おはようございます。3日前に、ルヴァン杯準決勝で敗退し、体力的にも精神的にも疲労困憊の中で迎えたリーグ戦。相手は、順位こそ下位にいるものの川崎としてはいつ対戦しても難しい試合になる盟友仙台。試合開始してからしばらくは安心して見れていられたのですが、徐々に不安が募り、最後はヒヤヒヤしながら、何とか勝利だけは収めることができました。
10/10(土)18:00 J1第21節 川崎 1 – 0 仙台 等々力陸上競技場
得点:41’小林(川崎)
川崎フロンターレ 4-3-3
―18三笘――――11小林――――30旗手―
―――――14中村――10大島――――――
――――――――25田中――――――――
―7車屋――5谷口―34山村―17D・マテウス―
―――――――― 1成龍――――――――
67分 30旗手OUT → 19齋藤IN
67分 14中村OUT → 41家長ĪN
74分 10大島OUT → 6守田ĪN
81分 11小林OUT → 9L・ダミアンĪN
81分 18三笘OUT → 22下田IN
ベガルタ仙台 4-4-2
―――――42山田―― 29A・ゲデス――――
― 7関口―――――――――――18道渕―
――――― 5椎橋――37中原――――――
― 2パラ――23S・マテ―43アピアタウィア―36柳―
―――――――27スウォビィク―――――――
58分 42山田OUT → 14石原IN
71分 7関口OUT → 20長沢IN
71分 5椎橋OUT → 30田中IN
84分 36柳OUT → 3飯尾IN
84分 37中原OUT → 28佐々木IN
試合展開
試合開始からボールを保持する川崎のペース。ハイプレスから、仙台陣内に押し込み、パスを回しながら、ゴールの機会を伺います。
18分には、右サイドから僚太が悠へのスルーパスが通ると悠は、ダイレクトにシュート。相手GKスウォビィクに弾かれるもそのこぼれ球に打った悠が自ら詰めるも、今度も相手GKに当てられポスト。1点もののチャンスで惜しい場面でした。
39分には、碧から僚太にスルーパス。そのボールを僚太が平行して走っていた憲剛に出すと、憲剛は、ボックス手前の悠にパス。悠は、相手DFとの駆け引きでワンテンポ置いて、右足でシュート。枠には飛ぶものの、これも相手GKに防がれ得点ならず。
41分、薫が中盤から、前線で相手CBと駆け引きしていた悠へスルーパス。相手CBの裏に抜けたところでパスを受け、食い下がる相手CBをかわしながら、左足でグラウンダーのシュート。相手GKの股下を狙ったものだったようだが、足に当てられます。それでも勢いを失わず、ボールは、ゴールの中へと転がっていき、ようやく先制点が決まります(1-0)。
その後も45分、仙台陣内の右サイドでの攻防でボールを奪い返すと、中央でボールを収めた憲剛が走ってきた碧に落とし、碧は、ダイレクトでミドルシュートを放ちます。残念ながら、シュートは、枠を捉えられず、わずかに右に外れます。
後半に入っても、当面は川崎ペースは変わらず。49分には、ゴール前で怜央が相手のパスをカットするとすぐに右の悠へ。相手GKとの1対1の場面でしたが、打ったシュートは、相手GKに触られ、枠の上に外れてしまいます。
さらに、仙台のビルドアップに対して、前線からのプレスをかけた薫が、ボックス手前でボールに寄せるとこれを遅れてきた仙台DFがファールで止める形となります。このファールで受けたFKを51分、憲剛が蹴ると、相手DFの壁を超えてるも落ち切れず、ボールはバーを弾きます。
56分には、右サイドでジオゴ、僚太と作って、最後は悠が受けます。やや角度は厳しかったですが、これをダイレクトでシュート。しかし、これも相手GKに防がれます。
58分には、左サイドから薫が抜けだし、薫のスルーパスを受けた紳太郎が深くまで持ち込むと中央の悠へクロスを入れます。悠は、ダイレクトに合わせまずが、これもポストに当たり、外れます。
70分には、右サイドで僚太とのパス交換後、ジオゴがアーリークロスを入れます。これを左サイドから中央に絞っていた紳太郎にフリーで通ります。紳太郎は、頭で合わせるのですが、中央に落とすのか、そのままシュートするかの決断ができていない中で受けてしまって、中途半端ところにボールが飛び、枠を外れてしまい、もったいないシーンでした。
一方で仙台は、後半最後の15頃から、川崎の前線からのプレスがかからなくなり、シンプルにサイドからのカウンター、ロングボールにより攻め立てます。80分には、右サイドからの中原にクロスを放り込まれると、途中から入った長澤が頭で合わせます。地面に叩きつけたボールは、ポストに当たり、枠を外れてくれます。
82分には、右サイドで柳に、ボールをキープされてからクロスを入れられ、中央のA・ゲデスへ。ゲデスのヘディングは、幸いにもソンリョンの正面へ飛び、事なきを得ます。
84分にも右サイドから道渕にクロスを入れられると、走り込んできた長澤につられ、空いたスペースのA・ゲデスに合わせられ、ダイレクトにシュートを打たれるがこれも幸いには枠の外に外れます。
さらに、87分に、またしても右サイドから道渕にクロスを入れられ、A・ゲデスと競ったソンリョンが弾くも、そのボールは、ゴール前のパラの足元へこぼれます。幸いにも急にこぼれてきたボールにタイミングが合わず、うまくボールにミートせずにこぼれたボールをクリアすることに成功します。
その直後、川崎も左サイドから崩し、途中出場の北斗が抜け出し、同じく途中出場のL・ダミアンが足を出して、合わせるも相手GKにしっかりキャッチされます。
最後の最後ににも、北斗からL・ダミアンにボールを入れますが、L・ダミアンは上手くミートできず、ボールが枠を外れたところで試合終了のホイッスル。
