こんばんは。久しぶりの等々力観戦で、川崎に戻っていました。そのため、更新がこうも遅くなったことをご容赦ください。さて、試合前は、勢いのある柏に飲まれてしまうのではないかとビクビクしていました。
しかし、鬼さんによる、久々のシミッチ起用と健人との2ボランチへと変更したシステムも機能し、3戦ぶりの勝利となりました。ACLに向けて、Jリーグで勝ってから乗り込めるのは気持ち的にも大きいと思います。
4/9(土)19:00 J1 第8節 川崎 1 - 0 柏 等々力陸上競技場
得点:45+2’L・ダミアン(川崎)
川崎フロンターレ 4-2-1-3
―23マルシーニョ――9L・ダミアン―――41家長―
―――――――19遠野――――――――
―――― 6J・シミッチ―― 8橘田―――――
―15佐々木― 5谷口―28山村―13山根―
――――――― 1成龍――――――――
57分 41家長OUT → 20知念IN
67分 23マルシーニョOUT → 24宮城IN
90+1分 19遠野OUT → 3塚川ĪN
柏レイソル 3-5-2
――――14小屋松――19細谷―――――
―――― 8戸嶋―――10M・サヴィオ ―――
― 2三丸――― 22ドッジ――― 8中村―
――― 4古賀― 3高橋祐―25大南―――
―――――――18キム・スンギュ――――――
46分 14小屋松OUT → 29アンジェロッティIN
57分 10M・サヴィオOUT → 37鵜木IN
57分 8中村OUT → 23岩下IN
72分 22ドッジOUT → 6椎橋IN
72分 19細谷OUT → 38升掛IN
ますは、スタメン発表時からですが、これまで、4-3-3でのシミッチの起用は、中盤の底のアンカーポジションでの起用が主だったので、どうしてもその意識が強く、スタメン発表時にもアンカー、シミッチ、インサイドハーフ健人だと思っていました。
ただ、現地でのスタメン発表後の「今日の予想フォーメーションはこれだ」が発表された際、2ボランチで表示されていたので、あれっ、これは、2ボランチなのかな、いや敵をだますには、まず味方から?などといろいろ考えさせられはしました。
そして、実際に試合が始まってから、みると、やはりシミッチと健人の2ボランチ制でした。
シミッチ一人だとその両脇のスペースを埋めるのに十分でなかったために、運動量で勝る健人がそのポジションにとってかわったのが、昨シーズン後半からの流れでしたが、ここで、2ボランチとすることで、シミッチの良さも活かすことができるようになりました。
ただ、当然、そうなるとインサドハーフ2枚で攻撃を担っていた一列前の選手が1人になるわけですが、ここに大弥が入りました。で、この起用が実はこの布陣で一番の胆だったように思います。
試合は、序盤は、主導権の握り合いで、最初の20分~30分くらいは、柏の前線からの守備も厳しく、一進一退の攻防が見られたと思います。
一番、危なかったのは、9分にCBに小屋松にプレスされ、そのままボールを奪われ、ソンリョンとの1対1まで持って行かれたシーンでしょうか。
タラレバですが、この決定機を決められて、先制されていれば、追いかける展開となることからも非常に危なかったし、ここで失点しなかったことで、その後の試合の方向性が決まったように思いました。
試合開始からしばらくは、一進一退という状況であったのが、時間が経過し、前半のうちの後半に入る頃には、川崎が徐々に押し始めます。
その要因としては、シミッチ、健人の中盤まででしっかりボールが奪え、かつ、この日は、ショートパスのみならず、ここ最近ではあまりなかった長いパスも織り交ぜながら、ウラへのボール供給も多く、柏の守備を上手く外しはじめたことで、川崎のリズムへと流れていった印象です。
セットプレーからの流れでしたが、マルシーニョが押し込み、後にVARでノーゴールとされた幻のゴールがあったのもこのあたりの時間帯でした。以後、基本的に川崎の流れに移行していったと思います。
トップ下に入った大弥の動きも秀逸で、前へ前へという姿勢がみられるプレーが多かったです。なかなか得点できなかったのですが、前半の終了間際にその大弥が入れたパスが見事に結実しました。
45+2分、大弥は、中盤で彰悟から受けたボールをワンタッチでマルシーニョの前に入れます。するとマルシーニョは、スピードで相手DFをぶっちぎり、折り返して中央のL・ダミアンへ入れ、L・ダミアンは冷静にコースに決め、先制に成功します。
