泰斗だと思いますので、誰が出ても強い川崎を見せて欲しいです。
その結果、ヤマイチの宣言どおり、川崎一強時代が来たら、最高ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。
