こんばんは。大逆転を夢見て、等々力に向かいましたが、結果は惨敗。やりたいことは何もできず。気持ちの見えた選手もいましたが、噛み合わず。フロサポのメンタルをえぐる、いかんとも消化しにくい結果となりました。新潟さん、決勝進出おめでとうございました。
10/13(日)15:00 ルヴァン杯 準決勝 2ndLeg 川崎 0 – 2(1-6) 新潟 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
得点:31’小見(新潟)、89’太田(新潟)
川崎フロンターレ 4-4-2
―――――20山田―― 9エリソン―――――
―23マルシーニョ―――――――――41家長―
―――――77山本――19河原―――――
―13三浦―35丸山― 5佐々木―31VW際―
――――――― 1成龍――――――――
46分 13三浦OUT → 8橘田ĪN
57分 20山田OUT → 11小林ĪN
57分 9エリソンOUT → 30瀬川IN
67分 23マルシーニョOUT → 17遠野ĪN
67分 77山本OUT → 24宮城ĪN
アルビレックス新潟 4-2-3-1
――――――――27長倉―――――――
―16小見―――14長谷川――17D・ゴメス―
―――――19星―― 8宮本――――――
―42橋本―45稲村― 5舞行龍―25藤原―
――――――――21阿部―――――――
68分 17D・ゴメスOUT → 11太田IN
74分 16小見OUT → 99小野IN
74分 14長谷川元OUT → 32長谷川巧IN
74分 19星OUT → 6秋山IN
87分 27長倉OUT → 30奥村IN
ルヴァン杯準決勝の1stLegのアウェイ戦でコテンパンにやられてしまって、川崎が勝ち抜けるには、4点差以上の得点が必要な試合でした。
当然、前節の反省を活かしつつも、そもそも大量得点を狙って取りに行くのは難しいものだと思っています。相手は、無理に攻撃しようとせず、こちらが無理してバランス崩したところをカウンターで逃げ切ればいいのですからね。
この試合前には、川崎公式は煽りVを作って、#起こすぞ等々力劇場 と煽っていました。チケットも1stLegが惨敗だったので、売り上げが心もとなかったのでしょう。
多くのフロサポに来てもらいたく煽った結果、チケットは無事に完売となりました。が、その実態は、試合開始時に判明することとなりました。
フロサポはフロサポで、バックスタンドのアウェイ側以外、コレオを完成させるために多くのフラッグを、前日から準備していました。当日を、圧倒的な雰囲気で迎えるために。
試合当日も選手バスの到着時にフロサポでバス待ちを行って、選手らを鼓舞してピッチに送り出したものだと思っていました。少なくとも、試合が始まるまでは、ひっくり返そうという意識は、フロサポ皆、高かったと思います。
ただ、試合が開始される前、気になったのが、アルビサポの多さ。僕は、北側ゴール裏側にいたので、本来であれば、綺麗なコレオがアウェイエリアを除いたスタジアム全体で完成するところが見られるはずでした。が、バックスタンドの中央から南は、オレンジでまだらに染められていました。
当然、バックスタンド2階に設置されたフラッグは振られず、コレオは一部、完成しませんでした。
バックスタンドがそうなので、メインスタンドも半分から南は、オレンジに彩られたアルビサポが大挙していました。そして、明確に違反なので、次回以降は考えてもらいたいですが、ホームA自由席1階の南側にも一部オレンジで埋められていました。
なんてことはない、等々力が青く染められると思っていたチケット完売の実態は、オレンジに染められていたということ。フロサポの一人として、当日、青く染められる等々力を想像していましたが、この時点ですでに負けていたようです。
当日、2万1千人が入りましたが、アルビサポがおよそ1/3は埋めていたと思います。つまり、7000人ほど。それだけ、アルビサポには、期待値の高い試合だったのでしょう。
