こんにちは。おそくなりました。この試合、親族関係の行事があり、現地どころかリアタイで観戦できず、遅れてDAZN観戦となりました。そんな試合に限って、壮絶な試合をするものだから、やっぱり現地観戦に勝るものはないと思いました。最後まで諦めなければ、何かが起こります。
6/22(土)18:00 J1第19節 新潟 2 – 2 川崎 デンカビッグスワンスタジアム
得点:17’マルシーニョ(川崎)、61’藤原(新潟)、90+7’鈴木(新潟)、90+11’山田(川崎)
アルビレックス新潟 4-2-3-1
―――――――― 9鈴木―――――――
― 7谷口――――30奥村―――16小見―
――――― 6秋山――20島田―――――
―31堀米―3T・デン― 5舞行龍―25藤原―
―――――――― 1小島―――――――
72分 20島田OUT → 14長谷川IN
72分 16小見OUT → 22松田IN
90+9分 31堀米OUT → 18早川IN
川崎フロンターレ 4-2-3-1
―――――――11小林――――――――
―23マルシーニョ――17遠野――――41家長―
―――――16瀬古――77山本―――――
―5佐々木―3大南―4ジェジエウ―30瀬川―
――――――― 1成龍――――――――
66分 小林OUT → 20山田IN
79分 23マルシーニョOUT → 24宮城ĪN
79分 41家長OUT → 28P・ヴェロンĪN
87分 77山本OUT → 6ゼ ヒカルドIN
87分 30瀬川OUT → 15田邉IN
この試合の前から、#フロサポ新潟の陣により、フロサポのアウェイ遠征の情報がX上で展開されていました。
このタグを使って、フロサポだけでなく、多くのアルビサポからもフロサポ向けて、お勧めの新潟のグルメや観光スポット等をポストしていただいていました。
正直、これほど盛り上がってたアウェイ遠征タグはこれまで見られなかったほどで、大盛況と言える状況だったと思います。
勝負の世界ですから、試合では双方勝ちに行くことに違いはないのですが、それはそれ、これはこれで、試合以外では、こうして双方のサポが情報交換を通じ、交流できるのは素晴らしいことだと感じています。
今回、所用で行けませんでしたが、来年以降、新潟に行きたいと強く思わされる盛況ぶりでした。本気で、羨ましい…。
さて、スタメンで驚いたのは、小林悠の電撃的な復帰。正直、怪我からの復帰は、もう少しかかると思っていましたし、復帰するにしてもベンチスタートだと思っていました。
このスタメン発表だけで、川崎の空気が変わるし、かつて、鬼門とされていたビッグスワンで勝利をもたらしたのも悠でしたから、神戸戦で澱んだ空気を転換させるのに、悠は最適だったのだと思います。
もっとも、ポンコツっぷりも悠らしく、泰斗が体調不良により、メンバー外だったため、悠がこの試合、キャプテンマークを巻いていましたが、写真撮影をすっ飛ばして、コイントスにスタンバっていたところ、拓磨に呼び戻されていたとのこと。
まあ、らしいですが、これで悠が居るという存在感がしっかりあったと思います。
スタメンで言えば、泰斗が体調不良でメンバー外だったほか、健人も累積で出場停止。代わって、大弥がトップ下で、樹と悠樹が2ボランチの中盤でした。
試合ですが、この試合、前節神戸戦の反省が色濃く出ていて、速くから縦につける、シュートを積極的に打つは徹底されていたと感じました。
まず、悠はいつもどおりギラギラ感が出ていたのは言うまでもないのですが、大弥がよく走り、よくシュートを撃っていました。
また、攻撃だけでなく、悠と大弥のファーストディフェンスが効いていて、前線からのプレスとプレスバックで守備での貢献も大きかったです。
その大弥ですが、2分のチームファーストシュートもそうですし、6分には、GK小島に弾かれ、バーに当たりはしましたが、いいミドルもありました。
ボールポゼッションは新潟に譲りはしましたが、ボール回収から、悠樹、樹が前への意識があり、両サイドや裏にへのパスを供給し、押しているのは川崎であったと言えます。
すると、17分には、その樹が起点となり、右サイドへ大きく蹴りだすと、右で収めたアキが中の大弥に入れ、大弥は、左サイドのマルシーニョを使います。
マルシーニョはボールを受けると左サイドの大外から追い越した旭へボールを出すと、旭はワンタッチで中のマルシーニョに折り返し、そのボールをマルシーニョがしっかり合わせて、先制に成功します。
その後も、ボールは持たせますが、新潟にはシュートを撃たせても、ミドルレンジより遠目からで、要所は締めて、川崎が効果的な攻めをし続けていたと思います。
前半でヒヤッとしたのは、33分の秋山からのCKがファーに流れて舞行龍にシュートを撃たれ、掻き出すまでにちょっとゴタゴタした場面があったくらいかなと思います。
ただ、一方の川崎もチャンスは、作れているのですが、精度の部分が伴わず、最後のところでゴールを決めきれない場面が続きます。40分代には、かなり川崎が押し込んだシーンとなっていたのですが、ゴールは、生まれませんでした。
前半、1点のリードで折り返します。
大弥のシュート意識が高かったことは触れましたがもう一人、旭もこの日、シュート意識が高かった一人だと思います。前半にも撃っていましたし、後半の最初のシュートも旭の右足でした。
また、51分には、左サイドを突破して、クロスを入れると、大弥が合わせ、ネットを揺らし、追加点と思われましたが、これはオフサイドの判定で取り消されます。
