緑の談話室にご訪問いただきありがとうございます
通院などの間を縫って10月初旬
京都嵯峨野の里や水尾など愛宕山の麓を散策してきました。
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邦題 パリのあやつり人形
Puppet On A String (Un Tout Petit Pantin)
70年代の忘れられない思い出の曲です
静かな嵯峨野の里にコスモス揺れて
最盛期は過ぎた水尾のフジバカマ「藤袴」の里で
旅するアサギマダラ「浅葱斑」を♪
ユズ(柚子)の里で知られる
京都市右京区嵯峨の水尾(みずお)地区は
アサギマダラの飛来するフジバカマの里ととしても知られています。
京都市内のとても静かな里山です
ネックは道が狭くて車の離合が大変です
我が家からでも行きにくい場所で久しぶりの訪問でした。
フジバカマ「藤袴」
キク科の多年草
環境省 準絶滅危惧種
京都府 絶滅寸前種
京都ではフジバカマプロジェクトがあって
原種の保存栽培が盛んです。
ここは域外保全地区の1つですが元々連作障害のある花で
保全に苦労されているのがわかります。
茎が緑色のものが原種
全体に赤味、とくに茎に赤味があるものは雑種、園芸種。
残念ですがここのフジバカマは雑種が増えているようでした。
秋の七草の一つで
アルカロイドの摂取で最も代表的なのはこのフジバカマ。
アサギマダラのオスが
吸蜜する植物としてもよく知られています。
茎の先に径5mmほど
長さ10cm前後の淡紅紫色の頭花を房状に咲かせます。
フジバカマは以前見た
最盛期のころと比べて少し様子が変わってはいましたけど
アサギマダラなどチョウは見ることが出来ました。
活動でご一緒しているお仲間の方は数日前に
100頭飛来するアサギマダラをごらんになっています。
この日は数頭でした
ほとんどが後翅に黒い性標のあるオス
花から花へ・・・旅するアサギマタラ「浅葱斑」
黒と褐色の模様と、ステンドグラスを思わせる
透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様
これが「浅葱斑」の名前の由来です 。
アサギマダラのことは
初夏にも載せてますので詳しい説明は省略しました。
アサギマダラ「浅葱斑」と
ツマグロヒョウモン「褄黒豹紋」のオス
ツマグロヒョウモンは
数頭でせわし気に飛び交っていました。
アカタテハ「赤立羽」
色彩斑紋は雌雄ほぼ同じ、成虫で越冬します。
去年ここ京都では初めてイヌショウマを見ました。
今年は終盤でしたけど
なんとか白い穂を見ることが出来ました。
イヌショウマ「犬升麻」
キンポウゲ科の多年草
京都府 準絶滅危惧種
サラシナショウマは花柄があるのに対して
イヌショウマは花柄は無く
長い穂状の花序に沢山の花が付き下の方から咲いていきます。
それぞれの花には柄がないので、ほとんど穂にくっついて見えます。
上のほうには淡紅色を帯びたつぼみが見られます。
咲くと花弁と萼片は
早くに落ちてしまい、細くて白い多数のおしべが目立ちます。
こちらは今は絶えましたが我が家で育てていた
タンゴサラシナショウマ「丹後更級升麻」
通販で買ったものです。その後わかったことですけど^^;
丹後にはこのような草本は無く
イヌショウマの栽培種だったようです。
当時は丹後更級升麻と信じて育ててました
おまけはヤマドリ「山鳥」
個体数も少ないため、
キジより見る機会は少ないのですが今回二度目
滋賀県の東近江の山の中でオスのヤマドリ「山鳥」に出会いました。
全長:125cm
長い尾は写真からはみ出しました^^;
ヤマドリは種の固有名詞で日本の固有種です。
はじめのうちはカメラに気づいて無いようでした
10月12日撮影
最後までごらんくださりありがとうございます
緑の談話室