この試合のスタメンですが、ソンリョンが帰ってきました。そして、DFに、アイダルに代わって丸山が入りました。後ろの安定感というところでは第一戦よりも上がったと思いました。
ただ、右サイド、4-4-2の今のシステムでのキーマンだと思われていた泰斗がスタメンはおろか、ベンチにもいませんでした。体調不良ということだったようで、代わって入ったのが、アキ。あとは、ベンチに久しぶりに天が入っていました。
で振り返りたくない試合経過ですが、前線にエリソン、シンと入れたので、もう攻撃にガンガン行くというメッセージだと思って期待していましたが、試合が始まって見ると様相は異なりました。
予想通りですが、新潟は前からプレスに来ます。で、往なせず奪われてカウンター、という、第一戦での失敗をそのまま繰り返してしまっているように感じました。
開始1分から左サイドから崩され、D・ゴメスに合せられますが、これは、DFに当たって枠外に外れます。開始早々から危ない場面でした。
もうこの流れから、後ろでボールは、持てますが、それ以上前進できない川崎に対し、DFから先に出したパスを奪われ、カウンターを浴びます。
15分に、右サイドのDゴメスから入れられたスルーパスに長谷川元に合せられますが、ソンリョンが右足一本のビッグセーブでなんとか先制を許しません。
なかなか攻撃の機会がなかった川崎でしたが、DFのパスの出しどころがないなら、自分で運べばいいとばかりに、28分、旭が自ら持ち運んで、ミドルシュート。DFに当たりはしますが、枠には行っていたいいシュートでした。タラレバですが、ここらで先制できていれば、違ったかもしれません。
が、この試合でも先制は新潟でした。31分、右サイドで奪われて抜け出された小見にパスを通されると、すかさずシュート。ソンリョン、旭共に間に合わず、痛い失点。この時点で勝ち上がるには5点が必要になってしまいます。
川崎もその後、ロングボールを使いはじめ、なかなか合わなかったのですが、42分、放り込んだボールをマルちゃんが競って落としたところをエリソンがシュートを放ちます。ただ、これは右に外れてしまいます。タイミング的にはいいシュートだったので、惜しかった。
前半、新潟に1点リード、トータル4点リードされて後半に。前半終了時点で足を痛そうにしていた颯太に代わり、後半から健人が入りました。
後半、もう背水の陣でガンガン行かないといけないところで、48分、ロングボールを収めたシンがそのままDF股抜きのシュート放ちますが、GKにキャッチされます。なかなか上手くいきません。
一方の新潟は効果的に攻撃の機会を増やし、53分、FKのセットプレーから、一旦は壁に当たって跳ね返しますが、そのこぼれ球を稲村がダイレクトでシュート。枠に行ったシュートで危なかったですが、ここでもソンリョンが弾き出しビッグセーブ。追加点を渡さず凌ぎます。
60分にも、GKからのロングボールを長倉に収められ、そのままシュートを撃たれるもこれもソンリョンが右手一本で弾く。そこに詰めた小見のシュートも再びソンリョンが止め続けます。
川崎も68分に、創のスルーパスに抜け出した大弥が右足を振りますが、惜しくもゴールの右に外れます。入っていればというシーンでした。
71分、そして、78分と途中から入った悠が立て続けにゴールを狙いますが、枠を取られられず。ただ、ゴールに向かうギラギラした意識は感じられる、悠らしいシーンが続きました。
しかし、得点が奪えないまま、89分、ロングボールから右サイドの小野にクロスを入れられ、秋山に収められ、抜け出した太田に渡るとそのままシュート。これが無情にもゴールへ転がります。これで2失点目。トータル1-6。
試合は、そのまま終了。一部の選手からは、気迫はうかがえましたが、結果として、何もできず、何もさせてもらえず終わってしまいました。
悠樹がコメントに残していますが、攻撃に行きたい選手と後ろからビルドアップする選手間の意識が全くかみ合っていなかった試合だったと思います。
途中、ゴール裏から見ていて、悠樹、丸、旭の3CBにアンカー創、残り6人全部FWみたいな感じになってしまっていて、後ろからボールが入れられませんでした。
