飼い主が入院先で亡くなり、3匹の行き場を失った飼猫がいると相談があったのは、去年の六月、一年前のことでした。
グレ白くんは保護をした3匹の中でも、特に猫らしくないお顔立ちでした。
よっぽどの猫好きでないと理解してもらえない可愛さだよね、なんて、保護仲間と話していたものでした。
おまけにトイレのしつけもされていなかったので、里親探しはすっかり諦めておりました。
秋になって、他の地区で保護した猫のポスターを見た方からオファーがありました。
他の子とのお見合いに来ていただいたのですが、里親希望者さんのハートをつかんだのは意外も意外、グレ白くんだったのです。
里親さまから、近況報告をいただきました。

グレ白くんは、里親さまのところでは粗相をすることもなくなり、すっかりテレビっ子になってしまったとのことでした。
保護中は、いつも匍匐前進のような動きをしていて、他の猫たちに怯えては人間の靴の中におしっこをする一方、しまってある未開封のちゅーるを引きずり出してズタズタに噛み砕き中身を食べ尽くす、とんでもない問題児でした。
ところが里親さまとの暮らしが始まるやいなや、粗相も治り、いたずらすることもなく、里親さまと一緒に眠る生活を難なく始めることができたそうです。
これは奇跡です。

相変わらず、寝姿は、液体です。
一年前は、このこが、こんな幸せに出会えるとは思っていなかったので、本当に嬉しい限りです。

キャットタワーも、グレ白くん専用。
ひとりっ子生活を大満喫です。

『ぼくもひとりっ子ににゃりたいにゃあ…』
グレ白くんと同じお宅で飼われていた黒白くんです。
この子はグレ白くん以上にトイレが下手くそでしたが、最近ようやく砂のトイレを使えるようになりました。
人懐こくて、頭突きが激しいですけど、性格が良く、とても可愛い子です。
現在、預かりさんを探していますが、なかなか立候補者が現れません。
里親希望者さんもまだ現れていませんが、焦らないで、気長に待つとしましょう。
グレ白くんがあんなに幸せになれているのだから、黒白くんも諦めないで頑張ろうね!