雑感
この試合、川崎は、ルヴァン杯準決勝FC東京との対戦による敗戦から中2日。対する仙台は、前節から中6日での対戦となり、体力的は不利な条件での対戦となります。
もちろん、ルヴァン杯に勝って対戦できていれば、少なくとも精神的な疲労は少なかったかもしれませんが、負けているので、精神面での疲労が心配された対戦でした。
こういった試合、往々にして負けると、そのままズルズルと連敗するきっかけとなることが多いので、ルヴァン杯の敗戦を引きずらないためにも、どういう形であれ、絶対に勝たないといけない試合でした。その意味では、本当に形はともかく、勝ったことが全てという試合だったと思います。
とは言え、試合の最初から、勝つことがこんなに難しくなる展開では決してなく、序盤から決定機は数多く作り出していました。見ている中では時間の問題で仙台の守備は決壊し、複数得点が取れるのではないかと感じられました。
ただ、あと少しの精度であったり、相手GKも良かったところもありますが、決めきれなかったですね。この試合では、ネットよりもバーやポストの当たる回数が多かったくらいで。
それでもしぶとく悠が最低限の1点をもぎ取ってくれたおかげで、何とか勝ち点3を拾うことができた試合でした。それは、それで難しい試合に勝ち切ったことは素直に喜びたいと思います。
裏では、激闘が祟ったのか2位FC東京も敗れましたし、C大阪も敗れました。そんな中で、内容はともかく、しっかり勝ち点3を積み上げられたことも大きかったですね。1点だろうが、3点だろうが、5点だろうが、勝てば等しく勝ち点3ですからね。
それにしても、いつも、負けはしないものの仙台と戦うと楽に勝たせてもらえないという気がします。相性みたいなものもあると思いますが、川崎の苦戦具合からみれば、今の仙台の順位は不思議でなりません。仙台とも末永く対戦を続けたいので、今年は降格はないのでいいのですが、来年は、今以上の順位でまた、熱い試合を期待したいと思います。
この試合、憲剛、ジオゴ、ヤマ、紳太郎がスタメンに名を連ね、ここ最近の試合ではベンチに入るかどうか、というメンバーでしたので、ターンオーバーを行ったと言えます。裏を返せば、ジェジエウ、ノボリ、泰斗、視来が完全休養を取ることができたと言えます。
一方で、状態がわからないのですが、竜也はまだ怪我からの回復途上なのでしょうか、それとも学も薫も状態がいいので、ベンチ入りできないのか、どうなんでしょうね。しかし、もし後者であるなら、あと広島、名古屋と連戦なので、活躍する姿が見たいところです。
怪我からの復帰と言えば、前出の憲剛。清水戦の15分程度、横浜FCの前半のみ、そして、今回の67分。着実に出場時間が伸びています。惜しいFKもありました。
この憲剛なのですが、この試合の肝だったかなと個人的には感じます。というのも、これは、連戦による疲れが出始めた時間がたまたま重なっただけかもしれませんが、憲剛が退いた時間帯以降、川崎の前線からのプレスがハマらなくなり、仙台のサイド攻撃を受けるようになります。
少なくとも、憲剛は前線での的確なポジショニングで、相手の攻撃の起点に圧力をかけ、ボールを奪うか、パスミスを誘う役割を効果的に遂行できていました。
もちろん、試合開始から憲剛が出ていた時間帯は怜央も同じく出ており、連動していたし、体力的な消耗との相関で見れば、たまたま仙台が勝負をかけてきた時間帯と川崎の体力が落ちてきた時間帯が重なっただけとも見えるので、憲剛の手柄だけではないでしょう。
また、清水、横浜FC、そして仙台とリーグ戦の下位のチームでの試合でしかまだ出場していないので、上位のクラブと対戦した際も同じようなパフォーマンスができる保障もありません。それでも、この試合の憲剛は、素晴らしく、無理はしてもらいたくないですが、もっと長くの時間、ピッチで姿を見たい存在でした。
それから、ジオゴ。視来がここまで素晴らしいので出場機会が限られていましたが、仮に昨年の川崎にいたならば、不動の右SBとして活躍できていたのではないでしょうか。特に入れるクロスボールの質が高いです。ここは、視来にはない魅力的な部分です。
一方で視来は、視来で積極的な攻撃参加からシュートまで持ち込める攻撃力はジオゴよりも優位なところかと感じます。ただ、ジオゴもやや攻撃については、躊躇しているのではないかと感じる部分もあるので、前線に出ることにも慣れれば、まだまだ化けるかもしれません。
ベンチ枠が限られているので、なかなか右SBだけだと難しいですが、連戦でのターンオーバーを見据えると、もっと活用していい選手だと感じました。その分、大事な試合で視来はよりフレッシュな状態で試合に臨めますしね。
あとは、ヤマですが、ジェジエウほどのスピードはありませんが、それでもしっかり安定感はありましたし、場合によっては、中盤、前線でのポジションもこなせるので、連戦でのターンオーバーを見据えると、必要不可欠な選手だと感じました。
そう考えると、出ていなかった選手の状態も確認でき、大きな試合に敗れた後の試合でしっかり勝ち点3とるという経験を積めたなど、収穫も多かった試合だったとも言えます。
これで9連勝。次は広島戦。また水曜日。すぐに試合はやってきます。この試合も勝って、自ら作った今季の記録にまずは並びにいきましょう。だんだん大勝できなくなっていますが、しぶとく、目の前の試合をコツコツと拾って行けば、リーグ奪還への道はおのずと開けていくと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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