2022 J1第29節 川崎vs広島 レビュー 分水嶺での勝利 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

おはようございます。前試合は、阿部ちゃんに強烈な恩返しゴールをくらい、そんなんじゃ優勝はできないよと厳しさを叩き込まれたような気がしました。一週間あいて、今一番勢いのある2位広島と直接対決。際どいゲームを覚悟していたところ、終わって見れば、4得点の大勝。まだリーグ3連覇の夢を追い続けられそうです。

 

9/10(土)18:30 J1 第29節 川崎 4 - 0 広島 等々力陸上競技場

得点:34’家長(川崎)、59’脇坂(川崎)、68’知念(川崎)、78’家長(川崎)

 

川崎フロンターレ 4-3-3

―23マルシーニョ―――20知念――――41家長―
――――― 8橘田―――14脇坂―――――
――――――― 6J・シミッチ――――――――
―15佐々木― 5谷口―4ジェジエウ―13山根―
―――――――― 1成龍――――――――
83分 6J・シミッチOUT → 19遠野IN
83分 20知念OUT → 11小林ĪN
87分 23マルシーニョOUT → 24宮城ĪN
90+2分 14脇坂OUT → 16瀬古IN
90+2分 41家長OUT → 18チャナティップIN
 

サンフレッチェ広島 4-3-3

――――――9D・ヴィエイラ ―――――
――――14エゼキエウ―27川村――――
―18柏―30柴崎―7野津田―2野上―
――19佐々木― 4荒木―21住吉――
―――――――38大迫――――――
46分 2野上OUT → 39満田IN
46分 30柴﨑OUT → 10森島IN
68分 14エゼキエウOUT → 13N・B・カリファIN
68分 9D・ヴィエイラOUT → 20P・ソティリウIN
78分 21住吉OUT → 33今津IN


広島は、今季からスキッベ監督になり、城福監督時代よりアグレッシブな攻撃サッカーを嗜好するようになりました。前回の対戦時では、まだ新監督の戦術が成熟しきっていなかったにも関わらず、試合の終盤まで得点できず、苦しめられました記憶があります。

この試合の前に、川崎は湘南戦で劇的な敗北を喫した一方で、広島は、リーグで連勝を続け、直近の試合の天皇杯では、川崎とは逆に劇的な勝利で、準決勝進出を決めています。公式戦の連勝が続いており、3冠の可能性も残している、今、一番乗っている勢いのあるチームと言えます。

川崎にしてみれば、ここで落ちるか踏ん張れるかで、今季がまだ続くか、事実上終わるのかという分水嶺となる大事な試合で、首位横浜FMへリーグタイトルへの挑戦権をかけた、6ポイントマッチであったと思います。

川崎の優位は、一週間試合が空き、休養できたこと。そして、ホーム等々力で試合をやれるので、手拍子ではありますが、サポの後押しがあること。また、広島の塩谷が出場停止であったり、主力の何人かが、コロナ明けであったり、広島が選手起用の面で不利な状態でした。

一方の広島の優位は、コンディションの不利はあるものの、勝利が続いている状態での疲労度は感じにくいとも言われ、ここまで勝ってきた勢いと、選手ら勝利してきたことで身につけた自信が、それだったと思います。

その両クラブが激突するわけですから、今節の試合の中でも多くの注目を集めていたと思います。

試合は、予想どおり、川崎に対して広島が、ハイプレスで攻撃の芽を摘み取ろうとしてきます。そのスピード感に、前回対戦したとき以上に脅威を感じ、この試合は難しくなるのではと感じました。

ただ、広島の寄せは速く鋭いのですが、川崎の選手らは、前回の湘南との対戦で学んだ部分もあり、メリハリが効いた戦い方をしていたように感じました。

それは、ボールを持った際、速い攻撃ができる際は、仕掛けますが、無理そうなら、後ろまで戻し、なんならソンリョンも使って、組み立てなおしていたように思います。

そして、無理にショートパスを繋ぐことに固執することもなく、広島の選手を外すために、ロングボールも多用し、裏狙いのパスやサイドチェンジも行っており、慌た素振りはなかったように感じました。

それでも前半のうちの30分くらいまでは、互角か、やや広島に優勢なシーンがありました。

24分の広島のCKで、流れたボールに川村が合わせたシュートがありましたが、ソンリョンがビッグセーブを見せ、広島の先制の機会を潰します。

たらればですが、ここで先制されてしまっていたら、全く違う展開となっていたと思います。逆にソンリョンのビッグセーブあたりから、川崎の勢いが出てきたようにも感じました。

ただ、前半も30分を過ぎたあたりから、川崎はボールを持って広島陣内に押し込めるようになっていき、パスをつないで揺さぶり続けます。

先制点は、そんなパス回しからの崩しからでした。34分、この試合、久々に先発の旭が左サイドから抜け出し、深い位置から中央にマイナスに折り返すと、そこに走り込んできていたアキが相手DFを股抜きした上で、コースを狙ったシュートをゴール右隅に決めます。

