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総合力で優勝!早稲田大学【追記あり】


早稲田・東洋・駒澤、上位3校について、
今年はあまりにもドラマが多いので、
コラム的に書き残しておこうと思います。

私の駄文による、勝手な観戦記ですので、
なにか間違いなどあったらすみません。



18年ぶりに優勝を奪還した早稲田大学。
大学駅伝3冠という、史上3校目となる快挙も同時に成し遂げた。
しかも、主力選手が万全でない状態でのこの強さ。
敵ながらあっぱれ、というしかありません。

本当におめでとうございます。


とにかく今年の早稲田は「総合力」での勝利だった。
ナベ監督の「箱根では4年生がしっかり走らないと勝てない」
という言葉のとおりだった。

2006~2009年は、日本を代表するエースランナー竹澤がいても、
ついに箱根で優勝できなかった早稲田。
今年は、数年かけて「総合力」を培ったからこその勝利だと思います。

矢澤・三田・八木の3年生トリオ、
佐々木・平賀などの2年生、
そして大迫・志方の1年生ルーキー。
早稲田の中では彼ら下級生に注目が集まっていて、
いまの4年生はどちらかというと、これまでは影の存在でした。
その4年生が、最後の箱根で渾身の走りをみせたのが
最大の勝利の要因ではないでしょうか!

5区を走るはずだった佐々木と、ルーキー志方の故障は、
ナベ監督にとってはかなりの誤算だったと思いますが、
その代役となった4年生が本当にいいしごとをした!


まず、まさかの山登りを担当した猪俣くん

全日本での鮮烈なデビューから一躍全国区の人気になった、
イケメン・リア充ランナー(笑)

福島・会津から、一般入試で競走部に入部。
入部当時は、下から2番目のタイムだったそうですが、
そこからひたすら地道に練習を積み、
昨年の全日本で初めての大学駅伝デビュー。
区間2位でトップをしっかり守る走りと甘いマスクで、
一気に注目の的になるというすごい人(笑)

卒業後は競技をやめるということで、この箱根が最後の試合。
しかも、なんと就職は三菱商事!!!!
イケメン・苦労人・成績優秀・大手企業と、完璧すぎるスペック・・・・!

この空前の「猪俣ブーム」にも関わらず、
本人はいたって冷静で謙虚なところがまたいいのだ!

その猪俣くんが、5区では16キロすぎに柏原くんにかわされるも、
大きくは引き離されず、むしろ最後の下りで差を詰める走り!
このときに1分差にされていたら、
もしかすると復路は東洋ペースになっていたかもしれない。

猪俣くん本人は、往路優勝できなかったことを悔やみ、
ゴール直後には泣いていて、
「ふがいない走りだった」とインタビューに答えたけど、
おそらくはナベ監督の期待以上の走りだったのでは?

自ら「人生の宝」と言った、最初で最後の箱根で、
これだけの結果が残せて本当に良かったですね!

それにしても、ゴール後のインタビューで、
「泣いちゃうくらい素敵だった」とコメントした猪俣くん。
実はけっこう乙女キャラなのかしら笑

※翌日のテレビ生出演でも、優等生コメント連発!
というか、あの仏のような笑顔はなんなの!?
すてきすぎです、いのまた!!!



そして復路の山下りを任されたのは、高野くん

正直、私はこの選手の名前も知りませんでした。
名門・佐久長聖からの推薦組ながら、
これまで大学三大駅伝には一度も出場していない、
これまた苦しい4年間を過ごした選手です。

昨年、主将候補に挙げられながら、
寝坊と遅刻癖があるということで外されたという一面もw
さらに夏合宿ではBチーム落ちという屈辱も味わい、
その後の練習を重ねてきたそうです。

しかし今回の箱根で、ナベ監督が「MVP」として名前を挙げたのが
この高野選手なのです。
もちろん、6区での積極的な走りを評価してのMVP!

