おはようございます。平日、アウェイ、福岡での試合。シゲさんにとっての古巣対決という話題性十分な試合。残念ながら、行けませんでしたが、DAZN越しにフロサポの大きな声援を感じることができました。ベン カリファに一瞬の隙を突かれて先制される苦しい展開でしたが、前半に颯太、後半に達哉の素晴らしいクロス2本で逆転勝利を収めることができました。
2/26(水)19:00 J1第3節 福岡 1 – 2 川崎 ベスト電器スタジアム
得点:15’ベン カリファ(福岡)、42’家長(川崎)、85’エリソン(川崎)
アビスパ福岡 3-5-2
――――13ベンカリファ―7金森―――――
―――――14名古―11見木―――――
―77志知―――15秋野――― 2湯澤―
―――20安藤―37田代― 5上島―――
―――――――24小畑―――――――
46分 13Nベン カリファOUT → 18岩崎IN
58分 7金森OUT → 8紺野IN
74分 77志知OUT → 22藤本IN
74分 14名古OUT → 17ウェリントンIN
86分 2湯澤OUT → 9S・ザヘディIN
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――20山田―――――――
―23マルシーニョ――14脇坂―――41家長―
――――― 6山本― 8橘田―――――
―13三浦―35丸山― 2高井―31VW際―
―――――――98山口―――――――
58分 8橘田OUT → 19河原ĪN
69分 31VW際OUT → 5佐々木ĪN
69分 41家長OUT → 17伊藤IN
69分 20山田OUT → 9エリソンĪN
81分 23マルシーニョOUT → 24宮城IN
平日、福岡でのアウェイ開催、皆さん、どうしてああも多く、博多の森に駆けつけることができるのか、羨ましい限りですが、僕は、僕で、できるだけ仕事を早く終わらせ、DAZNにて、ほぼリアルタイムに観戦することができました。
アビスパ福岡は、シゲさんこと長谷部監督が5年間監督を務めた古巣。それが、リーグ3戦目で早くも福岡の地で対戦することになり、心情としては、難しいところがあったかもしれませんが、しっかりと準備してくれたと思います。
アビスパ福岡の現監督は、金監督。前、町田のコーチであり、鳥栖の元監督。鳥栖の監督を退任した経緯が経緯だけに就任前に色々言われていました。そして、ここまで連敗でこの試合を迎えていたので、前任のシゲさん率いる川崎には、何としても勝ちたかったと思います。
川崎は川崎で、前節引き分け、勝ち点3を積むことができなかったので、ここで勝ち点3を積み上げ、再び首位に近づきたいところだし、シゲさんとしても古巣であるが故に、絶対に負けられません。
両監督としては、複雑な心境が交錯した試合だったと思います。
スタメンですが、右SHにアキさんが入りました。リーグでは初先発です。そして、ボランチは、創に代わって健人。このあたりは、体力的な状況を見て、使い分けているのでしょうか。
そして、ベンチに名古屋戦で負傷交代した旭が帰ってきました。両SBにCBもできる旭の帰還は、この上なく心強かったです。また、前節Jデビューを果たした達哉もこの試合はベンチスタートでした。
試合ですが、まず驚きは、川崎側からコートチェンジを行ったこと。前半、フロサポ側に攻め、後半、アウェイ側に攻めるという通常とは逆の進行方向となります。
まず、出鼻で、福岡のリズムを崩すところから入ろうとしたのでしょうか?シゲさんは、古巣だけに、それだけ後半のアビサポの圧を評価しているとも言えます。
試合が始まると川崎がボールを持つ展開。4分には、ボールを回して、悠樹がバイタルでボールを受け、フリーな状況と判断するとすかさずシュート。枠を外しますが、シュート意識は良かったと思います。
そのすぐ後の5分、颯太が左サイドからドリブルで運び、バイタルエリアの泰斗に渡すと、泰斗は、シュート。そこは、DFに当たりこぼれますが、そのボールを詰めて拾ったアキがシュート。惜しくもバーを叩きます。
