2024 J1第5節 川崎vsFC東京 背水からの快勝 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。リーグ3連敗を喫して、この時期から早々に崖っぷち、多摩川ふちまで追い込まれ、文字通り背水の陣となった多摩川クラシコでした。ですが、エリソン復帰や、システム変更により押し込み、FC東京を圧倒。危ない場面もありましたが、3点とってのクリーンシートで、川﨑らしさが戻っての最高の勝利となりました。

 

3/30(土)15:00 J1第5節 川崎 3 – 0 FC東京 Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu

得点:34’脇坂(川崎)、83’山田(川崎)、90+2’橘田(川崎)
 


 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

――――――― 9エリソン――――――――
―17遠野―――14脇坂――――41家長―
――――16瀬古――― 8橘田―――――
―13三浦― 2高井―4ジェジエウ―30瀬川―
――――――― 1成龍――――――――
64分 30瀬川OUT → 5佐々木IN
82分 9エリソンOUT → 20山田ĪN
82分 17遠野OUT → 26山内ĪN
90+5分 41家長OUT → 11小林IN
90+5分 14脇坂OUT → 77山本IN
 

 

FC東京 4-3-3

―22遠藤―――71荒木――――39仲川―
――――――― 7松木――――――――
―――――37小泉―― 8高――――――
―49バングー― 3森重― 4木本― 5長友―
―――――――13波多野―――――――
64分 22遠藤OUT → 70J・シルバIN
64分 7松木OUT → 11小柏IN
64分 71荒木OUT → 9D・オリヴェイラIN
75分 39仲川OUT → 41野澤IN
84分 4木本OUT → 2中村IN

僕は、FC東京とは、双方のクラブが公認するダービー的な試合であり、他クラブのリーグ戦とは一線を画すものだと思っています。

 

旧JFL時代から切磋琢磨し、J2オリジナル10として共にJリーグに参加し、同じような成長曲線を描いて成長してきたクラブであり、公式のライバルだと思っています。

 

近年こそ、リーグ戦では、勝ち越せていますが、多摩川を挟み、隣のクラブなので、目にすることも多いし、多摩川を渡るたびに意識します。それだけに絶対に負けられない相手だと思っています。

 

そして、今年、川崎は、例年どおりのスロースターターになってしまい、8年負けていなかった鹿島にも敗れ、3連敗で多摩川クラシコを迎えました。一方のFC東京は、長年アウェイで勝てていなかった福岡に勝って、意気揚々と等々力に乗り込んできます。

 

チーム状態としては、真逆の状態で、自信を持って臨むFC東京と背水の陣の川崎という状態だったと思います。

 

トップチームの状況は別にして、イベントも気合が入っていて、今回は、多摩川美食ラシコ、ということで双方の選手考案の丼対決があり、どちらのクラブの選手が作ったかを伏せられた状態で、マッスル丼、青春丼の二つの丼を食べ比べて投票するというイベントがありました。

 

結果から記載すると、マッスル丼がFC東京の選手の考案で、青春丼が川崎の選手考案でした。どちらも頂き、美味しかったのですが、投票の結果は、僅差で川崎の選手考案の青春丼が勝利しました。

 

また個人的な話にもなりますが、この多摩川美食ラシコのイベントの一つとして、よく行くサポショの商品が並びました。


SHIBACOFFEEさんと12COFFEEANDBAKEさん、いずれもU等々力のフロンパークでは、商品が完売していたので、自分の好きな味の商品が多くの方に知ってもらえると思うと嬉しかったです。
 

また、トップの試合の前に12歳以下の双方のアカデミーの子供たちが対戦する、多摩川”コ”ラシコの対戦もありました。この試合も2ー0で川崎が勝利でした。

 

なので、トップの試合の前哨戦で、川崎側が勝利していたので、お膳立てとして、川崎のトップチームが勝利できれば、完璧となる流れができていました。もうそういう色んな流れからも勝ちたくて仕方がない試合でした。

 

 

