おはようございます。平日夜の二週連続九州遠征となった天皇杯宮崎戦です。25シーズンはJ3だった宮崎ですが、百年構想やJ2でとても昇格組とは思えない旋風を巻き起こしており、対戦は不安でした。しかし、川崎は内容的に劣ったところもありましたが、マルシーニョでセットプレーから先制し、颯太の追加点で突き放し、交代枠を駆使して、クリーンシートで試合をクローズし、強かに勝ち切りました。
10/7(水)19:00 天皇杯 3回戦 川崎 2 - 0 宮崎 いちご宮崎新富サッカー場
得点:12'マルシーニョ(川崎)、50' 三浦(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――97デリキ―――――――
―23マルシーニョ――14脇坂―――17伊藤―
――――― 6山本― 8橘田―――――
―13三浦―28丸山―22ウーレ―5佐々木―
―――――――49ダーセン ――――――
65分 97DラセルダOUT → 20持山ĪN
74分 23マルシーニョOUT → 41家長ĪN
74分 17伊藤OUT → 25山市IN
83分 14脇坂OUT → 34長IN
83分 28丸山OUT → 29山原ĪN
テゲバジャーロ宮崎 4-4-2
―――――18佐藤―42松本―――――
―10井上―――――――――82坂井―
――――― 8山内― 5渡邉―――――
―26宮脇―15安部―45田中誠―13堤―
―――――――31木村―――――――
60分 8山内OUT → 14家坂IN
60分 82坂井OUT → 99村越IN
72分 18佐藤OUT → 47奥村IN
72分 10井上OUT → 9橋本IN
84分 26宮脇UT → 39下川IN
トップチームは、先週、ルヴァン杯で熊本と対戦し、そして、その一週間後、今度は天皇杯で宮崎との対戦です。熊本戦の時にも感じていましたし、下位カテゴリーのクラブとの対戦は、不安でしかないです。
仮に負けても失うものがないので、アグレッシブに立ち向かってくるきますから、やり難いですよね。
まして、宮崎は、25シーズンはJ3で、百年構想リーグでは、J2・3のWEST-Bの1位と旋風を巻き起こし、現在、J2でも中位。今後の活躍状況によっては、来季、昇格して、普通にJ1リーグ戦を戦っているかもしれない相手です。
そして、会場は、川崎としては、初めて戦うことになるいちごサッカー場で、勝手がわかりませんし、ド平日のアウェイですから、青援の後押しもホームに分があるでしょう。
川崎側にアドバンテージがあるとしたら、日程で、U21Jの試合こそあり一部の選手は連戦ですが、トップチームに限れば、先週の熊本戦から一週間空いていますので、休養十分です。
一方の宮崎は、大宮と日曜日に対戦し、中2日で、また中3日でアウェイ富山戦ですから、まあまあの過密日程です。主力を全投入するわけにはいかなかったでしょう。
また、こちらとしては、悠がいる内に取れる唯一のタイトルが天皇杯ということなので、この大会に賭けるモチベーションは例年以上に強いものだと思います。
そんな中でのスタメンは、ガチメンと言っていいメンバーでした。GKはダーセン。そして、先週に引き続きCBは丸さんとウーレでした。あえて言えば、ここにホマーノや栄斗が出てないのが、どうなのかなのでしょうが、熊本戦を見る限り、調子がいいので、変えなかったと説明できるレベルです。なお、ベンチにもCBとして計算できるのは、ナガネしかおらず、ホマーノ、栄斗はベンチにもいませんでした。
そして、SBは、左に颯太で右は旭でした。この試合では、怜音は、ベンチからでした。
中盤は、不動の3人、悠樹、健人、泰斗です。ベンチには創、そして、U21Jで無双していたヤマイチもいました。
前線は、左にマルシーニョ、右に達哉、そして、1トップがデリキです。ベンチには、長、アキさん、モチ、カイキが入りました。
それでは、ここから試合展開です。
試合開始早々から宮崎は、GK木村からのロングボールを放り込んできて、川崎陣内に押し込んできます。
しかし、この序盤を凌ぐと、3分頃から、川崎が押し込む時間帯となります。けれど、肝心のシュートチャンスにまでは至りません。
宮崎の選手らは、距離感が良いコンパクトなブロックを敷いて、なかなか川崎のパスを通させず、何度もビルドアップのやり直しをさせられる感じです。
11分の川崎、ウーレのロングボールから、マルシーニョが一気に抜け出し、宮崎守備陣を押し下げパス交換から、泰斗が左ポケットを取りに行ったところでクリアされ、CKを得ます。
12分の川崎、そのCKを悠樹が蹴り、ウーレがニアで競って軌道を変え、マルシーニョがファーで触ってゴール右隅に押し込み、早い時間帯で、幸先よく先制に成功します。
14分の川崎、長めのパスを駆使しながら前進し、右サイドから達哉がいれたクロスが宮崎のゴール前で宮崎DFらにクリアされるのですが、十分でなく、こぼれ、旭がシュートまで撃ちますが、これは、安部の下腹部に直撃し、クリアされます。痛そうでした。
