おはようございます。後半の入り、これからというところでミスから失点。まだ時間はあったし、チャンスは、作れていたが、落ち着いてフィニッシュまで行けなかった。もったいない負けだが、負けは負け。続くACLE、あるいは、カップ戦ではすべてを失うので、その教訓を学ぶ場がリーグ戦で良かったと思うことにする。悔しい敗戦。
3/1(土)15:00 J1 第4節 川崎 0 - 1 京都 UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu
得点:49’奥川(京都)
川崎フロンターレ 4-2-3-1
――――――― 9エリソン――――――――
―17伊藤―――26山内―――28Pヴェロン―
――――― 8橘田―19河原――――――
―15田邉― 7車屋―44アイダル―5佐々木―
――――――― 1成龍――――――――
46分 44アイダルOUT → 2高井IN
57分 28PヴェロンOUT → 41家長ĪN
57分 26山内OUT → 14脇坂IN
57分 17伊藤OUT → 23マルシーニョĪN
77分 8橘田OUT → 20山田ĪN
京都サンガFC 4-3-3
―29奥川――― 9エリアス――――14原―
――――39平戸――― 6Jペドロ―――
―――――――10福岡―――――――
―44佐藤―50鈴木―24宮本―22須貝―
―――――――26太田―――――――
46分 6JペドロOUT → 7川﨑IN
72分 29奥川OUT → 31平賀IN
77分 39平戸OUT → 8米本IN
90+1分 9RエリアスOUT → 4PウィリアムIN
90+1分 31平賀OUT → 18松田IN
アウェイ福岡で、シゲさんの古巣の福岡で、先制されながらも颯太、達哉のクロスの質で違いを見せて逆転勝利してからホームU等々力に戻っての京都戦。
昨年、同じ時期、同じ京都の川﨑颯太にやられた1点を守りきられ、敗戦した苦い思い出があります。そのトラウマを払拭すべく、勝ちたい試合でした。
開幕戦のU等々力は、まだ寒かったですが、当日のU等々力の気候は、ほとんど雲もなく、快晴。寒さを考慮して、やや厚着で行ったのですが、暑いくらいでした。
春の陽気に包まれ、多くの家族連れも詰め掛け、超満員のU等々力。過密日程ですけど、ここで勝って勢いをつけたいところでした。
ただ、福岡戦から中2日。このあと期間があく他クラブと違い、また中3日でアウェイ上海申花戦を控えている川崎としては、コディション重視で、ベストメンバーを選ぶ必要があるところ。
この日のスタメンは、前節の福岡戦からほぼ総取り替えの10人が替わりました。
GKにソンリョン神が復帰。CBに左紳太郎先生、右にアイダル。SBは、左秀斗で、右旭。ダブルカンテこと、健人と創。SHは、右にパトリッキ。左に達哉。トップ下に日向汰。1トップエリソンの布陣でした。
個人的に注目していたのは、達哉。この試合は、本職での左SHでの起用。前節も途中から、右で、素晴らしいクロスを入れて、決勝点をアシストしただけに本職の左SHでどんなプレーが見られるのか、そして得点、アシストがあるのではないかと期待していました。
そして、旭。そもそも、右SBなのか、左SBなのか、はたまたCBなのか、不明でした。紳太郎先生とアイダルがいたのでSBは確定だと思ってはいましたが、蓋を開けてみれば、右SBでした。
そして、名古屋戦で無念の負傷交代から前節途中から出てはきましたが、スタメンは、開幕戦以来。
さらに、泰斗がスタメンではなかったし、他の副キャプテンのシンも丸さんも先発ではなかったので、必然、この試合のゲームキャプテンでのスタメンです。期待しないわけにはいきません。
試合ですが、まず出鼻をくじかれたのは、川崎が、福岡戦で行った、コートチェンジです。前半、川崎側に攻め、後半、京都側に攻めるという、いつもと逆のコートになりました。
多分、川崎側は、後半、等々力劇場醸成の雰囲気を考えるとこれをやるメリットはないので、京都側からかと思いますが、シゲさんが仕掛けてきたように曺監督も仕掛けてきたのか、とにかく、いつもと逆で始まりました。
京都は、ここまでの中では、最もハイプレスに来るチームでした。特に、CBやGKまでも激しく迫ってくるので、なかなか後ろでボールを持つことにも苦労させられていました。
特に厳しそうだったのは、左効きのアイダル。右CBに入っていたため、後ろで回している際に、よく紳太郎先生からボールが回ってきていましたが、やはり右足より左足なので、苦しそうに見えました。
ただ、前半、京都のハイプレスを受けながらも、アイダル含め、けっこう、川崎の選手らは、パス回しで、往なし続けていたと思います。
怖かったのは、セットプレーからで、5分や、13分のCKからの攻撃。特に、13分のCKはショートコーナーから、デザインされたプレーで最後に大外の福岡に頭で合わせられたのが危なった。
ただ、この試合の守護神は、成龍神なので、しっかりと何事もなかったかのように反応してキャッチしてくれていました。
川崎の攻撃では、19分の日向汰がエリソンに縦パスを通したところからからはじまって、達哉を経由して、再び、日向汰に戻って、バイタルから日向汰自らミドルシュートまで行ったものが惜しかった。もう少し巻いていれば入ったかもしれない。
注目していた達哉がボールを持つ時間はほとんど来なかったので、もっと見たかったのが、正直なところです。
逆にエリソンへは、ボールは入っていたのですが、あと少し踏み込むか、もうひと崩しあってからシュートまでいければ、得点できたように思います。前半は、スコアレスで折り返します。
