箱根駅伝【復路】
夜から雪が降り始めて、山の上のほうには積雪が。
ドラマのおこりそうな復路です。
【6区】
トップは5区で逆転した東洋。
2位の早稲田に27秒差をつけての復路スタート。
山を下るのは
この日エントリー変更で投入された東洋の市川くん。
追う早稲田は、4年生の高野くん!
さらに駒大もエントリー変更で6区に千葉くん投入!
千葉くんは昨年も6区で区間賞!期待!
早稲田の高野くんは、芦ノ湖を出発するなり、
ものすごいスピードで東洋を追う!!
8キロすぎには東洋に追いつき、
ここから2人でしばらく並走。
抜きつ抜かれつのものすごいデッドヒート!
途中、凍った路面で高野くんが転ぶアクシデントがあり、
心臓飛び出るかと思った・・・
そんなことで棄権にでもなったらかわいそうすぎる!
(なんでもなかったようで安心)
それにしても、市川くんも一気に抜かれるかと思ったけど、
どこまでもついていく、本当にすごかった。2人とも。
最終的に、残り2キロほどの地点で、
高野くんがスパート!!!
一気に市川くんを引き離して逆転に成功!
中継所では30秒以上の差をつけたほどの走り!
本当に気迫ある走りだった、さすが早稲田の4年・・・。
そのデッドヒートの裏で、頑張っていたのは駒大・千葉くん!
得意の下りで前との差をどんどんつめた!
明治と東海を抜いて6区で一気に3位!!
なんと区間新を更新する力走で、
トップとの差を2分ちょっとまで詰めました!
よくやったーーーー!!!!千葉ちゃんさすが!!
【7区】
7区は
早稲田・三田くん(3)
東洋・大津くん(4)
駒澤・窪田くん(1)
※三田・窪田は朝のエントリー変更で追加。
7区では大きな動きはないものの、
三田が堅実な走りを見せ、
東洋の大津が意外にも振るわず。
そして窪田くんがルーキーながら区間賞!
で、早稲田-東洋は1分半差、
東洋-駒澤は30秒差で8区へリレー!!!
【8区】
トップの早稲田・北爪くん。
早実高出身の生粋の早稲田っ子。
こちらも4年生ということでいい走りだったんですが、
東洋の4年生・千葉くんが、さらにいいタイムで追いかけ、
9区への中継所ではなんと1分を切るところまで追いついた!
(東洋の千葉くん、私、大好きなんですw)
そして痛かったのは・・駒大・・高瀬くん・・
7区までいい流れに乗ってたんですが、
8区で差を縮められず、少し差を広げられる。
東洋に30秒まで迫ってたんですが、
8区終わって1分半に逆戻り。
9区・10区に託すしかないか・・・。
【9区】
いよいよ終盤の9区。
早稲田は3年トリオの一人、八木!
来年の駅伝主将に決定しているそうだ。
そして東洋も3年の田中くん!
往路ゴール後のインタビューで、
柏原くんが「田中ーーーーーっ!!」と叫んだのは、
彼のことですww
駒大は、飯田キャプテン登場!
頑張って!なんとか東洋を追ってほしい!
大八木監督は、「3位目標」とのことだったけど、
来年のことを考えると、やっぱり3位で終わるか、
2位に食い込むかは大きな違い!
八木くんは、トップを守って中継所へ。
東洋の田中くんもじりじりと前を詰めて、
10区への中継地点で39秒差まで迫る!!!
すごい、東洋。
1区間ずつ着実に詰めていく。
駒大は、飯田キャプテンが健闘するも、
トップから3分半まで差が広がる・・・。
もはや・・ここまでか・・・・。
(4位とは5分近い差があるので、まぁ安心。)
9区では、この大会唯一の繰り上げも。
最下位を走る日大が、3分間に合わず無念の繰り上げスタート。
8区まで、ギリギリで逃げ切っただけにかわいそうだった・・。
19位の上武も危なかったのですが、
残り10秒ということろでタスキリレー!よかった!
それにしても、今回は下位チームの非常にレベルが高く、
繰り上げはこの1回だけ!
ここ数年では圧倒的に少ない数。
繰り上げと棄権ほど、見ててせつないことはないので・・・。
各チームがいろんな意味で「強く」なっていることを実感します。
【10区】
最終区、10区。
トップ早稲田と、2位東洋の差は40秒。
十分に追いつける差!!!