さらに15分の川崎、中盤でGK木村からのクリアボールをカットした悠樹は、GK木村が前に出ていることを確認して、即座にロングシュート。これは枠の上に外れましたが面白い試みでした。
16分の宮崎、渡邉が健人、そして旭と連続でアフターでのファールを犯し、カードをもらいます。
このあたりの時間帯から、宮崎が後ろからボールを回しながら、一気に前線へ運びますが、奪って川崎のカウンターとなります。
19分の川崎、マルシーニョが左サイドで抜け出して、ドリブルで侵入し、最後なかのデリキに入れますが、ズレて合わず流れます。流れ的には惜しかったです。
その後の宮崎、川崎がCBまで戻したところを山内に狙われて、ボールを奪われカウンターとなりそうなところでしたが、ダーセンが飛びだしてクリアします。
その後、双方攻守が切り替わる目まぐるしい展開に移ります。宮崎は、このあたりの時間帯でハイプレスをかけて、ボールを奪ったら基本、前へ前へとボールを出すが徹底されているように感じます。
川崎が苦手とされる斜めのクロスも何本か入れられますが、CB陣が跳ね返し続けます。
30分の宮崎、ロングボールを収めた坂井が右ペナ角付近からシュート。これはダーセンも届かなかったのですが、枠の右に外れ助かります。
さらに32分の宮崎、押し込んだ中で右サイドのペナ角付近でボールを受けた渡邉がシュート。しかし、これは、丸さんが跳ね返します。
しかし、33分の川崎、ウーレが佐藤に抜かれそうなところで、後ろから倒してしまい、カードを1枚もらってしまいます。
その後も宮崎に押し込まれる時間帯が続きますが最終ラインで何とか跳ね返し続けて凌ぎます。
その後、反撃を行う時間もありましたが、前半、内容的には宮崎が優勢で、結果では川崎が先制して、1-0で折り返します。
後半、両チームとも交代はなく、始まります。
48分の川崎、マルシーニョが左サイドで抜け出し、クロスをいれますが、跳ね返されます。
しかし、その後の50分の川崎、前線でボールを受けたデリキが絶妙な間を取って、左サイドから駆け上がってくる颯太にパスを出すと、颯太は、そのパスを収めて、左足でシュートを撃ちこみ、逆サイドの右ポストに当てながらも、これが決まります。
展開的には、宮崎に押し込まれる時間も長かった中、ここ最近、課題だと言われ続けていた追加点をもぎ取ります。
さらに52分、デリア内でデリキのパスを受けたマルシーニョがGK木村と1対1となり、シュートを撃ちます。至近距離でしたが、GK木村が右手一本で弾き返すビッグセーブを見せます。
55分の宮崎、左サイドの深いところからクロスを入れると前線の松本に合せられそうになりますが、ここれはウーレが付いて、クリアします。
56分の宮崎、そこで得たCKから頭で折り返しのシュートを撃たれますが、枠の左に外れてくれます。
58分の川崎、左サイドでFKを得ると颯太が蹴りますが、クリアされ、チャンスに繋がりません。
攻め入ってもなかなか川崎の時間が作れず、宮崎に押し込まれる時間にされます。
リードされている宮崎が先に動き、60分に坂井、山内を下げて村越、家坂を入れます。
すると61分の宮崎、左サイドから入れられたクロスに佐藤とウーレが競ってこぼれ、丸さんが逆を突かれたところで松本がゴール至近で右足でシュートを放ちます。
しかし、ゴール前の至近距離のシュートをダーセンは、弾き出すビッグセーブを見せます。ただ、その前の松本がボールを収めたところでハンドが取られてたようで、川崎ボールとなりました。見ていた瞬間は肝を冷やされるシーンでした。
その後は、川崎がボールを持って押し込む時間へ移りますが、シュートチャンスまで持って行けません。
64分の宮崎、左サイドで旭との競り合いを経て、宮脇が強烈なシュートを放ちますが、これは枠の上に外れて助かります。
ここで、川崎は65分、デリキに代えて、モチが投入されます。
しかし、宮崎に押し込まれる流れは止まらず66分、バイタルにこぼれたボールを渡邉にシュートを撃たれます。幸い、コースがダーセンの正面であったため、しっかりキャッチしてくれます。
その後も流れは変わらず、宮崎にボールを持たれて押し込まれる時間が続きます。
70分の宮崎、中盤で与えたFKを村越が蹴り、左ポケットの位置から佐藤に頭で合わせられますが、これもダーセンが跳ね返します。その後のCKもクリアで凌ぎます。
2点差を追いかける宮崎は、72分、佐藤、井上を下げて、奥村、橋本を投入します。
74分の宮崎、川崎を押し込み、ゴール前へとボールを入れられるシーンが続いて、ウーレがクリアしたボールを渡邉がダイレクトでシュートしますが、これは、精度を欠いて枠の右に外れます。
悪い流れを変えたい川崎は74分、マルシーニョ、達哉が下げて、アキさん、ヤマイチを投入します。ヤマイチは、右にそのまま入りましたが、アキさんはトップ下に入り、泰斗が左にシフトします。
76分、宮崎の松本に右サイドから突破され、あやうく1対1になりそうだったところを颯太が後ろから猛ダッシュで追いつき、クリアしてダーセンに戻します。大きなプレーでした。
