「先日『あの日のオルガン』という映画を観ました」って記事を前回書きましたけど、実はそのあとまた別の映画を観に行きました。2本立てイェーイ!
『みんなの学校』という映画です。
もうずっとずっと観たくてたまらなかった映画なんですが、西宮市無所属議員の田中あきよさんが中心になって運営をされている「トコトコくらぶ」という不登校児やその親のための居場所があるんですけど、そのトコトコくらぶさんが自主上映会を開催してくださって、ついに観ることができました!(トコトコくらぶさん、田中さんありがとうございます!)
「みんなの学校」とは、大阪市南住吉にある「大空小学校」のこと。在校生200名程度とちょっと小さめの学校ですが、ふつうの“公立”小学校です。
だけど、この小学校には特別支援学級がなく、障害がある子もない子もみんなが一緒の教室で学んでいます。しかも、不登校も「0」。
その秘密は一体どこにあるのか?―
1年間カメラが密着し、その実態に迫るドキュメンタリー映画です。
『みんなの学校』公式サイト―イントロダクションより
大空小学校がめざすのは、「不登校ゼロ」。ここでは、特別支援教育の対象となる子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんな同じ教室で学びます。ふつうの公立小学校ですが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人もいっしょになって、誰もが通い続けることができる学校を作りあげてきました。
すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力をふるってしまう子も、みんなで見守ります。あるとき、「あの子が行くなら大空には行きたくない」と噂される子が入学しました。「じゃあ、そんな子はどこへ行くの? そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」と木村泰子校長。やがて彼は、この学び舎で居場所をみつけ、春には卒業式を迎えます。いまでは、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになりました。
この映画を観てもらえれば、もう一目瞭然ですが、“みんなで子どもたちに向き合っていこう”という姿勢が半端ないです。
先生方はもちろんのこと、用務員の方や、地域の方までも子どもたちと向き合い、文字通り“みんな”で子どもたちを支えていこうとされています。さらに、子どもたち同士の支え合いもすごいです。
だから、映画全体を通して印象的だったのが、“コミュニケーション”がめっちゃ多いということ。先生同士、先生と子ども、子ども同士、また、保護者や地域の方々とのコミュニケーションも。そこを何よりも大切にしてるんだなってことが、ひしひしと伝わってくる映画でした。
だけど、映画を見終わったあと参加者で意見交換会をして、そのときに元学校の先生が発言された内容に驚いたのですが、こんなに素晴らしい学校であるにも関わらず、実際に大空小学校区に住んでいる子どもの半数は別の小学校に行ってしまっているそうなんです。つまり、障害のある子どもたちと一緒に学ばせたくないと思っている人が多いということですよね。(逆に大空小学校に来たくて転入してくる世帯も多いようですが…)
私はこの事実を聞いて大変ショックを受けました。
「学力より大切なものはいくらでもあるのに…」って。
でもこれが実態なんですね。
個人的には学歴主義や学力至上主義の考え方は、以前に比べるとだいぶ弱まってきているよなぁと感じていたのですが、実際はまだまだなようです。
この価値観を変えていくには、まだまだ遠い道のりだー(> <)
だけどあきらめることなく、社会を変えていくことによって教育のあり方を変えていきたい。また逆に、教育を変えていくことによって社会のあり方を変えていきたい―。
改めてそんな風に思いました。
最後に、、、
今日は十日えびす。西宮神社の一大行事です。
共産党西宮市議団と庄本地区委員長で宣伝してきました。
チラシを配ってたら、通りすがりの高齢の男性が、たぶんちょっと休憩したかったのだと思いますが、
「共産党はテント(出店)出してへんの?」
って聞いてきました。
もちろん出してなかったので、
「ないですねー。すみませーん」
って返したのですが、あとで思い返してみると、テント出してもおもしろいかもって思いました(笑)
『共産党 生活相談テント』
イカ焼きやベビーカステラなどの食べ物屋がズラリと並ぶ中で、異色の光を放つと思います。
それで料理人である支部のKさんが粕汁出したいって言ってたから、Kさんの粕汁もつけよう。
半分冗談、半分本気の提案でした(笑)
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