私がこの本を手にしたのは何年前のことでしょうか。
そう、もう15年以上はずっとお世話になっていると思います。
日本を遠く離れて母ひとり子ひとりのシングルマザーとして暮らす私にとって、ずっと支えになってきてくれた本です。
タデウス・ゴラスというのポーランド系のアメリカ人が書いた本で、もう読まれた方も多いかもしれません。
山川紘矢さん・亜希子さん夫妻が訳された本ということもあり、優しい語りかけに吸い込まれるようになりながら、文字を追いました。
そうなんです。
読んでいたのではなく文字を追っていたのです。
正確に言えば、この本の発するバイブレーションを感じてはいたのですが、本の中身の一語一句を理解して実践するというよりも、ただ持っているだけで心が安らぐ、そんな不思議な本でした。
私の持っている文庫本では、表紙を開けると訳者の前書きの抜粋があり、そこにはこう書かれています。
この本を読んで、もしやさしさや平和を感じるようならば、ぜひいつもハンドバックやポケットにそっと忍ばせておいてください。それだけで、この本のやさしさや平和に包まれることができると思います。そして時々、ぱっと開いてみましょう。そこにはきっと、その時のあなたに必要な言葉が、あなたを元気付けてくれる言葉があるはずです。
苦しいときはいつも、何かの答えを探してこの本を開いていました。
しかし、15年近く前にはじめて読んだときは、山川夫妻の名訳もあって、文章はとても温かく優しいのに、すべての言葉が上滑りして、頭で理解しようとしても空回りしていました。
ここに書いてあることは魂が知っていることなのに、理性で思い出せなくて胸がぎゅっとなる感じと言えばいいでしょうか。
この本を一回ですっと腑に落ちる人は、生まれながらに悟っている人なのかもしれません。
15年前、人生の節目にこの本に出会い、その波動に魅せられた私は、大切な友人が人生に行き詰まるような苦しみを感じているときに、この本を送ったことがあります。
私の持っている本を貸してあげるのではなくて、わざわざ日本から取り寄せて本を渡し、読まなくてもいいからただ持っていて、それだけできっと心が楽になるからと。
今思えば、おせっかいなことだったかもしれませんが、異国の地で苦しんいる友人を少しでも助けたかったのです。
あれから月日が経ち、この本を読んでも言葉が上滑りすることはなくなり、一語一句が身にしみて腑に落ちるようになりました。
🔗 なまけ者のさとり方 PHP文庫 文庫 – 2004/6/1
真実の愛のかたち、生きることの意味、宇宙の存在との関わり―究極の真理をさとるのに、つらい修行はいりません。「愛なんか」と落ち込んだ時、カベにぶつかって途方に暮れている時、感情がスレ違った時、自由と平和を求めている時、この本を開くだけでいいのです。あなたの迷いをとき、幸せへの道を明るく照らす言葉がきっとあります。世界中のなまけ者たちに贈る、やさしい人生のガイドブック。
図書館等で借りるのではなく、またkindleなどの電子書籍で読むのではなく、お手元においておかれて本の温かみを感じていただければと思います。
「なまけ者のさとり方」を翻訳してくださった山川紘矢さんがアメブロでブログをされていることを存じ上げませんでした。
嬉しくて、早速、読者登録させていただきました。
山川紘矢さん、亜希子さん
ご夫妻の翻訳してくださったたくさんの本のおかげで、多くの方が救われ、今ある幸せに気づいて感謝の日々を送っていらっしゃると思います。
本当にありがとうございます。
最後にリブログさせていただいた記事から一部を抜粋させていただきますね。
あなたは愛です。あなたは神です。あなたは原子です。
あなたは宇宙と同じものからできています。あなたはエネルギーです。亡くなったりはしません。
永遠に存在しています。
あるがままを愛してください。あるがままのあなた。人のあるがままを。世界のあるがままをです。
今のあなたのままで、自分をできる限り愛してください。自分はこのままでいいのだと知るのです。
そして、自分が存在する全てのものの源とひとつであることを知りましょう。
すべてが愛でできている。そして、あなたも愛そのものであることを知りましょう。
理由など一つもいりません。ただ、ただ、全てを愛しましょう。といっても
あなた自身が愛、そのものですから、そのままでいいのです。
どんなことをしていようとも、そうしている自分をそのまま愛してあげてください。
自分を愛せない自分をそのまま、まるごと認め、愛しましょう。どんな自分でも愛しましょう。
どんな経験も、神さまがくださったものとして、感謝して受け入れましょう。感謝できない自分も
ゆるし、受け入れましょう。
ありがとう、ありがとうで、くらしましょう。感謝、感謝でくらしましょう。
そしていつ死んでもいいのだと、受け入れます。死ぬなんてことはないのです。
あちらの世界に
旅に出るだけ。もっともっと、いいところにゆくだけなのです。
パリ近郊の小さな森で。
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現在、去年の10月の最初の記事から読めるようになっておりますので、過去記事から追って読んでいただけると、さらに分かりやすいかと思います。
記事が多くなってきましたので、読める分だけで結構ですので、マイペースでお楽しみくださいね。
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