2020 J1第11節 川崎vsC大阪 レビュー  呪縛解放からの連勝記録達成 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。川崎にとって近年最大の天敵といえる堅守セレッソ大阪が、現在2位につけ、すぐ後を追ってきている状況です。7ポイント勝ち点差があるので順位変動の恐れはないものの、この試合は、いわゆる6ポイントマッチ。勝てばかなり楽になるけれど、負ければ、お尻に火が付くという状況でしたが、これまでの苦手な呪縛から解放され、堅守を粉砕しての見事な勝利でした。

8/19(土)19:00 J1 第11節 川崎 5 – 2 C大阪 等々力陸上競技場
得点:7’B・メンデス(C大阪)、21’脇坂(川崎)、42’家長(川崎)、53’小林(川崎)、58’瀬古(C大阪)、75’三笘(川崎)、77’L・ダミアン(川崎)

 

川崎フロンターレ 4-3-3
--30旗手-----11小林-------41家長--
--------10大島----8脇坂-----------
-------------25田中---------------
--2登里--5谷口--4ジェジエウ--13山根--
--------------1成龍---------------
61分 8脇坂OUT → 18三笘IN
75分 30旗手OUT → 6守田ĪN
75分 11小林OUT → 9L・ダミアンĪN
90分 41家長OUT → 20宮代IN
90分 2登里OUT → 7車屋IN


セレッソ大阪 4-4-2
---------14高木---20B・メンデス--------
--10清武------------------17坂元---
----------5藤田----25奥埜----------
--14丸橋--15瀬古--22M・ヨニッチ--2松田--
------------1キム・ジンヒョン-------------
58分 10清武OUT → 49西川IN
58分 20B・メンデスOUT → 18鈴木IN
58分 13高木OUT → 8柿谷IN
80分 17坂元OUT → 16片山IN
84分 25奥埜OUT → 39庄司IN


試合展開
もう3年が経とうとしていますが、17シーズンのルヴァン杯の決勝にて、埼玉スタジアムで味わった絶望以降、セレッソ大阪には何をしても勝てないという呪縛を負わされたように感じていました。

ルヴァン杯の決勝の前は、等々力で5-1の大勝をおさめていたので、それほど苦手意識もなく、むしろ勝てるだろうという気持ちが強く、初タイトルが獲れるかもしれない高揚感が強かっただけに、その絶望度が大きかったです。

そのルヴァン杯の絶望があったから、その後のリーグ優勝で大きく報われたのですが、翌年のリーグ優勝では、C大阪に試合に負け、2位広島の敗戦によって、敵地長居で優勝が決まるという少々ピリッとしない連覇でした。

あの決勝の日からずっと勝てていなかったC大阪なので、当然勝てるなんて思ってもおらず、せめて差が縮められないようドローであれば御の字だと心の中で思っていました。

ですが、試合が始まると、早い時間帯に先制を許してしまいます。7分、左サイドで浮き球を丸橋に上手く収められ、前線に出されたスルーパスが無情にもジェジエウのギリギリ届かないコースを抜けて、最前線のB・メンデスに通ってしまうと前に出てきたソンリョンの右脇をかすめてゴールを決められてしまいます(0-1)。

もう、この時点で、ここ数年の川崎の負けパターンのシナリオに沿った展開となってしまいます。多分、C大阪側は先制点が取れれば、あとは、逃げ切るシナリオに沿って、隙が出れば一刺しあるよと脅しながら、のらりくらりと試合を進める予定だったのではないでしょうか。そう思った時点でこれは詰んでしまったと感じました。

実際、C大阪の守備は、前線からしっかりチェックされた上に、遅攻で敵陣内に入ったところで、がっちりとブロックを敷かれ、攻略はなかなか困難そうでした。それでも失点した直後に、泰斗が強引にDF陣の間を抜けたシーンもあり、何とかできるかもとしれないという希望もありました。

その泰斗がやってくれました。20分、相手のハンドで左サイドでFKを獲得すると泰斗が壁と壁の間を狙ったニアのスペースにFKからそのままゴールに打ち込んで同点ゴールを決めきります(1-1)。相手GKキム・ジンヒョンは逆を突かれて、届きませんでした。

これまでの川崎では攻めあぐね、同点にできぬまま時計の針が進み、前掛かったところをさらにカウンターの餌食にされるという展開だったので、ここまでなかなか勝利のプロセスが見いだせなかったところが、FKからの直接ゴールという物凄くあっさり、そして豪快に、拍子抜けするくらい簡単にセットプーレーから決めきることができて驚きました。

それでもC大阪ペースは続いていたのですが、前半の終了が近づいてきた42分、右サイドで視来が突破し、ペナルティエリア内でマイナスのパスをアキに出そうとするのですが、そのパスが弱く、アキと相手DFが競る形となります。そこをアキが一瞬早くボールを触った直後、アキが足を狩られる格好となり、PKを獲得します。そのPKをアキ自らが冷静に相手GKを見極め、ゴールを決め逆転に成功です(2-1)。

前半、一瞬の隙を突かれて先制され、攻めあぐねるもFKやPKという形で、崩せなくとも点を取るを実践し、逆転に成功します。

後半になると、53分、僚太のパスに反応した悠が前線に抜け出し、頭で落とすと、アキを経由して真ん中にいたノボリがドリブルで抜けシュートまで行こうとするが、ボールがややこぼれたところを悠が左サイドから走り込んで右足を振り抜き、ゴール(3-1)。引き離しにかかります。ここで悠は中高時代の同級生、お笑いコンビ、ペコパのしゅうぺいポーズで、おくんなましーのゴールパフォーマンを披露します。約束してたんですね。