6区の山下りには、急きょ抜擢されたそう。
(いきなり山下りってこわいよなぁぁぁぁあ)
初めてだからこそ、あれだけの走りができたのか、
とにかく前半から突っ込む快走!!
東洋の川上くんに追いついてからの長い並走は、
ホントに鬼気迫るものがありました。
気持ちで勝ってた。

途中(15キロくらい?)のカーブで、
凍った路面で横っ跳びで転ぶアクシデントにもひるまず、
攻める攻める!!!
(てか、あの転び方というか滑り方というか受身の取り方というか、
完璧だった笑 もともと野球やってたというだけあって、
スライディングの要領ですぐに体制を立て直すという妙技!!
今日の新聞で写真でかく使いすぎでウケタ笑
やっぱり少しケガしたみたいだけどだいじょぶかな)

この6区で一気に逆転、さらに30秒以上に差を広げたのは、
復路の展開のなかで大きな流れを引き寄せた。

これまで、5区の柏原でトップに立ち、
そのアドバンテージで復路は逃げるパターンだった東洋は、
復路序盤から追う展開になったのはつらかったと思う。

5区・6区の山で、箱根初出場の4年生がみせた力走は、
早稲田優勝の最大のポイントになったと思います!



4年生3人目は8区の北爪くん

この選手がまた・・・泣かせるんだ・・。

走った選手の中で唯一の「早稲田実業高校」出身者。
生粋の「早稲田っこ」であり「ナベっこ」なのです。
北爪くんは、中学の時にナベ監督から直接スカウトされ、
「お前が大学4年になるときに、一緒に箱根で優勝しよう」
といわれて入学を決めたそうです。
実に、高校・大学7年分の想いが詰まった箱根。

昨年は、同じく8区にエントリーするも区間6位。
今年は、出雲・全日本も出場できませんでした。
その悔しさをぶつけた今回。
区間賞は東洋の千葉くんに譲りましたが、
区間3位と大健闘でトップを守った!

ナベ監督の言葉通り、最終学年で優勝とは・・・・
ドラマチックすぎるじゃないかーー!!!
ゴール後のインタビューで、北爪くんがそのエピソードを
泣きながら話していて、もうこっちまで感涙!!!!
よがっだねぇぇぇぇええええ!!!!



最後は・・そうです・・死闘に打ち勝った、中島主将!!

中島くんは、1年時から毎年箱根に出場するも、
区間記録はあまり伸びず、最高8位。
最高学年としてキャプテンを任された今年は、
ここまで出雲・全日本には出場できず。

16人のエントリーメンバーに入れるのか?
とさえ、言われてました。
本人いわく「本来なら自分は走れなかった。
佐々木と志方の故障があったから出られた。
その分まで走りたかった。」

40秒のアドバンテージで受けたタスキ。
最後、21秒まで詰められながら、逃げ切ったキャプテン。
彼も、気持で勝っていた!

正直、中継見てて、抜かれるかも、と思った。
うしろから追う東洋の山本くんのが勢いがあったから。
でも、最後、監督車からかけられるナベ監督の言葉に励まされ、
何度もうしろを振り返りながら、中島くんは必死に逃げた。

本人が「怖かった」と話してたけど、本当に怖かったと思う。
一昨年の箱根8区、トップでタスキを受けた中島くんは、
途中で2位東洋に逆転され、結果は準優勝。
このとき、どうしてもっと粘れなかったのかと、
ずっと悔やんできたそうです。
このとき4年生だった先輩の竹澤に励まされ、
その後の練習を積んできたといいます。
そういう経験が、選手を強くするんだなー。

「最後にキャプテンらしいしごとができてよかった」
とインタビューで言ってたけど、
今までだって、十分にキャプテンの役割を担ってたと思う。
それは、このメンバーの結束力をみればわかる。

ゴール後に、ナベ監督と中島主将が抱き合ったシーン、
感動したなぁぁぁぁ。


この4人の4年生の果たした役割は、
本当に大きいんだと思いました。

「箱根は4年生がしっかり走れないと勝てない」。
その意味がよくわかった。

卒業後もそれぞれの道で頑張ってほしいですねーー。


そして、来年4年となる、矢澤・三田・八木。
次期キャプテンは、八木に内定しているようです。
(今朝テレビでAKB踊ってたけどwwww)

このトリオがどうチームをまとめるか、
それにかかってきそうですね。




【追記】
これ書いてて、つい4年生ランナーへの思い入れが強くて、
すっかり3年生トリオのことに触れてませんでした。
そうそう、それも書きたかったんだw

まずは矢澤曜
「駅伝界の小栗旬」とまで言われる、
早稲田の元祖イケメンランナー!
(今年はちょっと猪俣王子にお押され気味?w)
(まぁ元祖は竹澤か)

