おはようございます。平日の夜開催試合でしたが、定時に上がり、雨の中、日産スタジアムに駆け付けました。攻め込まれる時間も長く、バーにも助けられ、後半のマルちゃんのブーストに賭ける予定が、退場によって崩れてしまいました。それでも、守備から攻撃の形を作り、得点チャンスも作った中で、双方スコアレスで終えました。死闘でした。
4/3(水)19:00 J1第6節 横浜FM 0 – 0 川崎 日産スタジアム
得点:―
横浜F・マリノス 4-3-3
―23宮市―――11A・ロペス――7エウベル―
―――――14植中― 6渡辺―――――
――――――― 8喜田―――――――
― 2永戸― 4畠中―15上島―27松原―
―――――――1ポープ―――――――
57分 14植中OUT → 20天野IN
57分 6渡辺OUT → 28山根IN
57分 23宮市OUT → 16加藤IN
66分 7エウベルOUT → 38村上IN
86分 2永戸OUT → 29ナム・テヒIN
川崎フロンターレ 4-2-3-1
――――――― 9エリソン――――――――
―17遠野―――14脇坂――――41家長―
――――16瀬古――― 8橘田―――――
―13三浦― 2高井―4ジェジエウ―30瀬川―
――――――― 1成龍――――――――
45+6分 13三浦OUT → 5佐々木IN
62分 17遠野OUT → 23マルシーニョĪN
62分 9エリソンOUT → 20山田ĪN
83分 16瀬古OUT → 3大南IN
試合開始前ギリギリに、日産スタジアムに到着したので、スタグルを堪能することはできませんでした。まあ、それも仕方ないので、今度は、もっとゆっくり周りたいと思います。
スタメン発表を見て、前節の多摩川クラシコと全く同じだったのは、驚きでした。少なくともマルちゃんは、今節から出場可能だったので、最初から入れてくるかと思っていましたが、大弥のスタメン固定でした。
ただ、マルちゃんがベンチに入ったことで、前節、鮮烈な切り返しからのアシストを決めた日向汰が外れたのが残念でした。厳しい競争の世界だと改めて感じました。
現地の日産スタジアムに着いて、驚いたのは、芝生の酷さ。天皇杯、富士フィルム杯と国立でも酷いと思いましたが、この試合時点の日産の芝はその時の国立よりも酷かったと感じました。
特に、アウェイ側から見て手間のゴール近辺と左サイドは、芝というより土で、土の茶色しか見えない状態でした。現地でははっきり見えませんでしが、後にDAZNで見ると、緑色の芝生と思われた部分もかなり凸凹が酷かったです。
よそのスタジアムなので、あまり酷いことを言いたくはないですが、横浜FMも使用料を払って使っているわけですから、日産スタジアムの管理者さん、是非とも今後、改善して下さい。
川崎としてもやり難かったですが、横浜FMにしたって、あの芝では最大限の持ち味は出せないと思います。
国立ほど高頻度で使用している様子もないし、かつてベストピッチ賞もとっていたと思いますので、よい芝生にできるポテンシャルはあるはずだと思います。来年の対戦では美しい芝生での対戦を願いたいです。
それで試合です。試合開始当初の序盤は、川崎も良かったんです。4分のセガちゃんのクロスにエルソンが合わせて、ゴールネットを揺らしました。ただ、ここは、横浜FMのCB陣がきちんとラインコントロールをしていたせいで、オフサイドとなり、得点となりませんでした。
また、6分には、いい位置でFKを獲得し、泰斗が蹴りますが、惜しくもバーの上を通過し、落ちきりませんでした。
この時点では、川崎も押していたので、今日は行けると興奮したものです。
ただ、これ以降、10分過ぎくらいから、横浜FMの猛攻を受けることになります。11分に右サイドのエウベルからのボールにアンロペに合せられますが、シュートは、枠外右に外れて助かりました。
24分には、永戸のCKのボールを上島で頭で合わせられ、咄嗟のところで健人が左ももに当てたことでバーに当たり、ゴールを割らせません。
また、29分には、カウンターから、アンロペが抜け出しそうになりますが、幸大が追いつき、上手く体を入れて対応。このプレーの後、アンロペが幸大の肩に手を回し、お前やるな、みたいに褒めていたように見えました。
更に、38分には、右サイドからのクロスに宮市にヘッドで合わせられますが、幸いバーに直撃。その跳ね返りが下に落ちるも、更にバーに跳ね返り、掻き出します。寿命が縮むピンチでした。
良く無得点で済んだと言えるくらいの猛攻をソンリョンのスーパーセーブもあって防ぎきり、前半を終えようとしたところで颯太が倒れ込みます。
負傷交代で旭が急遽ピッチに入ります。
後半に入ると、横浜FMの攻撃に慣れたのかピッチになれたのか、川崎もボールを持てるようになり、防戦一方だった状況を脱して攻守の切り替わが激しくなります。
55分には、大弥が入れたクロスにエリソンが左ボレーであわせますが、力強くミートせず、ライン際でクリアされてしまいます。惜しい場面でした。
