おはようございます。前節ホームの東京V戦では、泰斗のミドルで辛勝することができましたが、この試合は、アウェイで6連敗中の柏との対戦。以前も7連敗中の浦和にも勝利をプレゼントしてしまっていたので、嫌な予感があったのですが、その予感は当たってしまいました。3バックを試し、一定の成果はあったと思われる一方、点が取れなくなってしまいました。試練は続きます。
5/10(日)16:00 J1百年構想リーグEAST 第16節 柏 1 – 0 川崎 三協フロンテア柏スタジアム
得点:73’細谷(柏)
柏レイソル 3-4-3
―――――――18垣田―――――――
―――――16汰木― 8小泉―――――
― 2三丸―21小西―39中川―24久保―
――― 2三丸― 4古賀―42原田―――
―――――――25小島―――――――
55分 18垣田OUT → 9細谷IN
55分 16汰木OUT → 20瀬川IN
70分 21小西OUT → 40原川IN
70分 42原田OUT → 88馬場IN
84分 8小泉OUT → 19仲間IN
川崎フロンターレ 3-4-3
――――――― 9エリソン―――――――
―――――14脇坂―34長――――――
―13三浦― 6山本― 8橘田―29山原―
――28丸山― 5佐々木― 2松長根――
―――――――49ダーセン ――――――
46分 34長OUT → 17伊藤ĪN
64分 9エリソンOUT → 91LロマニッチIN
80分 6山本OUT → 23マルシーニョĪN
85分 28丸山OUT → 38神田IN
85分 8橘田OUT → 19河原ĪN
GW中の水曜日にホームU等々力で開催された東京V戦は、泰斗がワンチャンスをモノにして、勝利を収めることができました。そして、GW連戦最後となる試合は、三協フロンティア柏スタジアム(通称、日立台、以下、日立台という)でのアウェイ柏戦となりました。
日立台では、ここ近年、相性が良く、ドローの試合は一定数あるものの、リーグ戦では負けた記憶はありません。
しかし、昨年のルヴァン杯の第2戦では、泰斗が先制したもののウーレの退場から一方的にサンドバック状態にされて最後に細谷に2連弾を沈められて、まさかの大逆転負けを喫した苦い記憶があります。
あの喪失感を払拭すべく、幸いチケット争奪戦にも勝ち残ることができたこともあり、日立台に行ってきました。
日立台へ向かう道すがら、柏駅の近くに柏神社があるのですが、その境内で、日本挿絵画家の巨匠、小松崎茂氏の個展が開かれていたので、立ち寄ってきました。
小松崎茂さんといえば、小学館から発行された「なぜなに学習図鑑」の「第9巻なぜなにからだのふしぎ」に掲載された小松崎茂氏制作の未来予想のイラスト「イルカがせめてきたぞっ」が有名だと思います。
僕も、そこで攻めこむイルカのキーホルダーを購入し、イルカがせめてきたぞっのステッカーも頂きました。
いや、フロサポがアウェイの柏に行くタイミングで、道すがら、まさにイルカとして攻めに行くわけで、これはフロサポとしては、買うしかないでしょう、ということで、お約束ですから、しっかり購入してきました。
もちろん、柏神社にもしっかり参拝し、ちゃっかり勝利も祈願して、御朱印も頂きました。
さて、そんなことをしている間に、この日のスタメン発表があったのですが、多くのフロサポを混乱させたのは、MF佐々木旭だったと思います。
発表時点では、MF旭とするならば、4バックで、旭がボランチに入って、健人をWGに上げるのかと思いました。
というのも、町田戦の際、DF宮城天というのがあって、3バックかと思われたところ、結局いつもの4バックで、天はトップ下での出場でした。なので、今回も3バックと見せかけ、いろんなチーム事情でこういうことになったのかと本気で心配しました。
しかし、今回においては、試合が始まって、蓋を開けてみると、本当に3バックでした。
旭をCBの真ん中に、左CB丸さん、右CBナガネ、そして悠樹と健人のボランチ。右WB怜音、左WB颯太、左シャドーに泰斗、右シャドーの長、そして1トップにエリソンでした。
長は、2戦連続で先発でしたので、期待されているのでしょう。
ベンチに瑠伊、ウーレ、裕人、林験、創、達哉、マルシーニョ、奏真、ロマでした。
別件ですが、前節のハーフタイム後に、突如始まった感のあった長のチャントの件ですが、川崎華族の方々は、この試合の前に長のチャントが入った応援歌の歌詞カードを配り、試合前にもチャントの練習を行いました。