80分の川崎、右サイド深いところでヤマイチが競ってFKを得ます。しかし、ショートで始めたところ途中でパスを奪われ、チャンスを活かせません。
ただ、それでもアキさんとヤマイチを入れた効果はリズムが変わったことで表れており、川崎が攻め込む時間も出てきます。
そして83分の川崎、丸さんと泰斗を下げて、怜音と長を入れます。長は、泰斗がいた左WGへ。怜音は右SBに入ることで旭がCBに移ります。
一方の宮崎も最後のカードを切ります。84分、宮脇を下げて下川を入れます。
85分の宮崎、右からのクロスに反応した松本が頭で合わせた振り返りざまのヘディングシュートは、バーのわずか上を越えます。助かりました。
87分の川崎、アキさんを中心にパスを回しながら前進し、長が左サイドからシュートを撃ちます。しかし、GK木村に跳ね返され、得点になりません。長は積極的に行っていませんが、なかなか得点の結果が出ません。
89分の川崎、怜音が得たCKをショートで始めますが、最終的にオフサイドで相手ボールにしてしまいます。
アディショナルタイムに入りますが、宮崎は、攻撃の圧力を緩めません。川崎は、要所要所で圧を逃がしながら時間を使います。
結局、このまま逃げ切って、試合は、2-0で川崎の勝利となりました。
それでは、ここから雑感です。
基本的にボールは、宮崎側が握っていた時間の方が長かったです。一方で早々にリードできたこともあって、川崎側がどこまで意識していたのかはわかりませんが、川崎が持たせていたようにも思えました。
試合内容としては、セットプレーから早い時間帯に先制点を取れたことで落ち着けたこと、後半でも追加点が取れずに焦れ始める前に、カウンターから颯太が追加点を決めきってくれたことで、試合を楽に進めることができました。
ただ、試合を見ている最中は、宮崎に攻め込まれる時間帯が長く、とても勝ってリードしている試合のようには見えず、けっこうハラハラさせられました。
スタッツで見ても、その感触に間違いはなく、川崎はシュート4本に対して、宮崎は8本、オンターゲットは、3本ずつだったので、チャンスを作れていたのは、宮崎側であったと思います。
上手く説明できないのですが、宮崎側の守備は、ラインは高めでコンパクトなのですが、決して前線からガツガツボールを取りにくるようなハイプレスではなかったと思います。
ただ、全員の配置バランスが絶妙で、川崎のパスミスやズレを感知するや否や、全員が連動して、一気に襲い掛かってくるような感じの守備でした。
それが故に、エリア内へシュートが撃てる余裕を持って侵入できたチャンスがほとんど作らせてもらえなかったと見ています。
だからこそ、セットプレーのマルシーニョが決めたところもそうですし、颯太が決めたところもそうですが、相手の一瞬の隙を見逃さず、セットプレーやカウンターでしっかり決めきったところが、この試合で勝利できた要因だと思います。
得点が取れた時間帯も、2点とも、メンタル的に楽になる時間帯にであったと思います。先制は、前半開始早々、そして、追加点は、後半開始早々なので、得点が取れずに焦れ始める余地をなくしてくれた時間帯であったことも川崎側に心理的余裕を生み出してくれたと思います。
2点リードができたことで、川崎は見方を変えれば、持たせることができましたし、持たれてもは粛々と跳ね返せば勝てるという余裕をもたらしてくれたと思います。
そして、逃げ切りのタイミングで入ったアキさんとヤマイチが、ここまでの試合の中で流れていた時間の流れに緩急を与えてくれたことで、宮崎側に少なくない混乱をもたらしてくれたと思います。
アキさんが静、ヤマイチが動の動きで、後半の残り20分弱を上手く消費することができたと思います。
と贔屓目に見れば、完勝のようですが、撃たれたシュートをダーセンが止めてくれたから失点がなかったし、ウーレが跳ね返してくれたから助かったところもあり、ピンチは、まあまああったので、一歩間違えれば、危なかった相手だと思います。
決して、川崎が好きに往なせる相手ではなかったですが、天皇杯は、カップ戦ですから負けたら終わりです。強かに勝ち上がることに意味にあるので、この試合の反省点を直して、週末からの続く連戦を乗り切ってもらいたいです。
次は、ホームでリーグの名古屋戦。中3日となるうえ、次のルヴァン杯磐田戦も中2日になりますから、どう選手を起用、調整していくのか、シゲさんの手腕が試されます。
内容はともかく、しっかり天皇杯も次に進めたので、この勝利を勢いにかえて、連戦を勝ち進めてもらいたいです。
余談ですが、テゲバジャーロサポが歌うチャント、ずーっと休みなく歌い続けていたのが好印象でした。また、Bling-Bang-Bang-Bornや愛のしるしなと、特徴的にチャントを歌っていたので、いまだに耳に残っています。またの対戦が楽しみなチームでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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