最初のデートでは、食事代は払ってもらったほうがいいの? | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

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辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。


これはね。

正直言ってどっちでも良いのです。



最初が肝心とか、ルールズとかにもありますが、大切なのは、お付き合いを始めた後、そしてもっと大事なのは、結婚した後なので、初めてのデートで、割り勘であろうと、たまたま彼に持ち合わせがなくて、あなたが出してあげることになったからといって、その彼があなたを大切にしてくれないという証拠でもなんでもありません。


まあ、それが本当にデートだったら、一銭も持たずに約束の場所に現れる男性もどうかと思いますが。




でも、もし、2回目も3回目も、なにかと理由をつけてあなたに払わそうとするのであれば、その彼はジゴロ(日本ではひも?)の要素ありなので、よっぽど貢ぐのが好きな女性でなければ、やめといたほうがいいかもしれません。


気をつけないといけないのは、最初のデートで気前よく奢ってくれて、あなたが恋に落ちたと同時に、もっともらしい言い訳をして、ことあるごとにあなたの財布を当てにする男性です。


そういう場合、白馬の王子様的な最初の印象が強く脳裏に残っているので、数ヶ月くらいは気がつかないまま、結構な額の出費をしてしまうことになりかねません。


海外では、日本女性は、裕福でお金を持っていると思われています。


音楽の勉強のためにパリに来て、現地のフランス人と恋に落ちて、一緒に住むことになったのはいいけれど、なぜか2人でアパートを探すのでもなく、彼のアパートに迎えられるわけでもなく、男性が日本女性のアパート(家賃は日本の両親が払っている。)に住んでいるケースが少なくないのです。


昔、知り合った女性は、彼が冷蔵庫の中の食料を自由に食べて、買い置きのジュースがなくなったら、彼がジュースがもうないよと言うので、彼女が買ってくると言っていました。




えええっ〜〜〜。

それあかんパターンやん。




と思ったそこのあなた。



そうなんです。


あかんパターンなんですけど、なんというかパリマジックというのでしょうか?


ちょっとかわいい男の子に、フランス語で愛を囁かれて、日本でだったら絶対出会うことも、恋に落ちることもない、育った環境も常識も違うフランス人男性の生活の面倒を見ちゃってる、心優しき日本のお嬢様が少なからずいるのですよ。



いや、100歩譲って、彼が本当にチャーミングなら許しましょう。


花の都、パリで恋に落ちたんですから、行き着くところまで行くのもアリだと思います。


でも、そういうひもになっても平気な男って、育ちが良くなかったり、貧相だったりして、ポジティブなエネルギーを感じられない影のある人が多いように思うのです。


しかも特に美男子でもセクシーでもなくて、フランス女子には絶対にモテないタイプだったりします。








恋に落ちるのは素敵なことです。

若いうちはいっぱい恋をして、たくさんのドキドキを味わいましょう。





でもね。

自分を大切にできないと、なぜか自分を大切にしてくれない人ばかりが寄ってくるのです。




誤解がないように言っておきますが、男性にお金を出してもらいましょうと言っているのではありません。


二人の生活は二人で作っていくものなのだから、経済的にも助け合って当然です。



でも、自分の愛する女性の部屋に、家賃も払わないで住んで、彼女が買った冷蔵庫の中のものを食べて暮らすのが平気な男性は、そのまま変わらないものです。


その男性も、違う女性と恋に落ちた瞬間から変わる可能性はありますが、その彼女との関係は変わるのは難しいと思います。





ある日、誕生日か何かの大事な日に、その彼女が、彼に言いました。



今日は、特別な日だから一緒にカフェに行きたいわ。




そのとき、彼はこう答えたそうです。




アパートに帰ったら、冷蔵庫に飲み物があるよ。







そして、二人は、彼女の両親が家賃を払ってるアパートに戻って、彼女が買い置きしておいた飲み物を飲んだそうです。






もう一度、念のために言っておきます。

あなたがお金持ちで、余裕があって、素敵なチャーミングな男性と過ごせるのなら、それでいいわというのであれば、それはそれで、全然、オッケーなのです。




でも、束の間の情事ではなくて、長く信頼し合える関係を築いていきたければ、経済的にも、精神的にも、どちらかが一方的に頼るのではなく、お互いが支え合って慈しみあう関係を作っていきましょう。



そのためには、まずはあなたがあなた自身を大切にして、ひとりでも幸せを感じることができるようになりましょう。



誰かがいないと寂しくて立っていられないとき、優しく声をかけてくれる男性は、あなたにふさわしくない場合が多いのです。



ちゃんとひとりでも人生を楽しめるようになったら、そんなあなたと一緒に生きていきたいと思う心の健康な男性が現れるようになっているのです。


本当に、そういうふうになっているのです。