フランスでは、30代女子は十分、若い子扱いされていて本人たちも、まだまだこれからって感じなので、日本のようにまだ20代後半なのに、「もう私たちおばさんよねって」いう感覚は全くありません。
そして、60歳過ぎたムッシューたちも、若いころと変わらず、というか年とともにより大胆に、気に入った女性に電話番号を聞いたりデートに誘ってみたり、人生をエンジョイしている人がいっぱいです。
もちろんマダムたちも負けてはいません。美しく背筋を伸ばしていくつになってもエレガントな彼女たち。洋服を選ぶ時も年頃の娘さんと同じブティックでっていうマダムも少なくなく、それが変に若作りっていう感じではなく、ナチュラルに魅力的なのです。
30代の彼女の彼氏はなんと60歳のフランス人男性でした。
彼女と彼女の彼氏も一緒にピクニックをしたり、パリ郊外の自然の多い場所に遊びに行ったりしたことがありますが、60歳には全然見えないすごく若々しい彼でした。
一緒にお出かけをしたとき、急な流れの小川に息子がサッカーボールを落としてしまったのですが、その60歳の彼がジーンズのまま小川に入って、ずぶ濡れになりながらボールを追いかけてくれました。
きっとそんな自然体で優しいところも、彼女が彼を好きになった理由のひとつなんでしょうね。
当時の私のボーイフレンドは26歳だったかな。
私は彼女より年上だったのだけど、お互いの彼氏の歳の差が親子ほども違っていて、それがまた新鮮で楽しかったです。
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今、思えば、グランヌヌスと出会うまでの私のパリ生活は充実していたなあ。笑
グランヌヌスと出会ってからは、なんだか普通の平和過ぎる暮らしになりました。
早く平和に暮らしたーいと思っていたから良かったのだけど、思い出としては、グランヌヌスと出会う前のほうが面白いネタが多かったなって思います。笑
平和な日々のお楽しみ
エリスちゃんの寝顔です
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