2022 J1第33節 川崎vs神戸 レビュー 最重圧を跳ね返す | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。試合翌日早くから出かけたのもあって、更新遅くなりました。

 

さて、ホーム等々力最終戦、勝てば、最終節での逆転に望みを託せますし、勝ちさえすれば、この節で横浜FMの優勝が決まらないので、絶対に勝たないといけない試合です。追いかける方が精神的には楽だとは言われますが、それでもプレッシャーが、相当あったと思います。その中で、しっかり勝って、最終節まで希望を持たせてくれた監督、選手らに感謝したいと思います。

 

10/29(土)15:00 J1 第33節 川崎 2 - 1 神戸 等々力陸上競技場

得点:20’マルシーニョ(川崎)、51’小林祐(神戸)、84’家長(川崎)

 

川崎フロンターレ 4-3-3

―23マルシーニョ――11小林―――41家長―
―――― 8橘田―――14脇坂――――
―――――― 6J・シミッチ―――――――
― 2登里― 7車屋― 5谷口―13山根―
――――――― 1成龍―――――――
62分 6J・シミッチOUT → 10大島IN
71分 14脇坂OUT → 20知念ĪN
71分 2登里OUT → 4ジェジエウĪN
87分 23マルシーニョOUT → 19遠野IN
 

ヴィッセル神戸 4-4-2

―――――49小林祐―10大迫―――――
―16汰木――――――――――11武藤―
―――――25大﨑―― 5山口―――――
―24酒井― 3小林友―17菊池―24酒井―
――――――――28坪井―――――――
61分 16汰木OUT → 41小田IN
74分 49小林祐OUT → 8A・イニエスタIN
86分 11武藤OUT → 22佐々木IN
86分 25大﨑OUT → 33扇原IN

まったくの私事から入ります。僕は、いま現在、福岡在住であることや、仕事もあって、そう頻繁に川崎に戻れない状況です。残り2節のうち、行くととしてどちらか1試合になるかなと思っていました。

 

その見に行く試合をどちらか決めなければならなかったのですが、なかなか決心がつきませんでした。もちろん2試合とも見たいので。それで、もし味スタのチケットが取れたら最終節に行こうと決め、先週、チケット争奪戦に臨み、運よく味スタのチケットを手に入れることができました。

 

なので、ホーム最終戦は、泣く泣くDAZN観戦で最後の可能性を祈ることになりました。結果、最終節に現地で可能性を信じながら試合を楽しめることができるようになりました。

 

さて、試合の方ですが、川崎は、前節の京都戦から2週間が空いて、休養十分。それに時間があったおかげでソンリョンは、スタメンに、ジェジエウと僚太はベンチにとそれぞれ帰ってきました。

 

対する神戸も直近は5連勝と調子を上げてきておりチーム記録の6連勝がかかっておりモチベーションもマックスです。後半戦だけなら、神戸は1位の成績です。神戸も怪我で戦列を離れていたA・イニエスタがベンチに戻ってきています。

 

手強い神戸を相手にホームとは言え、絶対に勝たなければいけないのは、川崎の選手らにとっても簡単なタスクではなかったと思います。

 

 

試合の展開ですが、序盤の入りのところで、少しばかり神戸に押された感はありましたが、徐々に川崎が本来の力を発揮してきたと思います。

 

神戸も上手い選手が揃っているので、川崎もボールを持って押し込むのは簡単ではありませんでしたが、しつこく前からプレスで即時奪回を繰り返していたところと、その個々の球際のところで上手く競り勝って、左右にパスで揺さぶっていたのが、川崎が優勢な状況を作り出していたと思います。

 

先制点が生まれたのもその左右の揺さぶりからでした。右サイドのアキがゴールの前にボールを放ると、左サイドからマルシーニョが反応し、ゴール前に入って収めようとしますが、相手DFとGKが出てくるところで、ボールもこぼれ、混戦となります。しかし、マルシーニョは、こぼれたボールに自ら反応し、反転してシュートを撃ち、これが決まります。

 

惜しい場面は作れていて、得点が決めきれなった中、ホームの川崎が先制に成功します。


攻撃の手を緩めたわけではないのでしょうが、先制点を取れてホッとしたのか、なんとなく川崎の選手らが受けてしまう姿勢が先制したあとから出てきたように感じました。

 

それでも前半のうちには、相手ボールを奪って、悠がGKと1対1の状況まで作り、GKを抜き去ってゴールに流し込むところまでしたシーンがありました。最後の最後に相手DFに追いつかれて、クリアされてしまいはしましたが、あと少しという絶好機でした。

 

後半に入ってからは、神戸の攻撃の勢いが強くなっていったように感じました。決定的に崩されたと感じではないのですけどね。やはり代表級の選手がズラリいて、前線の大迫など、なんだかんだでボールを収めるので、厄介なこと、この上ない印象でした。

 

1点の先制点だけで終われるとは思っていなかったのですが、51分、神戸に、ゴール正面付近でFKを与えると、小林祐希が直接狙い、ボールは、壁を越えて落ち、ソンリョンも届かないスーパーゴールを決められてしまいました。

 

