
近隣の猫仲間の方から昼間に電話がありました。突然玄関先に犬が4頭現れて、どうしたら良いか、という相談でした。
猟犬のような体つきでガリガリに痩せており、急いで電話を取りに家の中へ戻っている間に、4頭とも立ち去ってしまっていたとのことでした。
捨てられた猟犬の目撃情報が珍しくない地域なので、今回も遺棄かもしれないため、警察と保健所に迷い犬の届出がないかの確認をするようお願いしました。役場にも連絡し、私は隣接した市役所に連絡をとることにしました。
猟犬らしき4頭は首輪をしていたそうで、様子を聞くと、どうもGPSのような部品がくっついていたとのこと。
隣の市役所の担当者から間も無く折り返しの連絡があり、いまの時期は猟期と言って、猟犬を使って猟ができる時期なのだそうで、獲物を追っていた猟犬が現れたのではないか、とのことでした。突然、住宅地の中に大きい猟犬が4頭も現れたら、びっくりしないわけがありません。ましてや捨て犬の多い地区なので、見かけない犬がうろついていたら真っ先に保護を考えてしまいます。地区の自治会なりに猟をしている旨を伝え、猟犬が放されていることを近隣住民に注意喚起してもらわないと、驚いて転倒してしまう人だっているかもしれませんし、捨て犬と思いこんだ住民は保護をすべきか右往左往してしまうので、猟師の方が猟をする時には、あらかじめ地域住民に連絡を取るべきなのではないのか?とお伝えしました。担当の方は、確認をしてから改めて連絡をくださるとのことで、一旦電話を切りました。
暫く経ってから市役所の担当者から再びお電話をいただきました。
猟期は11月から3月15日までで、その間は猟をしても良い期間になっているそうですが、猟は山林に限られていて、公道や住宅地を通過する場合には必ず猟犬にリードを付けなければいけない規則になっているのだそうです。担当の方は、隣接する地域の環境課とも協力し、猟友会に厳重注意をしてくださる、とのことでした。
猟犬を目撃した方のお宅には、保健所の方が早々に駆けつけてくださったそうです。
保健所の方も、猟友会等に厳しく注意をしてくださるそうです。
私たちの住む地域は山林に隣接しているため、イノシシの被害は日常茶飯事ですし、タヌキやキツネや鹿などの野生動物が頻繁に現れる場所です。獲物を追いかけるのが仕事である猟犬に、獲物が住宅地や公道に入ったら追いかけてはいけないよ、と伝えることは無理でしょうから、今回のことは仕方のない出来事かな、と思ったりもしています。

猟犬の血をひく、ちびちびです。
この事件の後、猟犬についてネットで検索したところ、猟が出来なくなった猟犬をわざわざ遠くまで捨てに行く猟師がいる事を知りました。
鼻が利く猟犬が二度と戻れないように、足先を切り落としたり木にくくりつけたりする場合もあるのだとか。もちろん、そんな良心のない猟師はごく僅かなのだと思いつつも、やり方が酷すぎて、猟師のイメージが悪くなってしまいました。
犬や猫を捨てる人間には、犬猫の命が自分と繋がった命であるという感覚がないのかもしれません。もしも自分の命と繋がっていると感じていたら、モノを捨てるように命を捨てすことはできないように思います。
犬に限らず猫にしても、元いた場所に戻ろうとします。離れた場所に捨てに行ったのに戻ってきてしまった猫を、さらに、戻れないくらい遠くへ捨てに行った、という話を聞くと、人間の罪深さを悔やまずにいられません。
もちろん、現在では犬や猫などの愛護動物を捨ててしまうと警察に捕まります。猫を生息地以外のところに移動するのも有罪ですので、みなさま、知らぬうちに罪を犯さぬよう、気をつけてくださいね。

捨ててはいけませんにゃ
里親さんのところで幸せいっぱいのこももちゃんです。

こちらは、こももちゃんと同じおばあさまのところで暮らしていた、じいちゃん。
まだ里親希望者が現れず、未だケージ暮らしをしています。
やっとトイレが上手になりました。夜泣きも少なくなりました。
その後、猟犬たちは猟師の飼い主さんに叱られたりしていないでしょうか…
4頭中2頭は見つけた方のところに歩み寄って頭を撫でさせてくれたそうですが、リーダー的な犬が少し離れたところで啼いていたのだそうです。仕事中だよ!と、呼んでいたのでしょうかね。これこそが、ワンチームというやつでしょうか?
人間も犬も猫も、みんなが幸せに暮らせる世の中に、早くなって欲しいものです