おはようございます。多摩川を挟んで、鎬を削るライバルであるFC東京相手に、ぬるっと試合に入ってしまって、押し込まれ、あっさり先制を許す。怜音のゴラッソでせっかく追いついたのに、またサラッと突き放される。その後もいいところがなかったですね。長い歴史の中で、こういった試合もあるのかもしれないが、よりによって多摩川クラシコで、この試合内容での敗戦はきつかったです。
2/21(土)15:00 J1百年構想EAST 第3節 川崎 1 – 2 FC東京 Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu
得点:18’Mヒアン(FC東京)、31’山原(川崎)、38’室屋(FC東京)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
――――――― 9エリソン―――――――
―17伊藤―――14脇坂―――41家長―
――――― 8橘田―19河原―――――
―13三浦―3谷口―2松長根―29山原―
―――――――49ダーセン ――――――
57分 17伊藤OUT → 23マルシーニョIN
57分 9エリソンOUT → 91LロマニッチIN
57分 41家長OUT → 18紺野IN
73分 19河原OUT → 6山本ĪN
88分 8橘田OUT → 16大関IN
FC東京 4-4-2
―――――26長倉― 9Mヒアン―――――
―22遠藤――――――――16佐藤恵―
―――――27常盤―18橋本拳――――
― 5長友―17稲村―24Aショルツ―2室屋―
―――――――81キムスンギュ ―――――
66分 22遠藤OUT → 23佐藤龍IN
69分 9MヒアンOUT → 71山田IN
81分 27常盤OUT → 37小泉IN
81分 16佐藤恵OUT → 55尾谷IN
この試合は、多摩川クラシコ。いわゆるダービーマッチは、同じ街のクラブ同士が争う対戦であり、多摩川クラシコは、その定義からは厳密には外れます。
しかし、多摩川クラシコは、旧JFL時代からJリーグ入りを目指し、前身の富士通、東京ガスが、鎬を削りってきていたライバルクラブであったことや、多摩川を挟んで向かい合ってきた両クラブが、双方のクラブの発展希望も込みで、スペインの伝統の一戦、エル・クラシコから引用して「多摩川クラシコ」と命名し、この対戦をダービーマッチに準じて育んできたものです。
他のフロサポの皆さんの熱量は必ずしもわかりませんが、少なくとも僕は、どのクラブとの対戦よりもFC東京には負けられないという気持ちが強いです。
そんな多摩川クラシコですが、今回の百年構想リーグでの正確な扱いは、僕はわかっていません。公式の多摩川クラシコは、リーグ戦のみでカップ戦は含まず、ということになっていますので、J1記録に算入されない百年構想リーグは、その考え方からすると、正規の多摩川クラシコではないのかもしれません。
だからと言って、緩く戦っていいものでは絶対にないはずなので、当然、この対戦もガチバトルで確定です。
前節の千葉戦、僕自身が風邪で寝込んでしまい、DAZNでのリアタイもできなかったのですが、回復してから後追いで見ました。柏戦、千葉戦を経ていたので、この試合のスタメンでシゲさんがメンバーを変えて、何とかしようと考えたであろう意図も感じました。
この試合のスタメンは、ボランチの悠樹から健人を据えて、ボランチの位置でも広域な守備範囲を確保しようとしたのだと感じました。
また、右WGを紺ちゃんからアキに代えました。ボールを持てるアキを上手く経由することで、ボール保持の時間を作り出し、ひいては攻撃を活性化しようという意図だと感じました。
逆にそれ以外のスタメンは変わっていませんでした。気になったのは、やはり旭。これで3戦連続行方不明です。また、前節に引き続いて、控えGKはハヤでした。昨季の正GK瑠伊がベンチにも居ないのは、やはり違和感を感じます。
とはいえ、外からではわからない部分があるので、今いる選手らに託すしかなく、そして出ている選手らで勝利をもぎ取ってもらいたい気持ちに何ら変わりはありません。
ということで、ここから試合を見てからの雑感です。
振り返ると、まず、試合開始後、初っ端のマルセロヒアンのシュートから出鼻を挫かれたように思います。
川崎は、ここ2戦で守備の緩さを改善しようと、この試合に臨んでいただろうから、簡単に先制を許してはいけない意識が強かったと思います。
そこに、いきなりのマルセロヒアンにシュートを撃たれたことで、選手らに守備意識を徹底しなければというふうに過剰に意識にさせてしまったように思います。
幸い、このシュートは、ダーセンが止めてくれたので、失点にはなりませんでしたが、それ以降、シュートを撃たせないポジショニングの意識に全神経が向いてしまったように感じました。
当然、それ以降、FC東京にボールを持たれ、押し込まれる展開となります。ただ、前2戦に比べると、前線の選手らの守備の連動性の無さは、相変わらずなのですが、ボランチより後ろは、守備の位置取りは良くなっているようには思いました。
それでも、全体として、FC東京の選手らへの寄せは甘く、目の前の対戦よりも守備位置の意識の方が強いのではないかとすら感じました。
だからではないのでしょうが、ボールを持った相手への寄せ、ルーズボールへの対応、局面局面の球際で、ことごとくFC東京の選手らに負けてしまっていたと思います。
結果、川崎の最終ラインまで押し込まれるので、FC東京はシュートで終わる場面ばかりが続きます。