この後、横浜FMは3枚替え、それを受けてか川崎もマルちゃんとシンを投入しギアを上げようとします。
そのマルちゃんは、67分に、旭のスルーパスを受けて、左サイドから走り込みシュートを放つもブロックされます。マルちゃんの大きな見せ場はここであり、こういう場面が続けばと思っていたところでした。
71分、マルちゃんは、ボールを奪いにいったところで松原を足裏で踏んでしまいます。現地の遠目からは見えなかったで、それほど大きなファールとは思えなかったのですが、VARの介入があり、OFRまで行って、一度は出たイエローカードがレッドカードになり退場です。
鹿島戦の退場から出場停止を経て、復帰したと思ったら、わずか10分で退場です。もったいないプレーでした。おそらく、鬼さんは、前半は、運動量のある大弥で中をかき乱し、後半からマルちゃんのスピードで縦突破の青写真を描いていたのでしょうが、この退場で崩れてしまったと思います。
それでもオープンな展開を経て83分に拓磨を入れ、5バックにして守備固めを行うと、堅守から奪えてボールからカウンターも何度か発動し、一進一退の攻防となっていきました
そして、予定の90分過ぎた時点でアディショナルタイムは、なんと11分の表示。
ですが、10人になったその後も跳ね返しては、時にゴール前まで迫り、最後まで勝つ執念を見せていたと思います。
この時間帯で惜しかったのは、90+7分にシンが粘ってパスしてくれたボールを旭がシュートするのですが、シュートは吹かしてしまって枠を外れます。時間帯としても、チャンスの状況ととしてもここで決めきっていれば、旭もヒーローになれる完璧な状況だったので惜しかった。
90+11分の最後の最後にもアンロペに迫られますが、幸大が対応してボール奪取。
得点こそ入りませんでしたが、見ごたえは十分にあった試合だったと思います。双方のクラブの攻撃力から矛矛対決などと言われることもありますが、この試合に限っては、双方の盾の方が厚かったです。
横浜FMは、畠中と上島がラインコントロールと対人で跳ね返され続け、川崎は、ようやくコンディション的にも戻ってきたジェジエウとそのジェジエウのカバーを信頼して、勝負できていた幸大の活躍が目立ちました。
矛矛、というより、盾盾対決でしたね。
試合が終了した際、幸大のユニフォールは、川崎がアイヴォリーの色であることもありますが、ピッチの土でむき出しただったエリアで奮闘したこともあり、泥だらけになっていたのが、印象的でした。
試合終了後、ピッチからベンチに戻る際、鬼さんが、選手一人一人と握手し、肩を叩いていたシーンも印象的でした。
おそらく、鬼さんの当初プランは、崩れに崩れたのだと思います。そして、想定外の10人になっても、その状況下でできる限りのプレーをした選手らに最大限の称賛を与えていたのが心を打ちました
横浜FM側目線で言えば、前半あれだけ押し込んだのにバーには3回も当たるし、後半は10人になった相手を仕留められず、ドローに終わったので、あちらはあちらで悔しかったことでしょう。
川崎としては、状況的に仕留められてもおかしくないところを防ぎきり、なんなら勝ち越し弾も入れられそうな状況まで作れていたので、結果としてドローで終わりましたが、前を向けるドローでした。
あと、判定について思ったのは、川崎はイエロー4枚、レッド1枚の計5枚のカードをもらいました。一方の横浜FMはなしです。
では、一方的に川崎が酷いプレーをしたかと言えば、そうではないと思っています。もちろん、カードが連発した以上、それに相当するプレーを実際にしており、そこに文句があるわけではないです。
ただ、ファールの判定の基準が終始一貫していなかったと感じました。ファールの判断基準が、見ている側からは、ブレがあるように感じ、結果として審判の基準を判じきれなかった川崎のカードが増えたと理解しています。
くどいですが、マルちゃんのレッドもあと4枚のイエローもそれ自体には納得しています。
判定が一定でなかったように見えたので、横浜FMの選手も明日は我が身の中でプレーしていたと思います。
カードを多くもらった川崎に限らず、横浜FMの選手もまた、ストレスを感じながらプレーしてことでしょう。
何にしても、審判の質の向上は上がるにこしたことはないので、試合を通じて、経験を増してももらうしかないと思います。引き続き、よろしくお願いします。
次節は、J1に新風を吹き込んでいる町田が相手です。この節で広島相手に敗れているので、町田も無敗を守ろうとする変なプレッシャーからも解放されています。
逆にやっかいだとも思います。次にマルちゃんは出場停止だし、颯太も負傷交代たしので、左サイド丸々入れ替わる可能性大です。
その中で好調の町田を連続で止められるか。これを止めないと、その先の栄光はないとも思っています。きっちり、J1の洗礼を受けさせてやりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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