緑の談話室にご訪問ありがとうございます
今回は野山で見ている植物の花便りです。
自生している地域は自然保護のため
差しさわりの無い程度に書かせていただきました。
毎回次はいつ会えるやらと思いながら探索しています
コメント欄はお休みいたします
京都舞鶴と福井高浜の境にある青葉山の麓から
バイカウツギ「梅花空木」
アジサイ科の落葉低木
枝先に集まっている花の大きさはおよそ2.5cm、
花弁は4枚、今年も確認できて良かったです。
ガンピ「雁皮」
ジンチョウゲ科の落葉低木
古くから使われてきた日本の紙(和紙)の材料、
楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)とともに三大原料の一つです♪
未だに栽培で増やすことが出来ず
山林に自生している自然種を利用しているそうです
花びらは退化し4枚の花びらに見えるのは萼(ガク)です。
スイカズラ「吸葛」
スイカズラ科のツル性半常緑木
繁殖力の強い木、いい香りがします。
ピンク、白から咲き進むと黄色になる事から
キンギンカ「金銀花」ともいわれています。
葉は対生、小さな2枚の葉の間から、
花芽が出て、白い花を2個づつ付けます。
花は2唇形で上唇は4裂、下唇は線形で垂れ下がっています。
スイカズラの蕾がピンクの自生も見られました。
ヨーロッパで改良された
園芸品種のハニーサックルではありません
今年はなんとかキツリフネの花を見ることが出来ました。
キツリフネ「黄釣り舟」
ツリフネソウ科の一年草
葉は互生、縁は荒い鋸歯、
細長い果実は触ると弾けて飛び散ります。
距は緩やかに下に曲がるだけで
ツリフネソウのような渦巻き状にはなりません。
我家のキツリフネはこちらの果実を採取しました。
オカタツナミソウ「丘立浪草」
シソ科
高さ10㎝-50㎝ほどの多年草
葉はタツナミソウより大きいです。
タツナミソウは縦に何段も重なって咲きますが
オカタツナミソウは花が茎の先端に固まって付き
横に広がります。
舞鶴の由良川に近い海岸で
今年こちらの浜では
綺麗に咲いているスナビキソウを見ることが出来ました。
この日は前日の大雨で
朝は気温もさほど上がらず、
海水も真っ茶、強風で海も荒れてました。
この日の荒れた
日本海の海を動画で撮ってみました
{音量に気を付けてごらんください^^;}
こんな日ですから
アサギマダラに期待してなかったのですが
二頭確認しました。余り浜に居ることも無く
近くの林に飛んで行ってアカメガシワや
枯れ木にじっと止まったり風を避けているように見えました。
アサギマダラ「浅葱斑」オス
スナビキソウは渡をするチョウ、
アサギマダラのオスが集まる草本としても知られています。
オスの成熟に欠かせない物質の
アルカロイドをスナビキソウから摂取するのです。
枯れたスナビキソウに吸蜜するアサギマダラ
スナビキソウ「砂引草」
ムラサキ科の多年草
別名ハマムラサキ「浜紫」
京都府 準絶滅危惧種
近畿地方では
兵庫県と京都府の日本海側の砂浜にのみ残っている希少種。
去年の様子をリブログしました。
遠くに見えるのは
由良川橋梁
大正13(=1924)年に完成した単線橋梁
丹後由良―丹後神崎の駅間にある鉄橋です。
全長約550m、川面からの高さは僅か3mほど。
アーチや壁などがない
「プレートガーター」と呼ばれるシンプルな構造になっています。
この日は洪水注意報発令中でした。
カラフルなラッピング電車は
京都丹後鉄道
鉄橋を渡っているところを撮りたかったです
警笛で振り返って慌てて写しました
鬼退治でお馴染みの大江山の赤鬼さんら御一行様
舞鶴由良川河川に近い道路沿いで
ホタルブクロ「蛍袋」
キキョウ科の多年草
別名はチョウチンバナ「提灯花」
自生の花の色は赤紫、薄紅色と白が有りますが
京都と滋賀、福井は白しか見たことが有りませんし
日本海側の
京都舞鶴、宮津、京丹後地方も白ばかりです♪
ホタルブクロは花のガク片の
間にある突起が反り返っています。
ヤマホタルブクロはこの突起が見られません。
鐘形の花の中に紫の斑点が見られます。
テングチョウを3頭確認しました。
テングチョウ「天狗蝶」
滋賀大津の里山で
久しぶりのホオジロでした♪
ホオジロ「頬白」
イボタノキ「疣取木」
モクセイ科の落葉低木
花は筒状漏斗形、丁度見頃でした。
ライラック栽培の接ぎ木として使われるのだそうです。
良い香りがします
斑入り葉のサツキ「皐月」
おまけは
ブロ友さんに苗をいただいたサツキ、
大きく育ってくれました
足の甲を痛めてしまって
ボランテイァ活動、林道歩きも休み休みになっています。
今回は余り歩かなくてもいい
限られたところでの散策になりました
6月も不定期更新ですが宜しくお願いいたしますm(__)m
お終いまで見ていただいてありがとうございます