2019 J1 第11節 清水vs川崎 レビュー 怪我の功名 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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おはようございます。

昨日は、アウェイ日本平で清水エスパルス戦でした。ホームのACL上海戦が、勝ち点を上回ることのできないドローとなり、意気消沈気味になりがちなところ、ダミアンが格の違いを見せつけ、快勝することができました。

 

5/12(日)14:00 J1 第11節 清水 0 - 4 川崎 IAIスタジアム日本平

得点: 23’ 小林(川崎)、45’ 脇坂(川崎)、80’大島(川崎)、90+1’ L ダミアン(川崎)

 

清水エスパルス 4-4-2

-------49ドウグラス----23北川----------

--20中村-----------------30金子---

--------7六平-------17河井----------

--25松原--2立田--3ファン ソッコ-18エウシーニョ--

---------------1西部---------------

74分 17河井OUT → 9チョン テセIN

80分 20中村OUT → 34滝IN

82分 23北川OUT → 14楠神IN

 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

--------9L ダミアン----11小林-------

--19齋藤----------------28脇坂---

---------10大島-----6守田--------

--2登里--5谷口--4ジェジエウ--17馬渡-

--------------1成龍---------------

58分 11小林OUT → 16長谷川IN

64分 28脇坂OUT → 34山村IN

86分 2登里OUT → 7車屋ĪN

 

かつて日本平と言えば、川崎にしてみれば、なかなか勝てないアウェイの会場であり、鬼門の一つでした。もっとも、ほかにもビッグスワンだとか万博だとか日立台だとか勝てないアウェイは他にもあったので、やっぱりアウェイは厳しいくらいに思っていました。

 

なので、かつてもそれほど気にしていたわけではありませんが、それでもなんか勝てなそうだなという雰囲気は、感じていたものです。それが今や、日本平で試合をすると言っても、かつてほどのやりにくい雰囲気は、感じなくなりました。それが何なのかはわかりませんが、時代の流れを感じます。

 

それから、今日の試合、清水にはエウソンをはじめテセ、楠くん、西部(べーやん)と川崎に縁にある選手らが多数出ていました。試合内容と関係ないですが、学がエウソンを突破しようと仕掛けるシーンを見るに、2年前、こんなシーンを見ることになるとは思いもよりませんでした。不思議な景色を見ている気分でした。テセ、楠くん、ベーやんも同様。

 

さて、試合の方ですが、4点と言う大量得点差で勝つことができました。本当に4点差で勝つことができた、というのが正直な感想です。結果として、川崎側に上手くハマって勝利できたのであって、内容的に、ここまで一方的に差がつく試合ではなかったと思います。

 

清水の側から見れば、川崎の攻撃のスタイルは、精度高いパスでつないで中から崩して得点していくということで対策を練っていたと思います。

 

ところが、先制点は、セットプレー。かつてワンタッチゴーラーと言われていた頃の悠を思い出させてくれました。ディスっているわけではなく、あの場所に詰めている嗅覚と、咄嗟に枠内に入るように足を出す技術力が詰まった、非常に難しいゴールだったと思います。

 

悠は、得点を決め始めるとその流れが続く傾向にあるので、リーグ戦は、これで3戦連発です。途中交代したのが、心配されますが、この流れを止めることなく続けてもらいたいです。

 

先制できるようは状況であれば、大概の試合は、川崎に流れが来るのですが、悠の得点以降、得点の匂いを感じたのは、むしろ清水の方でした。清水側は攻守の切り替えが早い、コンパクトな陣形を保ち、次々と川崎陣内に侵入し、川崎の守備陣も下がりがちでした。

 

実際、ドウグラスの枠を外れた頭でのシュートやジェジエウと入れ替わった北川にソンリョンとの1対1の状況を作られたりしました。ここで、同点にされていれば、どうなっていたことかと思います。

 

しかし、川崎が下がっていたことも幸いして、前にスペースが空いており、L ダミアンの個人で突破するに十分なスペースがありました。2点目は、半分以上が、L ダミアンの突破と瞬時の絶妙なパスによるものと、最後の泰斗のファーからニアへの切替の判断によってもぎ取った一点でした。泰斗、初ゴール、おめでとう。

 

これで2点差になり、清水がなんとか点を取ろうを試行錯誤を始めます。テセの投入は、その意図だと感じましたが、逆にバランスが崩れたのか、川崎がよりボールを持てるようになりました。そして、僚太のゴラッソ。年間でも2~3点はミドルが決まるのですが(もっと決めてほしいのですが)、その1点がここで出ました。

 

時間は、まだ10分ほど残ってはいましたが、清水の選手らの精神的な止めを刺すに十分な3点目が入ってしまったというところです。

 

これで終わりならまだしも、最後のアディショナルタイムには、これで得点されたら反則級なゴラッソをLダミアンが見せてくれました。ゴール前で、後ろに立田を背負いながら、受けたボールを浮かしてバイシクルで決めきりました。鳥肌物の4点目です。

 

ぴったり、DFとして付いていても、あれで得点を決められるとDF一個人ではどうしようもないと言いたくなるでしょう。それくらい手の付けられない4点目でした。

 

守っては、前半の1点目から2点目までの間、清水に流れが傾きかけたのはありましたが、結果として、クリーンシートです。中でも奈良ちゃんの離脱を機に、前節の仙台戦から先発起用されたジェジエウが大活躍と言っていいでしょう。

 

パワーではドウグラスに負けないし、高さもあって、放り込まれるボールはことごとく跳ね返すし、ポジショニングもいいので、最前線のFWに渡るボールをカットします。

 

攻撃では、1点目は、悠にスラしたのもジェジエウでしたし、2点目の起点になったのも(ただ大きくクリアしたものをL ダミアンが収めて突破したとも言えますが)、ジェジエウからでした。川崎のCBとして、フィットしてきたと言っていいでしょう。

 

逆に、Lダミアンは、川崎にフィットしてきたというより、強烈な個性を川崎のスタイルの中であっても発揮してきたという感じです。結果が出せれば、それもまた選択肢ということになりますので、歓迎です。

 

今の川崎は、奈良ちゃんの怪我や憲剛、アキ、阿部ちゃんらの離脱によって、新しい選手を起用せざるを得ない状況になっています。ただ、こういう時期に、起用された選手らが、碧、泰斗、学、ジェジエウ、そしてLダミアンと次々と結果を出してきてくれています。

 

怪我した選手個人としては、内心焦るところはあるかもしれませんが、チームとしては、いい循環に入っています。まさに怪我の功名といったところでしょうか。

 

4点という大量得点差は付きましたが、内容としては、Lダミアンの個の力や僚太のゴラッソなどの結果であって、まだまだチームとして、誇っていい内容ではなかったこともまた事実かと思います。川崎としては、チームとして従来から川崎が目指しているサッカーを次以降の試合で発揮できるよう、さらなる研鑽を期待したいと思います。

 

一方の清水ですが、結果で判断される世界、この試合だけで見るとそれほど悪いとまでは思わなかったのですが、結果が、結果です。清水のヨンソン監督、解任になったそうですね。厳しい世界です。

 

次は、上位対決。相手は、同じDNAを持つ風間監督率いる名古屋です。平日開催とはいえ、等々力での試合。ホームの大声援による後押しもあります。風間監督には、鬼さんによって別の更なる進化を遂げた川崎のサッカーを見せつけてやりましょう。

 


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