1点差だけだと、こういう防ぎようもないゴラッソを決められることもあるので、やはり先制をした後、川崎優位な時間帯に追加点を取って突き放しておかなければなりませんでした。

 

後半は、前半に比べると、どっちもどっちで、行ったり来たりの展開。それでも攻撃時のリズムはいい時のそれではなく、何か我慢比べれのような印象でした。

 

川崎の攻撃で言えば、59分に右サイドから視来がわずかなスペースを抜いて、シュートを放ちますが、これが惜しくもポストを直撃し、得点となりません。

 

その後、推進力を期待されてか、僚太が途中から入ってから、展開のバリエーションが増えたような感じがします。一方、神戸もその後、イニエスタを投入してきましたので、やはりどっちもどっちという展開。僚太とイニエスタのマッチアップは、それはそれで痺れましたが。

 

その後、マルシーニョのヘッドでのシュートもありましたが、これはGKにキャッチされ、得点とならず。そんな中で先にネットを揺らしたのは、71分の神戸だったのですが、オフサイドの判定となり事なきを得ます。

 

最前線でずっと走りまわって、ずっと神戸にとって嫌な動きをしていた悠がついにチャンスを作ります。81分にエリアの境界付近で相手DFを背負いながら、ターンしようとした軸足に相手DFが足を掛けてしまい、悠は倒されます。

 

当初FKと思われ、淡々とFKの準備に入っていましたが、ここでVARが介入。OFRの結果、掛かった軸足の位置はエリア内だったということでFKからPKへ変更となります。

 

ここで蹴るのは、今季、(知念に譲った1本を除き)PKをずっと担ってきたアキが蹴ります。後日談では、プレッシャーしかなく蹴りたくなかったような話もありましたが、これをGKに触られながらも見事に沈めて、84分、再び勝ち越しに成功します。

 

悠は、得点こそなかったけれども、これは悠のアシストみたいなもの。そして、決めたアキ。このPKは、今季がここで終わるか望みを繋ぐかがかったとんでもない重圧がかかったものだったと思います。

これを沈めたあと、アキが珍しく感情を爆発させて地面を叩いていたので、普段冷静なイメージのアキにしてそれなので、そのプレッシャーからの解放感による喜びは、とんでもないものだったのでしょう。

 

ただ、VARの介入もあったので、アディショナルタイムは長めの5分。見ているこちらにしてみれた10分以上の長さに感じました。早く終われ、早く終われと画面越しに祈っていました。

 

この終盤の時間帯、目についたのは、紳太郎先生。途中、ジェジエウが入ってから左SBにポジションを移しましたが、左サイドから何度か鋭いドリブル突破で、チャンスを作っていました。

 

この行為自体が、安全に時間を経過させることに成功し、ずいぶんと助かったと思います。本人CBを希望しているのは承知していますが、左SBも一流の動きを見せてくれて、チームを救ってくれていたと思います。

 

最後の最後、相手CKをはじき返したところで試合終了。アディショナルタイムの5分はこの時点で経過はしていましたが、はじき返したボールを神戸が収めたので、もうワンプレーあるかなと思っていたところでした。そこでの笛だったので、川崎としては、助かったとは思いました。

 

何にせよ、勝ちました。この節で優勝が決まることも回避できました。ただ、今節、同時刻に行われていた横浜FM対浦和の試合は、横浜FMの大勝だったようで、他力の方は、そう上手くはいきませんでした。

 

試合終了後、ホーム最終戦だったので、セレモニーがありましたが、鬼さんのスピーチもありました。これを聞けば、最終戦には、当然、力が入りますし、サポとしても応援のし甲斐があります。聞いていない方は、ここだけでも聞いてみて下さい。

 

ということで冒頭に戻って、最終節、現地から今季の結果を見届けたいと思います。そもそも多摩川クラシコなので、何がどうであっても絶対に勝たないといけない相手、FC東京ですので、勝って、結果を待つことにしたいと思います。

 

なお、この試合のあと多くの記事のコメントで、審判から忖度があったといった誹謗中傷を見ました。確かに、オフサイドで得点が取り消されたり、FKがPKになったり、試合終了時にもうワンプレーあってもいい状態だったりと、結果として、川崎優位となった判定はあったと思います。

 

しかし、それは結果論であり、川崎の選手らやサポが審判にそう判定させたわけでもない以上、どうにもなりません。ジャッジリプレイに取り上げてもらうことはできても判定が覆るものではありません。

 

そもそも、川崎が判定で忖度されているというのなら、今季、ここまで苦しんでいないでしょう。明日は我が身なわけですから、審判の技術力向上は、こちらも望むところですが、だからと言って、審判に対する誹謗中傷を望むものではありません。もちろん、川崎フロンターレに関わるすべての方々へのこの件での誹謗中傷を望むものではありません。

 

これは、サポ同士で言い合っても不毛なので、審判の判定について忖度があった、そうでないと言い合うことはやめませんか、そんな忖度は、そう見えたとしても、存在しないんですから。代わりにジャッジリプレイに取り上げてもらうなど、今後の審判の技術力向上を図る方が健全だと思います。

 

最後、後味が悪くなりましたが、僕もこの件は、これで終わりたいと思っています。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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