原曲は、キース・モリソン作曲のスパルタンXです。これは長と同郷のプロレスラー三沢光晴選手の入場曲として有名な曲とのことで選んだとのことでした。
日立台はゴール裏とメイン指定が近いですから、この試合に来たフロサポは、長のチャントをしっかり覚えたのではないかと思います。
それから、川崎華族の件でい言えば、前節、物議を醸した「長谷部フロンターレ」コールの件ですが、この試合ではしっかり行っていました。
おそらく、前節は、何かしらのやり方とかタイミングを変えた結果、「長谷部フロンターレ」コールを落としてしまったものを推測されます。
解任論が出ていることも承知していますが、敢えてコールしないという陰湿なことはやらない方がいいと思っていたので、この試合で、長谷部フロンターレコールをしたのは、良かったと思います。試合前にやること(この場合はやらないですが、)ではありませんからね。
ということでここからは、試合の雑感になります。
この試合、MF旭に驚かされますが、旭をセンターCBとした3バックでした。そのため、柏と同じフォーメーションとなるミラーゲームになります。
ただ、柏と異なるのは、川崎はロングボール主体でしたが、柏はボールを保持して崩そうとします。
試合の序盤は、柏がボールを握って、川崎を陣内で攻め崩そうと試みますが、そもそも3バックに面食らったのか、1対1で付かれることを振り払えなかったのか、柏は柏で攻めあぐねます。
中でも、柏の1トップの垣田をしっかり押さえたのは、中央の旭で、柏の攻め手を潰せていたと思います。一方、シャドーの小泉、汰木らは必ずしも捕まえきれていないかったので、彼らが、浮く場面もありましたが、パスの精度等に助けられて、致命傷を負わずに済みます。
川崎の攻め手は、左サイドの颯太からで、ずっと柏にボールを握られていましたが、15分にドリブルから持ち上がりクロスまで入れると最初のCKを得ます。
このCKの流れから最後エリソンがオーバーヘッドでシュートまで持って行けたのが、最初のチャンスだったかと思います。精度は高くありませんでしたが。
ただ、このあたりの時間帯は、まだ、柏がボールを握る時間が長く、22分に左サイドを突破されて中川にシュート性のクロスを入れられますが、誰にも触られず、ゴール前を横に通過していき事なきを得ます。
逆に24分には、持たされていたはずの旭が最初はパスの出しどころがなく、追い詰められた結果かもしれませんが、自らドリブルで持ち上がります。
結果として、ミドルシュートを放つと、これが枠を捕らえたいいシュートで、GK小島も上に弾くのがやっとでした。
これが決まっていればと言いたくなるシュートでしたが、これ以降も川崎はCKを何本も得て、颯太と怜音がそれぞれの利き足でインスイングで蹴り込み、シュート性の、誰かが触れば入るという感じのボールを入れるのですが、ここもGK小島がきっちり弾きゴールを割らせません。
前半の25分以降は、川崎が押し込み、CKを皮切りにボールを放り込み続けるのですが、決定的な崩しがあるわけではないので、決まりません。
その間、39分の悠樹のミドルや、44分の颯太のクロスがディフレクトして枠内に飛びそうになったもの、あるいは、前半終了間際の泰斗のミドルなど、前半のうちの後半は、川崎が押し込み、決定機らしい決定機ではなかったものの、ゴールには迫れていたと思います。
しかし、得点を取ることなく、スコアレスで折り返す結果となります。
前半、長はシャードーの位置で出ていたのですが、このポジションでは、窮屈だったのか、あまり良さが出ていなかったように思います。
それもあってか、後半の頭から、長に代えて、達哉が入りました。
後半も最初の10分くらいまでは、双方対峙するフォーメーションの中で、川崎が押し込む時間帯であったと思います。
惜しかったのは、53分の悠樹が右から入れたクロスをDF原田が触れず流れた先にいた達哉がそのまま押し込もうとしたシーンで、正直、入ったと思ったシュートでしたが、これをGK小島が弾き出します。
川崎の良かった時間帯はここまでで、55分に垣田に代えて細谷、汰木に代えて瀬川が入ったことで流れが一気に変わります。
厄介だったのは、瀬川の斜めのランニングで、急造の3バックであることから付くべき選手の受け渡しが円滑でなったこと、連戦からの疲労で出ずっぱりだったDFの足が止まり始めたこと、特に左CBの丸さんの前後のスペースを狙われていたと思います。