後半開始から、アイダルに代えて、幸大を投入します。アイダルの右足と、あとは高さ考慮しての交代なのかと思いました。
しかし、後半に入りの49分、開始からまだ落ち着かない時間帯にミスがおきてしまいました。
健人が左サイドでの攻撃をあきらめ、後ろに戻し、逆サイドからの攻撃の組み立てを試みたのだと思います。
健人が紳太郎先生に戻したボールが、思いのほか緩かったのか、ボールが想定よりも転がらなかったのか、あるいは、想定のところに味方が誰もいなかったのか、バックパスしたボールをエリアスに奪われてしまいます。
ここで先生と幸大が全力で戻りますが、幸大がエリアスとファーを走る奥川を見る状態で、枚数が足らず。エリアスはファーの奥川を使い、ラストパスを送ると、綺麗に決められ、先制を許してしまいます。
ミスから生じた、もったいない失点。崩されたわけでも相手のゴラッソというわけでもない失点。もったいないです。
ここで気落ちしたのか、そのすぐ後の51分にも途中交代で入った川﨑がエリアスのパスに反応して抜け出し、ソンリョンと1対1。
ここで川﨑はループシュートを試みますが、ソンリョンが抜群の反射神経で両腕を上に伸ばし、ボールが上がりきる前に止めるビッグセーブ。ここで2点目が入っていれば、ゲームとしても終わっていたかもしれません。
その後、1点を追いかける展開でシゲさんは、アキ、泰斗、マルと2列目を総取り替えして、攻撃の活性化を図ります。
惜しかったのは、注目の旭。70分、右サイドから正確にアーリークロスを入れると、マルシーニョが頭でドンピシャに合わせます。
ただ、これが、相手GK太田の守備範囲内で、ビッグセーブ。こぼれ球をエリソンが押し込もうとしますが、これもクリアされ、なかなか同点まで持ち込めません。
さらには、76分、紳太郎先生のロングフィードからマルシーニョが収め、中のエリソンに渡しますが、エリソンはわずかに届かずファーに流れます。
このボールをアキがダイレクトで左足でシュートに持ち込みますが、惜しくも枠外。タイミングは、得点の形として完璧でしたが、あとは最後の精度のところ。同点にできません。
その後もエリソンにボールが渡り、シュートまでは行けるのですが、少し遠目からだったり、しっかりミートしなかったりで、ゴールならず。
そのまま、タイムアップで試合終了。決勝点がミスで献上した1失点だったので、本当に悔しい結果となりました。ワンミスで試合を落とすという大きな対価を払わさせられることに。
ボランチは、健人と悠樹と創との3人で2つのポジションを交代で回していました。
健人のミスは、うかつだったことには違いがないのですが、連戦の中で、体力面はもちろん、精神面、特に集中力も疲労しているのだと思います。同じ過ちは犯してほしくないですが、責められないかなとも思います。
あのシーンでは、なんでそこに居ないの?という感じで健人もボールを出してしまったので、健人のミスということだけでなく、連携ミスなのかもしれません。
となると紳太郎先生もなのですが、結局よくわかりません。しかし、それなら、コミュニケーションで何とかなるところ。
選手間ではわかっているでしょうから、あの場面なら、相手選手を考慮にいれたパスのの向きとスピードなのでそう時間がかからず修正できると思います。
リーグ序盤の大事な試合には違いないですが、それでも負ければ即退場のカップ戦ではないので、こういうミスが命取りになるという教訓を得たとすれば、少し諦めもつきます。
もう一つ。今季からアクチュアルプレイングタイムを伸ばそうと、昨年までのファールを取らない傾向にあります。この試合もそうでした。
しかし、激しくてもフットボールコンタクトと言えるものをファールとして取らないことと、明らかなアフターのファールをファールとして取らないことは、違うと思います。
この試合の主審は、山本雄大さんでしたが、この辺りの基準の軸がまだ定まっていないように感じました。彼だけでなく、他の試合の審判も同様に感じます。
このままでは、アフターのファールも多くなるし、怪我する選手も増え、試合も止まるし、誰一人得する者がいなくなる、本末転倒の改革になりかねないと思います。
シンプルに審判技術の向上とセットで、プレー強度を上げて行かないと、マズい気がします。まあ、卵が先か鶏が先かなのかもしれないので、もう少し、様子を見る必要もわかります。
しかし、大怪我した選手が、出てきた後でら、取り返しがつかないので、Jリーグには、この件、しっかり検証を続けて頂きたい。
なお、審判を叩く人もいますが、僕は、この件では、審判も被害者だと思っていまので、リスペクトを。
さて、この試合の敗戦をくよくよ引きずっている暇はありません。もうすぐにACLE上海申花戦が始まります。
アウェイですが、前回対戦時は、開始早々のマルシーニョの退場からはじまっての敗戦でしたからこれはリベンジしておかないといけない相手と場所です。
等々力での2戦目を極力、優位に戦えるよう、全力で挑み勝ってきてもらいたいと思います。
ACLEで勝ち上がり、サウジ行きが決まれば、選手らもいいモチベーションで続くリーグ戦も戦えると思いますので、次の上海申花戦、大事です。
この敗戦は、悔しくて残念ですが、次のアウェイ上海申花戦の勝利で、歓喜に塗り替えましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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