その後も、53分の樹のFKからDFに当たってゴール前で混戦となったところをマルシーニョが撃ち込み、GK小島に弾かれるなど、チャンスは作りますが、得点にならない場面が続きます。
一方の新潟もこの時間帯に、パスを繋がれて、ゴール前まで侵入され、奥村が最後のところでミートせず、助かった場面があり、ワンチャンスで、突破される場面が出来てきました。
すると、61分、左サイドを突破されてクロスを入れられると、2度ほど跳ね返すのですが、最後、バイタルで藤原がこぼれたボールをダイレクトに打たれると、これがゴールに決まってしまいます。
失点に至るまでの途中で、もっとしっかりクリアできた場面や、寄せが甘かった場面があったあったように感じられたので、防げたのではないかと感じた残念な失点でした。
良くないことは続き、65分に悠に異変。前線から降りてきて交代を要求しているように見え、最後座り込みます。結果、悠は、シンへと交代します。
ただ、この交代時、悠はシンとしっかり抱き合って交代し、あとは頼んだという雰囲気が感じられました。これがのちに発揮されます。
シンは、交代以降、自らの強みをいかんなく発揮し、ゴリゴリとしたドリブル突破から前線にボールを運ぶ場面が何度か見られ、あわよくば、福岡戦のようなゴールが起きないかと感じさせるものでした。
さらに攻撃の両サイドの推進力を上げるべく、マルシーニョ、アキを下げて、天とパトリッキ・ヴェロンを投入します。
しかし、ゴール前まで行く場面は増えるのですが、最後のところで合わなかったり、新潟のDF陣、特に舞行龍やGK小島に防がれ、勝ち越し点が奪えないまま、時間が経過していきます。
89分には、樹が奥村の足首を踏んだような形となり、イエローカードを貰います。それもVARが介入し、よく審判団で話した上での結果なので、異論はないのですが、スローの映像をみるとレッドカードを出す審判がいてもおかしくない場面だったと感じたので、助かったと思いました。
その後もシンは、ゴリゴリ進むのですが、DF舞行龍に止められたり、CKの流れから大弥がシュートに行くのですが、アディショナルタイムに2度ほど、大弥のシュートが枠の上へと外れてしまいました。
アディショナルタイムは8分あったうち、残り2分ほどのところになり、今日は決められずに終わるのかと思われたところで、やられました。
90+7分、CB舞行龍が上がり、奥村に裏へのパスを出すとこれが通って、ソンリョンとの1対1になりますが、中へのパスを選択します。谷口へのパスをジェジエウがカットしますが、そのボールがこぼれたところを舞行龍がシュートを撃ちます。
この舞行龍のシュートは、枠に行っていなかったのですが、そのシュートを鈴木がヒールで当てて軌道を変え、無情にも新潟の勝ち越しゴールがこの時間に決まってしまいます。
それでも諦めたくない川崎は、90+10分、オフサイドから得たボールを前線、7枚並べた攻撃陣にロングキック。ジェジエウが競って、そのボールを天が中に折り返し、シンがボレーで決めきります。
残り時間ほとんどない中で、シンが決めきりました。正直、その数十秒前までは、敗戦濃厚だったところを追いつきました。何という劇的な同点弾!まさに執念のゴールです。
その後、ほどなくして、試合終了です。
正直、試合内容としては、よくシュートまで持って行っていたし、枠内シュートも結構あり、上手くいっていれば、早々に追加点が取れていた展開であったと思います。
そこを決めきれず、アディショナルタイムに逆転され、敗戦濃厚となり、最近の川崎であれば、なすすべなく負けていたと思います。
しかし、最後、天の折り返しとシンのゴールで鬼門、ビッグスワンで何とか勝ち点1を持ち帰ることに成功しました。
数字としたら、勝ち点1でドローで喜んでいい状況ではないのですが、敗色濃厚のところを諦めず、追いついたところから考えると川崎+1、新潟-2と見える結果で、川崎としては、ポジティブに受け取れる内容であったと思います。
なお、アディショナルタイム8分に対して、結果として、試合終了時に15分強になっており、長すぎではないかとの意見も見たため、自らのストップウォッチで計って検証してみました。
アディショナルタイムに入り、旭と堀米の接触や、新潟のゴールセレブレーションとそれに続く早川の交代、また、その後のトーマス・デンとジェジエウの接触などで、時計が止まっていたと思われる時間が長かったため、問題はなかったと思います。
少なくとも、川崎のゴールが決まった時間帯は、実質+7分頃であったので、8分のアディショナルタイム内の時間であったと思います。
新潟側に立って、強いていうなら、川崎の得点の起点となる、新潟のオフサイドの判定のところで、笛の吹き方が、試合終了の笛と一瞬勘違いさせるようなものであったのは、気の毒でした。
それで、集中を切ってしまい、天、シンのゴールつながったのかもしれません。
結果、双方ドロー。良くも悪くも勝ち点1で新潟の陣は終わりました。本来であれば、勝ち点3を持って帰らないとマズイ状況なのですが、それでも今後、勝ち点を積み上げてくれそうな雰囲気を出して終えられたので、次に切り替え、また青援を送りたいと思います。
次は、ワルの夜ですね。みなさん、もろもろサボってでもワルの夜、U等々力に駆けつけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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