ここまで、川崎のいいペースで支配していたんですが、一瞬の隙を突かれます。福岡陣内の深いところから秋野がロングボールを入れると、ベン カリファに抜け出され、そのままエリアに侵入されると、右斜め45度からルイのニアを撃ち抜かれます。
距離は、そこそこあったのですが、ベン カリファにいいコースに撃たれ、福岡に先制を許してしまいます。2年目のベン カリファは、福岡での初ゴールとなりました。
これで、川崎は、今季初めて、追いかける展開となります。
ボールはある程度持てるのですが、守備時、5バックのブロックで堅い守備を敷く福岡をなかなか攻略できません。
それでも、先発起用のアキの動きはキレていました。バーを叩いたシュートもそうですが、36分にも、悠樹のクロスに飛び込んで、わずかにGKに競り負けましたが、先に触れていれば、得点もののシーンもありました。
そして、42分、これは、入れた颯太のクロスの質が素晴らしかったのですが、右からのFKを颯太が入れ、アキが、頭でわずかにスラして、ネットを揺らし、前半のうちに同点に追いつきます。
後半に入っても49分には、シンからのパスが相手に引っ掛かりながらもアキに届き、そのボールをシュート。1点もののシーンでしたが、相手GK小畑のビッグセーブが出て、得点ならず。
58分に、紺野が交代で入ったあたりから、福岡の時間が訪れます。右サイドで湯澤が入れたボールを紺野が収め、紺野が中に切れ込んで行き、角度がないところでしたが、枠にいったいいシュート。
これをルイが弾きますが、そのクリアのこぼれたところを見木に詰められシュート。これが幸いにも枠のわずか右を通過し、失点を免れます。
さらに65分に与えたCKからの流れで、最後田代にループシュートを打たれますが、これも枠の上を越えてくれました。
69分に川崎は流れを変えるべく、3枚替えを敢行。エリソン、達哉、旭が入り右サイドから活性化させようとします。
80分過ぎから互いに次の1点を取りに行くことで、オープンな展開になっていき、勝負はどちらに傾いてもおかしくない展開となりました。
その中で、途中出場の達哉とエリソン。右サイドでボールを受けた達哉は少し運び、早いタイミングでクロスを入れると、これは、エリソンの頭にドンピシャで合います。
エリソンが頭で押し込み、逆転、勝ち越しのゴールとなる2点が川崎に入ります。89分にもエリソンが頭で合わせようとしますが、DFにも当たり、これは、GKに掻き出されます。
しかし、そのままリードを守り切り、過密日程のアウェイ福岡で貴重な勝ち点3を積み上げることに成功しました。
昨年、関東以外のアウェイで勝ち点3を取れなかったので、実に久しぶりのアウェイでの勝利となりました。
シゲさんも複雑なところはあるかもしれませんが、しっかり、恩返し采配。先発の颯太のクロスにアキが同点に持ち込み、途中交代の達哉のクロスにエリソンで勝ち越しました。
この試合は、颯太がボールを持って躍動していました。リーグ戦3試合にして、早くも4アシストは、驚異的です。
そして、旭も名古屋戦からの負傷から戻ってきました。過密日程が続く中で、非常に大きな復帰となります。
そして、柏戦でJデビューした達哉。本職は確か左SHだったはずですが、この試合でも右SHで全く遜色なくプレーできています。何より、エリソンに入れたクロスが別格でした。
福岡の固い守備に苦しめられ、紺野が入ってからピンチも迎えましたが、颯太と達哉の極めて質の高いクロスのおかげで、得点でき、勝利することができました。
これでリーグ戦無敗継続。週末土曜日にU等々力での京都戦を迎えることになります。昨年もこの時期に京都とU等々力で当たり、痛い敗戦を喫した相手なので、昨年のリベンジをしたいところ。
連戦が続く中、選手を入れ替え、そして出た選手、出た選手が活躍してきているので、この流れを継続させていきたいです。そしてまだ、見ていない選手もいるので、総力戦で戦っていきましょう。京都戦をはじめとする今後の試合が楽しみです。
再び、首位の座に立てるよう、京都戦は、現地から後押しするつもりでおりますので、よろしくお願いします。次も勝ちましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。