試合ですが、川崎は前節からフォーメーションを変えてきました。いつもはアンカー1枚で、ここまで悠樹か健人だったのが、今回は、2ボランチとし、樹と健人が並びました。

 

そして、左WGだったマルちゃんが、前試合で退場したため、この試合は出場停止だったので、そこに大弥が起用されました。何より、大きかったのは、怪我で戦列を離れていたエリソンが戻ってきたところでした。あと、セガちゃんが本職ではないのですが、右SBに起用されていました。

 

これらの起用が、パズルがハマっていくかのように、後々、意味を持って効果を発揮してくれました。

 

試合が始まってから、まず感じたのは、エリソンがいることで、前線にボールが収まるし、FC東京のビルドアップの開始時からプレスをかけまくってくれるので、これまで以上に前線でボールを持てる、回収できる率が高まっていたと思います。

 

一方のFC東京もボール回しは上手く、前半の20分くらいまでは、川崎優位かな!?とは思いますが、それでも拮抗していた展開だったと思います。

 

それくらいまでの時間帯では、どちらも決定的と言えるシーンは、なかったと思います。

 

そんな中で先制したのは、川崎でした。34分、颯太が左サイドに切れ込み、長友との競り合いにも勝って、シュート性のクロスを入れると、それをクリアしようとしたDF木本の足に当たります。

 

木本の足に当たったがために、GK波多野は逆を突かれ、あわやオウンゴールかと思われる方向にボールが転がるのですが、これがポストに当たり跳ね返ります。

 

このボールに、ただ一人詰めていたのが、キャプテン泰斗。一人駆け上がり、冷静に押し込んで先制に成功します。

 

鹿島戦に続いて、先制に成功。そして、ここから、川崎の勢いが増します。川崎は、FC東京陣内でのボール奪取に成功し続け、樹、大弥、アキらのシュート攻勢が続きます。

 

中でも惜しかったのが、43分の樹のシュートで、健人からのパスに抜け出した樹がGKをかわし角度のないところからシュートを放ちますが、惜しくも枠を捉えられませんでした。しかし、着実にゴールに近づくシーンが続いていました。

 

前半を1点リードで折り返しますが、決めるべき時に決めきっておかないと、ひっくり返されることもあるのが、サッカー。前節鹿島戦も前半で言えば、1点リードで折り返していただけに、同じ過ちは犯したくありません。

 

後半に入ってからも基本的に川崎が中盤を制することができ、高い位置からのボール奪取で押し込むことができていました。


ここまで、樹と健人の2ボランチが機能しています。かといって一方的に川崎が攻め続けたかというとそこまでではなく、時にFC東京に後方から組み立てられ、ゴール前に迫られそうな場面もありました。

 

しかし、この試合の2CBである、ジェジエウ、幸大の位置取りもよく、ことごとく最終ラインで跳ね返し続け、決定的なピンチにまでは至らなかったと思います。

 

攻撃で言えば、オフサイドにはなりましたが、59分には、エリソンがネットを揺らすシーンもありました。このシーンが象徴するように、前線では常にエリソンは、脅威となっていたと思います。

 

そして、試合を決定づける分岐点となったのは、そのエリソンが72分に大弥からの浮き球のパスを受けて抜け出し、GK波多野と1対1となったところでファールを受けます。

 

これは、フロサポがよく知るDOGSOとなります。もっとも、現場では、オフサイドの確認のVARが入ったので、ACL山東戦も似たようなシーンがあって取り消されたので、最後まで気が抜けませんでした。

 

が今度は、本当にDOGSOでGK波多野が退場となります。10人になったFC東京は、ただでさえ中盤を支配されていた状況だったので、川崎からボールを奪うことにも苦しむようになります。

 

82分にエリソン、大弥に代え、シン、日向汰のアカデミー&横浜桐蔭大出身の2人を前線に入れます。するといきなりこの二人が結果を出します。

 

後方の幸大が前方にフィードするとシンもそのボールを一瞬受けようとしますが、戻りオフサイドを心配して、左WGに入った日向汰に任せます。

 

