子猫の保護依頼が後を絶たないようですが、幸い今の所、ダイヤランド内でのご相談はご近所さんの車で産まれた5匹のみでした。
6〜7年前から、近隣で活動していらしたボランティアさんのお力添えでTNRを継続し行っている為、野良猫の苦情はとても少なくなりました。
隣接する地域のTNRも進んでいるので、耳カットのない猫ちゃんを殆ど見なくなりました。
しかし積極的に外飼いされている飼い主さんも多く、飼い猫に対する苦情対応は野良猫よりも難しいと感じています。
単純に、猫を外飼いするのは行政でも禁止していますよ、だけでは解決できない、人間の心の問題もあるからなのです。
飼い主さんが無免許運転で警察に拘束され、お家に取り残された猫ちゃんです。
今は不妊手術も終えて、ボランティアさんのところで里親募集の待機中です。
心ある里親さんに出会えることを祈っています。
一方、最近一番の気がかりは、野良猫の保護を個人でやっている方々の高齢化です。
野良猫の苦情に対応し、TNRをする場合、戻さないで全部連れて行ってくれ、というのは毎回誰かに言われることばです。
目の前から野良猫がいなくなって欲しいという被害者の気持ちも理解できますが、さて、どこに連れていけというのでしょうか?
殺処分ゼロのゼの字もなかった頃は、保健所が連れて行き殺してくれました。
今は保健所で元気な野良猫を引き取ってはくれません。
保健所で受け入れてしまったら、保護施設のないわが町の飼い主のいない猫たちは、必ず殺さなければいけなくなるからです。
もちろん保健所の担当職員は、殺処分を率先して行っているわけではありません。良心の痛む苦しいお仕事だと思います。
この場合、犬や猫を、どんな理由があるにせよ最初に捨てた飼い主が、一番の犯罪者です。
そうやって苦情の対象にされてしまった野良猫をどんどん保護し10匹以上飼養している中高年者が、この地域にも何人かおられます。
万が一、ご自身の入院や他の理由で猫たちを飼養できなくなった場合、多頭飼育崩壊となってしまいますので、みなさん猫のために、なんとか病気をせず最後の一匹まで看取ることができるよう、健康に気をつけ頑張っておられます。
猫の完全室内飼育にも理解が薄く、野良猫への憎しみは強い、そんな町で不幸な猫を減らすには、どこかのボランティア団体や保護施設が努力するのではなく、全ての町民の意識を変えていかないと、解決する事はないように思います。
せっかく〝猫おどり〟を町おこしに利用しているのだから、薄っぺらな表面のみの猫おどりではなく、不幸な猫を減らす活動を怠らないモデル地域を目指す努力、くらいはしていただきたい。
多頭飼育は、猫が嫌いだったらできない事ですが、好きだけでやっているわけではありません。不幸になるかもしれない猫を放っておける決断力、その有無が多頭飼育の境界線です。
また、近隣地域での相互協力無しに、不幸な猫を減らすことは難しいです。
それぞれの生活を守る事は最優先であるにせよ、ほんのちょっとのご近所さんの協力が、とても助けになると、しみじみ感じる今日この頃でした。