面白すぎる展開!
わりとここ例年は10区では1位独走のほうが多かったので。
なんとか駒大も優勝争いに絡んでほしいと
最後まで粘ってみるものの、
アンカーの後藤田くんが良くも悪くも無難な走りで
トップとは着々と差を広げられる。。。ガーーーン。
ということで、トップ争いに集中www
早稲田のアンカーは、4年生、中島キャプテン!
実は中島くん、最初の区間エントリーでは
10人のメンバーに入れず補欠。
朝のメンバー変更で投入されたのだ。
出雲・全日本もメンバー入りできなかったので、
今回の箱根には人一倍の思いを込める。
そして東洋は3年生の山本くん!!
中島くんよりもハーフマラソンの持ちタイムは
30秒以上速いのだ!
中島キャプテンには逃げ切ってほしい。。。
でも東洋にも追ってほしい。。。
どうすればいいんだ!!!
ほんとにどっちも応援したかった。
ここまで来たら、敵ながらそういう気持ちになる。
山本くんは15キロ過ぎで、
いよいよ100m近く、22秒ほどまで詰める渾身の走り。
もうこのまますぐうしろまで詰めるか?
と思ったけど、
そこからの中島くんが強かった。
後ろを振り向いて距離を確かめると、
最後にもう一度粘って逃げる!!!
20秒差からがなかなか縮まらず、
アンカー勝負は4年の早稲田・中島キャプテンが逃げ切って、
早稲田が18年ぶりの優勝を決めました!!!!
これで出雲・全日本・箱根の3冠達成。
史上3校目の快挙です。
純粋におめでとう、早稲田大学競走部!!
佐々木、志方といった主力メンバーを欠いてもなお、
これだけのレースをしたのは、素晴らしい。
しかもタイムはこれまで駒大がもっていた総合記録を更新。
ただ、実は、区間賞は1区の大迫くんだけなのです。
東洋は4つ、駒大も2つなのに。
それだけ、全員が大崩れすることなく、
区間上位を保って走った「総合力」での優勝。
これはもう完敗したとしかいいようがない。
おめでとうございます。
そして東洋は最後にわずか21秒まで詰め寄るも、
おいつけず2位!
レース後の柏原くんの表情が忘れられません。
本当に悔しそうだった。
もう最後の10区は、精神力の闘いになっていて、
どちらも譲らなかった。
両監督車から送られるゲキに、イチイチ感動してました。。
酒井監督とナベ監督が残り数キロ地点で
ほぼ同時に監督車から降りて給水をした場面があって、
2人とも最後の言葉を選手に向かって叫んでいて、
なんかもうその絵がね・・・・泣
感動しすぎて、どっちを応援もできなかったなーーー。
(心なしか、負けてるほうを応援したい気になるので、
なんとなく東洋寄りだったけどw)
でも最終的には、キャプテンの意地をみせた中島くんが
逃げ切った形でよかったかな。
でも、東洋の4年生、千葉くんとか大津くんとか、
わりと好きなメンバーだったので残念でもあります。
本当に複雑な気分w
(や、本当に3冠も3連覇も阻止したかったんだけどね)
ちなみに・・・・
9区・10区では計測ポイント以外ではほぼ映されなかった駒大は・・
トップから4分遅れて3位でした。
6・7区でかなりいい流れに持ってたので、おしかったな。
「復路の駒大」ではあるものの、最後にちょっと力不足がでた。
最後にほぼ優勝争いに絡めなかったのは残念です。
ただ、大八木監督が、
「これまでは目標3位以内といっても、
心のどこかでそれ以上を狙ってたが、
今年は心底3位以内に入れればいいと思っている。」
と試合前に言っていたくらいだから、
決して悪い結果じゃない!
目標は、しっかり達成したんだ。
成果と課題も見えているし、来年に期待。
東洋と駒大にとっては、
結果的に差が出たのは1区だと思う。
大迫くんが早々に飛び出たときに追わなかったこと。
あのとき、日大の堂本くんだけがついていって、
3位集団は誰も追う雰囲気がなかった。
(完全に空気がそうだった。)
やや牽制気味なまま、終盤までいってしまった。
あそこで少しでも追っていれば、
東洋にとっての「21秒」はわからなかったし、
駒大ももっと前が見える位置で追えたかもしれない。
1区って、集団で走るから監督車が並走できなくて、
監督の指示もだせないからなぁ。
でも、泣いても笑ってもこれが結果!!