59分には、小泉の入れた縦パスを綺麗に収めた瀬川がダーセンと1対1になったシーンがありました。完全に裏を取られた1失点もののシーンでしたが、これをダーセンがビッグセーブで救います。
流れを変えるべく、エリソンに代えて、前線での収まりを期待されたロマを入れますが、柏の旋風は収まりません。
流動的に動く柏の前線を捕まえきれず、足が止まり、ボールウォッチャーとなり始めて、耐える時間が増えてきます。
柏は、小西、原田に代えて、原川、馬場を投入してきます。これで、ここまでの前線の流動性にも手を焼いていましたが、73分には、馬場の後ろからの飛び出しによって、右ポケットを取られて、フリーでクロスを上げられます。
ここで、柏の前線には、細谷と三丸が走り込み、三丸に釣られて、ニアに引っ張られたところで、ファーの細谷を抑えきれず、細谷に頭で押し込まれて先制を許してしまいます。
その後、悠樹に代えてマルシーニョを入れてスピードでの裏抜けを狙ったのでしょうが、効果は出ません。
柏は、前線でかき回していた小泉に代えて仲間をいれて、流動性の効果を持続させる一方、川崎は、健人に代えて創、丸さんに代えて奏真を入れ、ここでいつもの4-4-2の布陣に戻します。
ただ、効果的な攻撃は繰り出せず、瀬川が入った以降に活性化した柏の旋風の前に攻め手なく敗れてしまいました。
この試合、敗れてしまったので、落ち込みはしましたが、敢えてポジるとすれば、3バックを試してみて一定の効果があったところでしょうか。
聞けば、練習は1日だけとのことなので、しっかり仕込めば、この試合であったような付け焼刃感はもっと減らせると思います。
結果、1失点してしまいましたが、旭を中心とした3バックはある程度機能したと思います。というか、旭が機能させたと言っても過言でもないくらい、旭の大車輪の働きがあったと思います。
前回DF天について聞かれたシゲさんは守備をしっかりしましょうということ、と答えていましたが、その文脈を踏襲すると、MF旭は、試合をコントロールしましょう、だったのかもしれません。それならこの試合の旭はできていたのではないでしょうか。
旭はほぼ、相手の1トップを潰すことに成功していました。なんなら、前半、自ら持ち上がって惜しいミドルシュートまで放ちました。
本来、3バックやるにしても旭は中央でなく、どちらかの左右のCBにいるべき選手だと思っているので、旭がもう一人欲しかったくらいです。
丸さん、ナガネも急造としては機能していましたが、後半の瀬川投入以降、丸さんの前後のところを狙われてしまったと思います。丸さんも年齢的な体力のことを考えれば、連戦でここまで頼らなければならない事態になっている今の状況の方がシゲさんの想定外だと思います。
ここのケアがもう少し早ければ、失点は免れることができたかもしれませんが、それができたのかも疑問に思っています。
起用されなかったウーレ、林駿くんがCBとして候補となるわけですが、起用されていないのには、起用されなかった理由があるのでしょう。
この試合でも終盤の4バックを形成しましたが、颯太、旭、ナガネ、怜音と、実はSBが本職の4人であって、信頼されるに足るCBが不在であることを物語っています。
本来は、ウーレがコンディションが上がって、栄斗が怪我から復帰し、カミが信頼に足る闘志と高さを見せ、林駿くんが急成長してくれれば、CBも十分なのかもしれません。しかし、現実はそうなっていないので仕方ないです。
かつてのように今の川崎には、実力で殴り勝てるほどの力はないと思います。勝ったとしても紙一重で上回ってきたのが今季です。
逆に言えば、負けもある中で、いかに負けの中に光明を見出すか、が僕の今季の楽しみになっています。
もちろん、試合には全部勝ってほしいけれど、悲しいかな、これが今の川崎の現在地です。
僕は、強い川崎フロンターレが好きなのではなくて、川崎フロンターレが好きなので強くあって欲しく、だからこそ、応援しています。順序が逆ですね。
もし、強いチームが好きなら、今季は、鹿島サポになればいいのでは。毎年、毎年、優勝しそうなチームのサポに鞍替えすればいいでしょう。でもそれ、面白くないでしょう。
また、1週間後に試合がやってきます。西との順位決定戦を除けば、リーグのホーム最終戦です。相手は町田となり、現時点では川崎よりも力のあるクラブです。
でも青援の力を背に、わずかな差であっても競り勝つ川崎フロンターレの姿を見たいので、僕はまた、後押ししにU等々力に向かいたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。
