おはようございます。鬼さんの最後の指揮下で行われた、等々力でのリーグ最終戦に行ってきました。鬼木体制で長く活躍したアキ、悠の連続ゴールが決まり、ソンリョンが防ぎ続けて、マルちゃんが鬼木ノルマ達成。1点は返されますが、鬼さんを送り出すにふさわしい快勝でシーズンを終えることができました。結果、8位まで浮上。来季につながる試合ができたと思います。
12/8(日)14:00 J1 第38節 川崎 3 - 1 福岡 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
得点:8’家長(川崎)、27’小林(川崎)、48’マルシーニョ(川崎)、51’松岡(福岡)
川崎フロンターレ 4-4-2
―――――11小林―20山田―――――
―23マルシーニョ――――――――41家長―
―――――77山本― 8橘田―――――
―13三浦―35丸山―2高井―5佐々木―
――――――― 1成龍―――――――
64分 23マルシーニョOUT → 17遠野ĪN
64分 77山本OUT → 19河原IN
75分 11小林OUT → 9エリソンIN
90+1分 20山田OUT → 32神田ĪN
アビスパ福岡 3-4-2-1
―――――――17ウェリントン――――――
――――― 7金森― 8紺野―――――
―18岩崎― 6前――88松岡―29前嶋―
―――19亀川―37田代― 4井上―――
―――――――31村上―――――――
46分 19亀川OUT → 44森山IN
57分 7金森OUT → 13Nベン カリファIN
57分 17ウェリントンOUT → 9SザヘディIN
77分 8紺野OUT → 2湯澤IN
85分 4井上OUT → 28鶴野IN
今季のリーグ最終戦ということで、多くのイベントが行われました。
直接、関係ないとも言えますが、この試合の前に、サポショでもあるSHIBA COFFEEさんの前で、同じく大阪の枚方にあるサポショでもある、車屋弁当さんのファン感謝祭in川崎市2024が行われました。
僕としては、SHIBAさんのコーヒーが世界で一番美味いと思っていて、かつ、これまた運営を含め、世界一美味いと思っている鳥重弁当を作る車屋さんの夢のコラボ会場が等々力の近くで行われていたので、行ってきました。
車屋整備班にも加入して、弁当のタレを貰い、SHIBAさんでコーヒーを買って、スタジアムに向かいました。この時点で何をしているんだろう状態ですが、それが川崎フロンターレイズムなような気がしています。
その後、スタジアムに着きましたが、かなりの人が既にいました。この日は、晴れていて、風が吹けば、ひんやりはしましたが、日差しが当たっているところでは、むしろ冬装備の服装では暑いくらいでした。
そして、グッズ売り場にて並びますが、まあ、人が多いこと。会計待ちに30分以上並んだと思います。
また、この日は、今季の最後の試合ということもあって、個々の選手を後押しする〇〇会が、僕が把握しているだけでも僚太会、泰斗会、悠樹会、際会、悠会、シン会が開催されていました。漏れがあったらすみません。ちなみに、僕は、僚太会の末席に加えていただきました。
そして、試合開始前のバス待ちでは、鬼木フロンターレの連呼。それだけで、試合前から胸が熱くなりました。フロサポの会場のボルテージは、試合前からMAXになっていたと思います。
さらに言えば、この試合のイベントは、陸前高田ランド冬。イベントスペースでは、陸前高田の名産が売られて、フロサポのみならず、アビサポの舌も満足させるものだったと思います。
そして、陸前高田からは、川崎修学旅行として、陸前高田の子供らが来てくれて、川崎を応援してくれていました。
そんな中での鬼さんの指揮下の最後の試合。もう勝つしかない雰囲気が出ていたと思います。
試合は、川崎の出足は速く、序盤の福岡を上回ることができていたと思います。中でも悠樹が別格だったと思います。その先読みから、いいところでのボール奪取が攻撃の起点となっていました。
まず、川崎の8分。その悠樹が相手のパスを奪って、シンへ。シンは、シュートもあると思わせつつも、左の悠へパス。その悠がバイタルエリアからダイレクトでシュート。これはGKに弾かれますが、そのこぼれたボールをアキが拾って、冷静にコースを突いたシュート。これが決まり、早い時間帯で先制に成功します。
そして、ゴールを決めたアキは、そのまま、ベンチの鬼さんの元へ駆け寄り抱きつきます。鬼さんの監督初年度から加入したアキと鬼さんとの抱擁で、フロサポの涙腺を崩壊させにきます。
一方の福岡の9分。紺野がドリブルで切れ込み、右サイド前嶋へ渡すと、前嶋が右サイドからクロスを入れ、ウェリントンが合わせますが、枠外で助かります。
さらに、福岡の11分。再度、右サイドで紺野が突破し、入れ替わって、前嶋が右深くからシュート性のクロスを入れ、金森が当てますが、これはオフサイドで枠外。紺野の右サイドからの突破が脅威でした。
しかし、これらの時間を凌ぐと、川崎の27分。マルシーニョが、相手陣内でボールを奪うと、シンが後ろ向きでボールを受け、悠樹に落とします。悠樹は、ダイレクトでシュートを撃ちますが、これは、GK正面で止められます。
しかし、悠樹のシュートのバウンドが厳しかったのか、GKは、前方にファンブル。このこぼれ球に詰めた悠が、押し込みます。そして、アキに続き、鬼さんのコーチ時代から共に歩んだ悠までも鬼さんの元に駆け寄り、鬼さんと悠の抱擁で、フロサポの涙腺は、もう完全崩壊です。