序盤こそバチバチとしたやりあった展開でしたが、徐々に川崎のリズムとなり、前半終了間際に先制し、リードしての折り返しに成功します。
後半、この流れがどうなるか、柏の逆襲があるのかと心配されましたが、むしろ後半こそ、川崎の真骨頂となりました。球際での勝負に競り勝ち、こぼれたボールはことごとく回収し、柏陣内から ボールが出ていくことがほとんどなくなりました。
今季、このモードに入った状態を見たのは、鹿島戦の前半くらいだと思います。面白いくらい、柏ゴールに迫ります。迫っては、はじき返され、それでも回収し、再び柏ゴールに迫る、の繰り返しとなります。
現地で見ながら、コレよコレっ、これが見たくてスタジアムに足を運んでいるだよと勝手に思いながら見ていました。ただ、この状態で残念だったのは、惜しいシーンはあれど、追加点が得られなかったところ。
もともと柏の守備ブロックはしっかりしていたし、最後のところで相手GKであるキム・スンギュにしっかりセーブされてしまったというところでしょうか。
点差は1点しかないので、追加点が欲しかったのはそのとおりなのですが、これだけ押し込んでいると、失点の恐れもほとんど感じなかったし、時間とともに追加点も取れるのではないかと期待された時間が続いていた感じでした。
後半は、川崎のやりたいことができた時間で、柏にはほぼ何もさせなかったと思います。
L・ダミアンが押し込んでネットを揺らしたシーンもありましたが、これも彰悟のオフサイドで取り消され、ぬか喜びに終わりましたが、それでも最後まで攻め続け、そのまま試合終了。最小得点での勝利でしたが、それ以上に川崎の思惑どおりの展開だったと思います。
この試合、シミッチの2ボランチの一角としての起用が目立ちましたが、僕の中の評価で最も輝いていたのは、名前のとおり、大弥。
大弥が前へというプレーを選択し、何なら自らバンバンシュートも打っていくし、押し込んだ結果、何本も獲得したCKでも、得点の匂いが感じられる際どいキックを連発してくれました。表現が適切かわかりませんが、進撃の遠野、と言った印象です。
唯一の得点となったシーンも大弥のダイレクトパスが切っ掛けでした。そして守備でも前線からしっかり体を張ってくれました。
また、大弥に続き、健人も、ボランチとしての起用ではあったけれど、上下動を繰り返してくれたおかげで、疑似的にインサイドハーフとしても機能し、ずいぶんと柏の守備を困惑させたと思います。
このあたり、一時は、移籍かという噂もあったシミッチに、ボランチとして、しっかりその活躍の場を与え、健人、大弥らに本来の輝きを取り戻す配置にした鬼さんの采配こそが一番秀逸だったのかもしれません。
いずれにしても、ここ2試合の状態から見て、好調の柏と当たるのに不安しかなかったのですが、終わってみれば、ほぼ柏に何もさせずに勝利することができました。
勝てたことは、良かったのですが、ちょっと残念だったこととして、カードをもらい過ぎています。川崎だけで5枚。柏も2枚。
昨シーズン、フェアプレー賞をもらった視来すらももらっています。激しい競り合いとファールは紙一重とは言え、今後を考えると、累積も気にしなければいけません。極力、余計なカードは気をつけてもらいたいと思います。大弥のカードなぞは、もらわなくても済んだものかと思います。
もっとも、川崎の選手らも悪いところはあるとして、審判のジャッジングのブレも影響していたように思います。選手らはここまでならカードは出ないという判断のもとでプレーしており、それでカードをもらってしまうということもあったと思います。
審判批判は本望ではなく、ジャッジングが目立つ試合は、極力見たくないと思っているだけです。一番は、選手らにフェアプレーに徹してもらうことに尽きると思っています。
さて、そんなこんなでACL前の最後のリーグ戦を勝利で終えることができました。ここまでの苦しい状況を、こうして乗り越えたことで、続くACLの厳しい戦いへの弾みとなるはずです。
さあ、次なるアジアの戦いにむけて力を発揮してもらいましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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