するとそのボールを収めた日向汰がドリブル開始。DF木本が対峙しますが、日向汰は中に切れ込むかと思いきや切り返して深く前進してクロスを入れると、まん中に入っていたシンが押し込み、貴重な追加点が入ります。

 

最初にフィードした幸大、収めて、ドリブルし、切り替えしクロスを入れた日向汰、そして、決めきったシン、と川崎のユース出身の3人で決めた追加点にU等々力が沸きます。

 

ユースから彼らを見てきたフロサポも多かったことから、その歓喜の大きさは、凄まじかったです。しかも宿敵FC東京との多摩川クラシコでの勝利を確実に手繰り寄せる追加点です。

 

さらには、終了間際の90+2分、颯太から樹にボールが渡り、樹が前線へのクロスをいれのを警戒したのか、DF陣が下がったことで、空いたバイタルエリアに樹がマイナスのパスを入れると、健人が走り込んで収め、タイミングを見て、ミドルシュートを放つと、見事にゴールに突き刺さります。このゴールがダメ押しとなります。

 

また最後にエモかったシーンとして、アキから悠、泰斗から悠樹に交代するのですが、悠にキャプテンマークが渡され、僅かな時間でしたが、キャプテン悠の時間がありました。

 

そして、アバンテからの試合終了。日向汰は、泣いていないと言っていましたが、泣いてましたね。

 

これで、長らく待たされていたホーム試合でのJ1、200勝をようやく達成です。200勝のうち、3分の1以上が鬼さんが監督になってからのものなので、この2週間での修正を見ても、やはり名将だと思います。

 

この試合のあんたが大賞、ユースに甘い前例を踏襲ならば、日向汰だったかもしれませんが、この試合では、中盤で汗をかき続け、ダメ押し点を決めた健人が選出されていました。僕は納得の選出です。

 

この試合に観戦に来ていた、健人の叔父さんであるオジバナダさんこと橘田龍馬さんも、最後、健人に声をかけていた様子も見られましたので、この試合で大活躍だった健人の原動力にもなっていたと思います。

何にしても、序盤、ぶつかり合いの時間帯があり、どちらに転ぶかというところで、泰斗が押し込み、ユース組で追加点、健人のダメ押しと内容としては、これ以上望むべくもない快勝で多摩川クラシコを制することができました。

 

3連敗し、後がない状況で、好調なFC東京を迎えての勝利なので歓喜の大きさたるや半端なかったと思います。

 

 

次は、日にちをあけずして、水曜日には隣町、横浜FMとのリーグ戦があります。せっかく多摩川クラシコを制したのですから、この勢いを失うわけにはいきません。何としても勝ちたいです。

 

ただ、鬼さんは悩ましいと思います。出場停止からマルちゃんが帰ってきますが、大弥と颯太の組み合わせがかなり機能したので、颯太とマルちゃんのどちらをより機能させるかの天秤にかけることになります。

 

また、樹、健人の2ボランチが機能したので、残った泰斗がトップ下を担うと、悠樹の起用も悩ましいと思います。また、この試合では、前線への攻撃力を考えての右SBセガちゃんだったと思いますが、セガちゃんの攻撃力、ユーティリティを取るのか、本職の起用を取るのかの選択もあります。

 

そもそも中3日の試合が続くので、一定のターンオーバーもあるかもしれないし、この試合も既にそれを見込んでの、この試合のこのメンバーだったのかもしれません。

 

鬼さんが次の横浜FM戦でどの選手をどう起用するのか、そこから注目です。ひょっとするとガラッと変えてくるかもしれません。

 

何にしても、3連敗して、この状況ならどこのチームにも勝てそうにない閉塞感が漂っていたところで、この多摩川クラシコの快勝は、たまらなく嬉しいですね。

 

この勢い、連戦ですが、横浜FMを何としても倒して継続し、リーグ上位へ割り込んでいきましょう。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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