負けじと、C大阪も、58分、FKのクロスをニアにいた悠がクリアしようと足を出したところ、ファーにいた瀬古の方にボールが飛んでしまい、そのボールを瀬古が押し込んで、ゴールを決められてしまいます。せっかく突き放したところで1点差に詰め寄られ、また展開として難しくなります。

ですが、今季の川崎にはこの男がいます。75分、後半途中から入っていた薫が、左サイドをドリブルで駆け上がると、中に走り込んでいた悠に縦の鋭いスルーパスを出し、これがとおります。悠は、そのボールを左サイド深い位置から今度は、中に入ってきた薫に返すと、薫は相手DFの股を通し、ゴールのニアサイドにぶち込みます(4-2)。

相手に流れが行きかけたところで、ルーキー離れした活躍を見せる薫がリーグ3試合連続、公式戦5試合連続となるゴールで再び、勝利の盤石な流れを川崎に呼び戻します。

さらには、その直後の77分、ノボリからのパスを受けた薫が左サイドの深いところまでえぐり、ラストパスに中にいたノボリに返し、ノボリのシュート。これをGKが跳ね返すものの、こぼれたボールを右から来たL・ダミアンが押し込み、ダメ押しの5点目が入ります(5-2)。

その後も攻め続けた川崎ですが、82分には、ロングボールによるカウンターでソンリョンが飛び出したところを無人のゴールに向けてロングシュートを試みられますが、ワンバウンドしたボールが幸いにもバーに当たってゴールの上を抜け、事なきを得ます。そして、このまま無事、試合終了。

雑感
始まる前は、C大阪相手に複数得点できるとは想像していませんでした。今季で言えば、ガンバ大阪戦のような1点をめぐる攻防になるものと勝手に思っていました。それほど、C大阪の守備は堅いものだと、摺り込まれていました。

試合開始早々の7分に失点した時点で、例年なら守り切られて負けていたと思います。ただ、今季は、そういう崩せない状況でも、セットプレーで得点をもぎ取り、PKで逆転し、得点を取り切ってしまう強さがありました。

なので、ここ数年の桜の呪縛を解いてくれたは泰斗のFKによる直接ゴールでしょう。この攻撃のバリエーションの多さが、近年、中から崩すことにこだわっていた川崎に攻撃の選択肢を広げ、桜の呪縛から解放してくれました。

川崎がリードすれば、C大阪も攻めざるを得ないため、守備に徹せられるよりも、川崎としては、何倍も攻めやすくなりました。

結果として、あくまで結果として、Jリーグ新記録の10連勝。これは、これまで数々のタイトルを獲ってきた鹿島やG大阪を超えるもので、タイトルホルダーの両クラブを超えられたのが素直に嬉しいし、抜かれない限り、1番として記録され、事あるごとに川崎の連勝記録が○○連勝でしたと、今後も紹介され続けるということ。

実感はなかったけれど、これは凄まじいことですね。そうなると欲張ってしまいますが、1シーズン中のという縛りを超え、2シーズンまたぎの14連勝も超えほしい。そして、無条件で川崎が○○連勝したという記録を打ち立ててほしくなりますが、あまり意識したり欲張ったりすると良くないことも起きそうな気もするので、鬼さんの言う通り、目の前の試合を1戦1戦戦うということに集中してもらうことにします。

それにしても、前節でも書きましたが、薫、完全に覚醒しましたね。いわゆるゾーンに入っている状態がずっと続いているような感じでしょうか。4点目、5点目は、薫がいなければ、決まっていない得点。存在感がルーキー離れしている。いい意味で力が抜けている。

あと、最後に感動したのは、鬼さんの試合後のコメント。選手だけでなく、クラブスタッフにも気づかいのコメントを述べてくれたこと。特にこの時期、コロナ禍で、川崎フロンターレに関係するすべての人の協力が不可欠な中で試合を行っており、だからこそ今の結果を残せていると、そういうことだと思います。

鬼さんが中断明けるとき、こんな時だからこそ、優勝しよう、と言っていったのも思い出した。まだリーグ戦はたった3分の1を終えただけで、何も成し遂げたわけではなく、2位と10ポイント差がついたとは言え、3位の名古屋は1試合少ないし、勝ち点3詰められるとすれば、8ポイント差で、最速3試合でひっくり返る。

去年、負け数は最小なのに、分けが多いが故に3連覇を逃した。だからこそシステム変更し、変わる努力をし、10連勝まできた。ここまでだって、順当というよりは、1試合1試合は紙一重の部分もあった。今後も連勝できる保証もないし、連敗の可能性だってある。まだまだ続く連戦、記録を作って終わりではないので、しっかり次の試合も勝ちにいきましょう。決して驕ることなかれ。

次は、3位名古屋。1試合少ないことも考えれば、幻の2位なわけで、名古屋相手でもしっかり引き離しておきたいところ。瑞穂で行われたルヴァンGSではドローだったので決着をつけたいし、豊田スタジアムは、去年、ボコられたところ。しっかりその倍返しもしておきたい。1戦1戦、しっかり勝って行こう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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