今年は、夏に海外遠征も行ったりと順調で、
出雲ではさすがの安定した走りで区間賞を取ったが、
全日本でまさかの1区9位で珍しく不調。
うしろを走る後輩が挽回する展開に。
ほとんど崩れたことのないエースに勢いがない・・。
今回も1区と予想されていたものの、区間エントリーは3区。
今季、勢いにのっている大迫が1区となった。
早稲田の往路は、矢澤の復調がカギのひとつといわれていました。

結果は3区で区間6位。
2区に次いで、コスマスや上野、服部などがでているとはいえ、
矢澤にしてはやっぱり精彩を欠く走り・・。
18年ぶりのVにも、矢澤の印象はちょっと薄め・・。
たぶん本人が一番感じているんだろうなぁ。

来年は4年目だし、看板エースとして復活してほしいなぁ。

ところで・・・・矢澤曜が走ってるときに、
twitterのTLをにぎわせていた「指輪疑惑」はどうなったんだ!
やっぱり相手は「かすみ先輩」か!?www


そして今回、敵ながらうれしかったのは
復路に登場した八木&三田コンビ

普段から仲がいいという2人ですが、
矢澤と並んで「期待のトリオ」として入部したものの、
一時期はつらい山にぶつかっていた2人です。

7区で走った三田くんは、

1年生のときに箱根4区で区間賞!

しかしその後、なかなか駅伝にはでられず、
今回の箱根は2年ぶりの三大駅伝へのカムバック!
三田くんの走りを見るのは本当に久しぶり!

同期の矢澤があれだけ活躍するのを間近でみるのは、
どれだけつらかったんだろうなぁ。

そして7区では、区間賞こそ駒大・窪田くんに取られたものの、
区間2位の見事な走りで東洋を引き離し、完全復活!
よかったなぁ。

昨日の日テレ生出演では、彼女ができたことを
ナベ監督からいじられて顔真っ赤にしてたのがかわいかった笑


そして、次期キャプテン!八木!!!
(八木がキャプテンとは意外wwww)

なにかと、ファンの間でもいじられキャラの八木(笑)

これまでの駅伝成績は
1年生時
 箱根 7区2位
2年生時
 箱根 5区9位
3年生時
 出雲 3区1位
 全日本 3区3位
と、決して悪くはないのですが・・
なぜか安定感をあまり感じない彼w

1年生の箱根でデビューして以来、
2年生では出雲・全日本に出場せず、
出た箱根の山登りでちょっとやっちゃったせいかな??

でも、今年は特に出雲で快走。
3区区間賞で三冠のはずみをつけました。

そして臨んだ3回目の箱根。
ナベ監督が、「往路の結果次第で判断する」ということで、
最初の区間エントリーでは名前なし。
当日変更で、9区にエントリーされました。

「ちびるかと思った」というほど緊張していたというスタート前。
8区で東洋に1分弱まで詰め寄られ、
非常に緊迫したなかでの9区出発。

三田も八木も、前半に突っ込んで走り、
後半ペースを抑えながら逃げる、というタイプ。
東洋の9区田中に、徐々に詰められながらも、
八木はラストまで気を抜かず、
最後にタイムを持ち直す意地の力走を見せました!

八木くんの「ちょっとハラハラな走り」というイメージがあったので
見ている方もドキドキでしたが、とてもよかった!


4年生ランナーの活躍に加えて、
今年の早稲田では三田&八木の復活が、印象的でした。

それにしても八木くん・・・日テレ生出演のときに、
バードに「AKBの踊り」を無茶ブリされるハプニング!!
「試合より緊張する!」といいながらも、
「ヘビーローテーション」を完璧に踊るという、
とんでもない一面を全国ネットでみせつけました(爆笑)
何かと、いいキャラの八木次期キャプテン。

他の3年生メンバーと共に、頑張ってほしいです。

【追記はここまで】

そして平賀・前田・佐々木ら、現2年生に加えて、
ルーキー大迫・今回は無念の志方と、
下級生の実力も十分すぎるほど。


「最強チーム」と言われた今年の早稲田は、
単なる「速さ」だけではなく、
チームとしての「強さ」を示してくれた。

駒大ファンの私にとっては、
正直、他チームにこんなに感情移入するのは久しぶり。
でも、ほんとに、やられました。


優勝、おめでとうございます!




※次回は「東洋大学」です。