初夏の花にこころ寄せて②ヤブムラサキ「薮紫」ベニバナヤマシャクヤク「紅花山芍薬」など | 緑の談話室

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緑の談話室にご訪問ありがとうございますニコニコ

 

ハナショウブの美しい季節になりましたニコニコ

 

初夏の花にこころ寄せて②は

野山で見ている植物の花便りの続きです。

観察地域は自然保護のため

差しさわりの無い程度に書かせていただきました。

毎回次はいつ会えるやらと思いながら探索しています滝汗

コメント欄はお休みいたしますふとん1ふとん2

 

The Three Degrees 

When will I see you again音符ヘッドフォンハートのバルーン

 

 

順不同

 

滋賀県湖西の登山道で

オオハンゲ「大半夏」

サトイモ科の多年草

本州の岐阜県、福井県以西から

九州の暗い林の中で見られる日本の固有種

京都、福井は準絶滅危惧種

過去には青葉山の大飯町、舞鶴方面でも見ています。

オオハンゲの葉は3枚の切れ込みの浅い葉で繋がっています。

仏炎苞は緑と濃い紫の二種類、見られます。

 

滋賀県大津市の神社で

イチヤクソウ「一薬草」

ツツジ科

山野の林に生える常緑の多年草、

 今年は京都ではなく滋賀県の神社の林の中での撮影です。

数株肩寄せ合って咲いてます。

  屈んでの撮影は出来ないので

    花の内側の様子が写せず心残りです滝汗

 

ウメガサソウ「梅笠草」

ツツジ科の草状小低木

こちらも滋賀県の神社。

乾燥気味の林の縁での撮影です。

ウメガサソウは浜辺の松林の下などでも見ています。

ここは個体数も少なく、パラパラ

二度出かけましたけど蕾のままでした。

 

テイカカズラ「定家葛」

キョウチクトウ科のつる性常緑低木

付着根を使って上へ伸びていきます。

園芸品種でお馴染みのハツユキカズラの原種

 

大津市の里山の田の畦で

キツネアザミ「狐薊」

キク科の越年草

一属一種の花です。

古い時代に農耕とともに朝鮮又は中国から帰化したといわれている

史前帰化植物の一種です。

 

滋賀県高島市の林道で

コツクバネウツギ「小衝羽根空木」

スイカズラ科の落葉低木

花はラッパ状で、長さは1-2cm。
花の下側の内面にオレンジ色の模様があります。

この奥に蜜があるよと昆虫に知らせる蜜標です。

マルハナバチはいませんでした。

 プロペラのような

がく片は2枚-3枚で果期にも残ります。

尚類似種のツクバネウツギのガク片は5枚です。

 

ヤブムラサキ「薮紫」

シソ科の落葉低木 花期に間に合いました。

花の径は5mm、

ガク片、葉裏や若い枝にも毛があります凝視

葉表は手で触るとフカフカしてなめらかにっこり

花の色はムラサキシキブより濃い目、

葉裏に花序が出来ます。葉裏から花を見上げてます。

 

滋賀県大津市の池の木道沿いで

コサナエ「小早苗

日本固有種で近畿では

分布が限定されているサナエトンボ科の小型種

体長:4cm位、

前胸背部にL字型の斑紋があります。

オスのようですが遠すぎましたえーん

 

京都山城地区の山中で

ビロードイチゴ「天鵞絨苺」

バラ科の落葉低木

花は終り実はこれから⁇葉のみ群生しています。

比較的珍しい種だと思います。

葉をさわるとビロードのような手触りが有るのが名前の由来です。

右の白い紋様状に見える若葉は彼方此方に広がっています。

左の葉についている赤いのは虫こぶ❓

余り気持ちのいいものでは無かったですネガティブ

 

畑の棚田

滋賀県内で唯一『日本の棚田百選』に指定されてる

高島市畑(はた)地区内

傾斜に逆らわず幾何学模様に広がる棚田です。

久し振りの訪問でした。

シカ除けネットに囲われている棚田はちょっと残念びっくり

季節が進んでますけど

過去に同じところから写してますので見くらべてみてください凝視

10年ほど前の棚田です👇

 

こんなところにレジ袋のゴミではなくにっこり

モリアオガエル「森青蛙」の卵塊

 

ミスジチョウ「三筋蝶」

こちらはミスジチョウ

表翅は見せてくれませんでした。


 

滋賀県東近江市の林道で

サワギク「沢菊」 

キク科の多年草

沢沿いで見られる日本の固有種。

咲いている花がまだ残っているうちに

果実の白い冠毛、綿毛が目立つ姿からボロギクの別名があります。

                                       

 

ベニバナヤマシャクヤク「紅花山芍薬」

ボタン科の多年草

ボタン科はボタン属の1属のみです。

日本在来種、花は1つ茎頂につけます。

好きな花ですので少し詳しく説明を書いてみました照れ

 

ベニバナヤマシャクヤクの白花です。

MFの雲ケ畑もシロバナ、

過日観察の集いがありました。足の痛みでガイドを断り残念でした。

ベニバナヤマシャクヤクは

❶草丈が長いので節間が広い。

❷葉柄も長いことにより葉が茎頂あたりで込み合うことが少ない。

❸花弁が葉と重なり合うことは殆ど見られないなどの特徴があります。

環境省カテゴリー絶滅危惧Ⅱ類、

滋賀県は分布上重要種

京都府絶滅寸前種に登録されている希少種

花はヤマシャクヤクより小ぶりで

花弁は5-6枚、半開後3日ほどで開き切り落弁します。

簡単ですけど説明はここまでにしておきます^^;

 

おまけは我家の花

ゲンペイシモツケ「源平下野」

バラ科の落葉低木

1株から白と濃いピンクの花を咲き分けます。

こちらは同じ株で白とピンク、一緒に咲いていますにっこり

 

トカチフウロ「十勝風露」⁇

ピンクのヤマアジサイ「山紫陽花」

初めて載せますラブ

ヤマアジサイはガクアジサイの亜種とされる説もあります。

 

お終いまで見ていただいてありがとうございますニコニコ