先制できたことで、川崎は楽にはなりましたが、湘南戦も先制から逆転されていましたので、攻撃の手を緩めません。

直後の36分にには、カウンターからマルシーニョが左サイド深いところに走り込むのに合わせて泰斗がスルーパスを送ると、これが通り、シュートまで持って行くが、惜しくも相手GKの左足に阻まれます。

その後も、前半の得点後からは川崎がペースを握り、広島のハイプレスを上手く往なし続けます。

後半も川崎がペースが続き、左サイドからマルシーニョが何度も切れ込みます。追加点もその形で、59分、左サイドから切れ込んできたマルシーニョから泰斗が中央でボールを受けると同時にターンして相手DFを外し、そのままゴール左隅を狙ってシュート。ポストの内側に当たり、貴重な追加点を得ます。

この泰斗のターンは、更なるチャンスも得ました。66分に、泰斗がエリア内でターンし、相手DFをかわすと、相手DFは、たまらず泰斗をエリア内であるにもかかわらず倒してしまいます。このプレーでPKを得ます。

そこで得たPKをいつものアキではなく、知念が蹴ります。知念は迷いなく右上に強く蹴り込んで3点目も得ます。

その後、川崎は無理には攻めないのですが、幾度となくカンターが発動し、攻撃のチャンス自体は減りません。

78分には、旭が左サイド深いところから折り返して、マルシーニョがシュート。これは、相手GKに跳ね返されますが、その跳ね返されたボールに反応したのがアキ。この日アキの二点目となる4点目が入り広島の止めを刺します。

終了間際に野津田に強烈なシュートを放たれ、あわやというシーンがありましたが、この日は運も味方し、ポストに救われて事なきをえて、終わってみれば4-0の快勝でした。


試合開始前は、恐れていた広島が相手だったのですが、気がついてみたら大勝できていました。この感覚は、前々節の鳥栖戦がそんな感じで、同じ4-0での勝利でした。

今節の広島は、まさに前節の川崎がそうであったように、中2日の試合で疲労が蓄積し、選手らの足が止まってしまったことが大きかったと思います。

現に、前半も序盤のうちは、ヒヤリとさせられるシーンを広島に作られていました。それだけ、元気に走られていたわけです。

徐々に疲れの影響が出てくるのに合わせて、川崎が得点を重ねたので、肉体疲労に並行して精神疲労がも進んだことも川崎優位に試合が傾いていきました。

後半になって、広島の選手と選手の間のスペースが広がっていました。疲労で走れなくなったところが大きいと思うのですが、川崎のパスによる揺さぶりも効いていたと思います。そのその空いたスペースを川崎の選手らはしっかり活用していました。

後半、畳みかけるように得点できたのは、この部分が大きかったと思います。

結果的に4点差つきはしましたが、試合がどっちに転ぶかは、紙一重だったと思います。仮に川村のシュートが先に入って先制されていたら、この結果と違う結果になっていたかもしれません。
 

その紙一重の部分は、コンディション面で川崎優位だったことはありますが、まだ疲労度の差が出ていなかった序盤で互角の戦いをし、先制できたことだと思います。

 

この試合で、特に注目したいのは、旭。先制点のアシストもそうでしたし、4点目のマルシーニョのシュートまでもそうでしたが、左サイドの深いところをえぐってからのパスは、効いていました。

 

そもそも久しぶりの先発であったにもかかわらず、試合勘が鈍るどころか出色の出来であったことは、驚きでした。正直、まだ今季は、紳太郎先生かノボリかでないと厳しいかなと思っていたところ、試合に出ていなかった間にもしっかり実力をつけてきていたことは嬉しい誤算でした。

 

もちろん、先制、4点目を決めたアキは、相変わらずの化け物でしたし、結果的に得点こそなかったもののマルシーニョも効いていました。また2点目を自ら決め、3点目となったPKを獲得した泰斗もキレてました。

 

そして、L・ダミアン不在の中でCFを張った知念。前でボールを収め攻撃の起点となり、守備もファーストDFとして献身的に走り回って、広島にプレッシャーを与え続けてくれたことは効いていました。もちろん、持ち前のパンチ力のあるシュートは、PKでのシュートで発揮してくれました。

 

この大勝は、こういった選手らの頑張りがあって、手にできたものだと思います。ただ、負けられない戦いどころか、勝ち続けなければならない戦いは続きます。

 

裏で横浜FMも勝っているので、勝ち点差3のまま。得失点差を考えると実質4あり、残り7試合。横浜FMが勝ち点を落としてくれない限りチャンスはないので、しっかり食らいついて行ってもらいたいと思います。

 

中3日で名古屋戦、そして、中2日で柏戦とまた連戦が続きます。連戦で落とした湘南戦の再現をしている余裕はもうありません。まず、この2戦、勝ってプレッシャーを与えて行きましょう。

 

横浜FMに追われるプレッシャーを実感させ続ければ、横浜にとっての2013年の再現、川崎にとっての2017年の再現があるかもしれません。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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