逆に川崎は、ボールを持っても前線に有効なボールが通らず、読まれて、カットされ、カウンターを浴びる場面が多くありました。
そういう展開の中で、ロングボールを入れられ、長倉とナガネが競って、こぼれたボールが絶好の落としとなってしまい、そのボールをマルセロヒアンにシュートを撃たれ、あっさり先制を許してしまいます。
ダーセンも触ることができていたので、惜しかったのですが、残念ながら、先制されてしまって、ちょっと途方に暮れる展開となります。
その後もFC東京には、押し込まれてシュートまで持っていかれます。逆に川崎は、攻め筋がまったく見えてきませんでした。
それでも、泰斗とのパス交換から中央に抜け出した怜音がFC東京のカバーが遅れ、フリーな状態であったことから、怜音が思い切ったミドルシュートを撃つと、左から中に巻き込むゴラッソで同点に追いつくことに成功します。
年間でも数本しか見られないような怜音のゴラッソ弾がここで飛び出して、同点に追いつくことに成功します。
ただ、その数分後に、川崎の左サイドを佐藤恵と室屋に突破されて、あまりにもあっさりと失点。なかなか攻め手がない中で、なんとか追いついたと思った矢先に引き離されたので、メンタル的にガクッときてしまったと思います。選手もサポも。
前半では、泰斗の直接FKが枠に行っていたくらいしか、ほかに見せ場がなかったと思います。
後半に入っても基本展開は変わらず、川崎はビルドアップできない、前線のエリソンに収まらない、イーブンのボールは、ほぼ競り負けてFC東京に持たれる、そして、攻め込まれてシュートまで撃たれる、を繰り返していました。
それもあって、シゲさんは、後半入って10分ほどで一気に前線3枚全部替えを行います。ロマ、マルシーニョ、紺ちゃんの前線に替え、攻撃の活性化を図ろうとします。
ただ、正直に、明確に改善されたとは感じませんでした。構造としては、ほぼ同じ状態が続きました。それでも、この試合に限って言えば、エリソンの時よりもロマの方がボールは収まっていたと思います。
前線で、ロマが粘れる分だけ、川崎のボールを持てる時間が増えたのだけど、せっかくロマが粘ってもその次の攻撃に至れず、シュートに持っていける前までに奪われてしまうシーンも数多くありました。
後半も決定機といえるようなシーンは、FC東京側の方が多く、長倉の複数回あったシュートは脅威でした。ダーセンでなければ、さらなる失点もあったかもしれません。
FC東京は途中、佐藤龍や山田楓らを入れて攻撃の手を緩めませんし、川崎は、創から悠樹に代えて、チャンスメイクの質を変えようとしますが、大局は変わりません。
さらにFC東京は終盤、小泉、尾谷らを入れて試合を閉めにかかります。川崎も、終了間際にゼキを入れて、得点を取りに行こうとはします。
アディショナルタイム含め、最後の10分ほどは、川崎の怒涛の攻撃も見られましたが、これはFC東京がリードしているために、無理に攻め込まなかったために生まれた攻撃の時間帯だったと思うので、割り引いて考える必要があると思います。
結局、前半のリードのまま逃げ切られて、90分で敗戦。勝ち点を1つも得ることができませんでした。
そして、内容には、スコア以上の完敗で、何もできなかったと言っていいと思います。むしろ、得失点差が1しか差が付かなかったことが、不幸中の幸いとも思える内容でした。
素人の感覚なので、正しいかわからないのですが、選手らは、シゲさんの考える守備のポジショニングの原則を守ろうと意識してはいたと思います。
ゾーンディフェンスのポジションを守ろうとはしていたと思います。ただ、目の前のデュエルを疎かにして、球際で戦わず、位置取りの方の意識が優先してしまったために、トータルで見ると守るに守れなかったように感じました。
一方の攻撃は、選手間で意図するプレーの共有ができておらず、欲しいところにボールが行かない、前線でボールが収まらない、何とか相手エリア内まで行けたら行けたで、変にボールを大事にして、シュートまで行かない、そんなシーンが散見されました。
こうして書くと川崎は、チームとしてかなり重症なのだけど、選手一人一人の能力で見てみれば、決して劣る選手ばかりではなく、むしろ、個の能力は、間違いないく優勝争いできるレベルだと思います。
それが、今は、連動していないだけなので、チームとして、意識合わせと連携が深まれば、必ず怖い戦いができるはずです。
多摩川クラシコは、本来、こういう戦いで消化してはならず、内容はとにかく結果として勝ってほしい戦いなのです。しかし、そうは言っても終わってしまったので、ならばせめてこの敗戦を次に活かしてほしいです。
少なくとも、この試合を見る限り、技術が足りないと感じることはなくて、意識が足りていれば、大部分が解決する問題のように感じました。
昨年の過密日程で、コンディショニング調整しかできなかった時期とは違うので、1週間、しっかりチーム戦術の構築取り組んでもらいたいと思います。
当然、練習の段階からゆるいところ、ぬるいところは、改善し、試合でも厳しい戦いができるよう、練習から真剣に行ってほしいですね。
今の選手らの能力を考えれば、見せられるパフォーマンスは、こんなものじゃないことは分かっているので、次、絶対にお願いします。
幸い、次もホームU等々力です。この試合は、単なる今後の過渡期であったねと安心させてくれるようなパファオーマンスをお願いしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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