そしてもうひとつの闘い!
シード権争い!!
復路を通して、シード権のラインとなる10位付近に
6~7チームがひしめきあうという、熾烈な闘い!
区間が終わるごとに順位が入れ替わり、
それはそれは大変でした・・・。
10区途中の時点で、シード争いをしていたのは、
拓殖・中央・日体大・青学・國學院・城西・山梨・東農大・帝京あたり。
これだけのチームがわずか2分程度の中に集中!!!
最初に中央と拓殖が抜け出し、
東農大と帝京が脱落!!
最後の最後には日体大・青学・國學院・城西の4チームの中から
3校にシード権!という4分の3の闘いに!!!
1キロすぎてからの猛ダッシュが、
20キロ以上走ってきた人たちとは思えないくらいの
「かけっこ」にwww
すごかったーーーー!!!!
しかもラストの直線に入ってから、
4人の中で唯一の1年生だった國學院が、
すっと抜けだして先頭に!!
しかし!!!!
なんと道を間違えたーーーーーーー!!!
(中継車が曲がっていくのについていっちゃったのです。)
あぁぁあああああもうだめだ!!!!!
かわいそーーーーー!!!
悲劇ーーーーーーー!!!
と思ったのだが、
まさか、そこから逆転してシード入り!!!!
すげい・・。
しかもこの1年生の子、走ってるときはけっこう無表情で、
淡々と走ってたんだけど、最後まであのスタミナ・・・。
アクシデント後にゴールしたときも、
メンバーに「あぶねぇあぶねぇ」と笑顔でどや顔!!!!
お、大物の予感・・・・・・。
それにしても彼は、インタビューで、
「走っているときは自分が何位かわからなかった」
と言ってたんですが、シードライン見えてないのに、
最後にあそこまで爆走できたのは、すごいよな。
とにかく、1つでも前で!1秒でも速く!だよなぁ。
結果、
1位と2位の差が21秒は、過去最小差。
さらにシード権落ちした11位のチームの10位とのタイム差が、
3秒というのも過去最小差だそうです。
実際、最下位だった日大のタイムも、
昨年なら14位あたりのタイムだったそうで、
各校のレベルが上がり、拮抗してきているということ。
一時期は多発した途中棄権もここ1、2年はなくなったし、
真の強さがついてきているんじゃないかと。
来シーズンがますます楽しみです。
駅伝は、個人の持ちタイムとか、前評判とか、
それだけでは予想のつかない奇跡が起きる。
何が、彼らを、そこまで走らせるのかというくらいの奇跡。
今シーズンも本当に楽しかった!
来季は、高校生と大学女子のほうも、
もっとみてみようと思っています。
選手の皆さん
チームマネジャー・スタッフ陣の皆さん
運営スタッフ・ボランティアの皆さん
本当におつかれさまでした!!!
※ちなみに、早稲田・東洋・駒澤の3校については
今回思い入れがありすぎるので、
個別にも追って記事を書きたいとおもいます。
ということで
【総合順位】
1 早大 10:59:51 総合新
2 東洋大 11:00:12 総合新
3 駒沢大 11:03:53
4 東海大 11:08:12
5 明大 11:08:24
6 中大 11:11:24
7 拓大 11:11:28
8 日体大 11:13:19
9 青山学院大 11:13:20
10 国学院大 11:13:23
********ここまでシード権
11 城西大 11:13:26
12 山梨学院大 11:13:50
13 帝京大 11:14:21
14 東農大 11:15:43
15 神奈川大 11:16:37
16 中央学院大 11:19:00
17 専大 11:21:05
18 関東学連選抜 11:21:17
19 上武大 11:25:11
20 日大 11:28:00
【区間賞】
6区 千葉(駒澤) 58分11秒 ※区間新
7区 窪田(駒澤) 1時間3分43秒
8区 千葉(東洋) 1時間6分13秒
9区 田中(東洋) 1時間9分46秒
10区 山本(東洋) 1時間9分36秒
【金栗杯】
村澤(東洋)