攻撃陣が凌げば、守備陣も魅せます。福岡の42分、ロングボールからの落としを金森がゴール前で拾ってシュートまで持ち込みますが、ここは、まじソンリョン。右手で触って枠外に追いやります。攻撃陣だけでなくソンリョンも決定機を防ぎます。
さらに川崎は、45分。マルちゃんが左サイドから突破し、そのままシュートまで持ち込みますが、ここは、GK村上のファインセーブに合います。
結果として、鬼さん最終時代にふさわしく、前半に川崎が2点リードして折り返します。
さらに後半に入って、すぐの48分、颯太が左から入れたクロスは、シン、悠にあわず、右サイドに流れていったところ、そのボールを右サイドの深いところでアキが拾って、柔らかいクロスを入れます。そこに後ろから走り込んできたマルシーニョがゴール前で右足で合わせて、鬼さんのノルマ3点目を達成します。
この得点では、悠とシンが相手DFをひき連れて、マルシーニョの入れるスペースを空けてくれていたのも大きかったです。
しかし、福岡の51分。右サイドから左サイドの深いところへ井上がクロスを入れると、そこに松岡に走り込まれ、フリーでダイレクトに合せられて、失点。一瞬の隙を突かれて、1点を返されます。
さらに福岡の68分、ゴール前で幸大がベンカリファに切り返され、GK1対1になったところ、ベンカリファのシュートモーション中に、幸大が追いついて、絶妙にボールを突いてボールを外に出して、決定機を防ぎます。
そして、川崎の73分、自陣のボックス前でボールを奪うと、シンは、ゴリブル開始。前には2人いましたが、1人は、引っ張られても突破し、残り1人は、エリア手前でタイミングを外して股抜きのシュートまで持って行きましたが、このシュートは、惜しくもGKにファインセーブされます。
シンらしさは見せますが、本当に惜しい。
さらに、川崎の75分。左サイドからのロングボールを右サイドの深いところで幸大が頭で中に折り返すと、相手DFの頭に当たって左サイドにこぼれたところを大弥が折り返し、シンがシュート。
一度は、上手くミートせず、再び撃ったシュートはバー直撃。シンは、ゴール前で惜しいシーンは、作りますがとことん枠に嫌われます。
福岡は85分、途中交代からほぼ毎回、川崎相手に得点している鶴野を投入。
一方の川崎は、90+1分、惜しいシーンは作りながらも得点できなかったシンを下げ、川崎の未来、奏真を入れ、未来のフロンターレへと試合を託します。奏真はいい動きはしていましたが、この試合では得点に絡めず。
しかし、高卒ルーキーが自力でつかみ取ったJ1リーグのデビュー戦となりました。
試合は、このまま3-1で川崎の勝利に終わります。
ホーム最終戦ということで、その後に、セレモニーが行われました。怪我で最終戦に間に合わなかった泰斗を先頭に、選手全員がスタジアムに入ってくる姿を見て、このメンバーでの試合を見ることはもうないのだと思うと寂しさが募りました。
この最終戦後のセレモニーで残念だったことが一つありました。吉田社長の挨拶前にバックスタンドGゾーン付近から少なくない数のブーイングが起こったこと。
僕は、自分自身は、しないけれど、ブーイングをすること自体は、犯罪でもないので、どうしてもやりたい人は仕方ないよねと容認する立場ですが、こと、このセレモニー中にブーイングはいかがなものかと思います。
社長に何が含むところがあるなら、別にここでブーイングではなく、正々堂々、別の形で意見具申すればいいと思っています。これから鬼さんの最終戦を締めくくろうとするセレモニーで、自己満足のブーイングをして、カッコイイと思える輩の神経が分かりません。
ブーイング論以前にTPOを完全にわきまえていないので、以後、フロサポを名乗って欲しくないですね。僕としては、それくらい残念に感じた事件でした。
その後のキャプテン泰斗のコメントから、タイトルを獲ることが当たり前になったクラブのキャプテンとしての重責を感じさせられる内容で、今季、本当に苦労したことが伝わりました。
そして、セレモニー後の鬼さんの退任の挨拶です。やっぱり鬼さんは自分が、ではなく、クラブが、選手が、フロサポが、タイトルを獲らせてくれたと言ってくれました。
でも僕らからは、逆で、鬼さんだからタイトルが獲れたと思うし、鬼さんがタイトルを獲ってくれ、僕らを喜ばせてくれたと思っています。
そして、社長のブーイングをやらかした輩がいることも踏まえてだと思いますが、試合後、選手らにブーイングしない川崎の文化を継続するよう言及してくれました。鬼さんにこう言われて、なお、ブーイングできる人は、そうそういないのではないかと思います。
この試合を最後に、鬼木フロンターレが終わってしまうのは、まだ、実感もないし、残念ですが、振り返れば、最高に幸せな8年間でした。もっと言えば、鬼木選手、鬼木コーチ、鬼木監督という、鬼さんと川崎フロンターレの26年間でした。そのすべてにありがとうございました。
この後、川崎フロンターレに、どんな歴史が重ねられていったとしても、鬼木時代の8年は、永遠に川崎の歴史の中で輝く8年になると思います。本当にありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ランキングに参加しています。また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。