だったら、もう放り込めば、まだ博打としてのチャンスはありそうで、実際、前半の終わりくらいの時間帯から放り込み始めましたし、繋ごうとして奪われるよりも、まだいい流れになりそうな時間帯もありました。
もっとも、これは第一戦で1-4の敗退がもたらした副作用で、自然体で普段どおりこの試合に入っていれば、こうはならなかったとは思います。それだけ点を取りたいFWの意識が強すぎ、空回りしたのだと思います。
ただ、普段通り試合に入っていたら、勝てたとしても3点差以上つけられはしなかっただろうから、意味がなかったのかもしれません。
僕としては、打ち合い上等のロングボールの応酬でもいいと思っていました。ノーガードの打ち合いで結果、惨敗ならまだスッキリできたのですが、シュート数、枠内シュート数は負けて、ボール保持やパス数は上回るという中途半端に自分たちのサッカーを貫こうとして負けた印象です。
それだけ、11人の意識合わせが難しいスポーツであるのは承知しています。なので、選手個人個人は、その時の最善をつくしたのでしょう。結果が出なかった以上、まあ上手くはなかったということです。
そこを上回った新潟が川崎より強かったということです。完敗なので、素直におめでとう、決勝戦頑張って下さいと思います。
決勝、どっちを応援するか問題はありますが、僕は、ここまでやられた新潟が決勝でやられる絵を見るのは、もっと川崎が弱いと認めるようで嫌なので、どちらかと言えば新潟を応援します。
が、失ったタイトルの行方にそれほど関心はないというのが、正直なところです。
別の話をします。リーグ戦は、おそらくシーズンチケットである程度埋められているので、この試合のようにならないと思いますが、シーチケ対象外のルヴァン杯のような場合、メイン、バックともに2階席の南側をニュートラルの運用として、アウェイユニOKとすると、せっかくのコレオの準備が台無しにされ、今回の新潟のようにホームジャックされることになります。
フロサポの会員が会員先行で早く買っておけと言われればそのとおりですが、この運用だと、南側の席を買ったフロサポも長い目で見れば、いい気持ちがしないでしょいう。場合によっては、スタジアムに足が遠のくかもしれません。
短期的には、アウェイサポでスタジアムを埋めて利益が出たかもしれませんが、中長期的にみると、そのエリアをフロサポが買うことを躊躇させ、チケットの売り上げに影響が出ると思います。
緩衝帯として、1階、2階とも1ブロック分を潰していましたが、緩衝帯の両脇にオレンジのアルビサポが陣取っている様は、滑稽でしかなかったです。緩衝帯がただ、席を潰すことにしか役立っていないのですから。
僕は、アウェイエリアをもっともっと拡げてもいいので、メイン、バックとも南側の一部までは、アウェイユニ禁止とする運用にしてほしいです。アウェイサポを締めだせと言っているわけではなく、アウェイユニの着用を止めていただき、今回のコレオのような場合も、協力いただくことありきのホーム色の強い席としてほしいです。
だってホームですから、それくらい強気に出てもいいと思います。後々トラブルになりかねないので、いち意見として、運営さん、よろしくご検討願います。
そんなこんなで、試合は完敗。フロサポも席を埋められず完敗。運営もアウェイジャックを許す運用で完敗。何とも重い重い週末となってしまいました。月曜日が休みであることが救いだったりします。
それでも、結局週末の金曜日には、また、等々力に行って、カワハロを楽しみながら、青援を送ります。なんだかんだ言っても川崎が好きだから。
強いから好きなのではなく、好きだから強くあってほしいんです。今季無冠が確定しましたが、来季にまたがるACLEもありますし、リーグ戦でも少しでも上の順位で終えたいので、試合が残っている以上、またスタジアムで青援を送りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また読みたいと思っていただければ、押していただきたいと思います。