今日の秋華賞は、デアリングタクトが優勝
見事、無敗で三冠牝馬となりましたー
日高の小さな牧場が牝馬を売るのって、なかなか大変なんですよ。
よーっぽどピカピカの血統ならばセリに出す前に売れることもあるでしょうけれど、セリに出しても主取り(上場しても希望金額まで行かなかったり、お声がかからず売主が引き取ること)になることもよくありますしね
家族経営のような牧場から、こうした馬が出ると本当に楽しくなります
それも、競馬の醍醐味のひとつ
そして、クラブ法人の馬ですから出資した会員の皆様は本当にうれしいでしょうねおめでとうございます
とにかく無事に競走生活を送って欲しいものです
それでは、ちょっと懐かしいお馬のお話をここで
競走馬がデビューするまでには、いろんなところで育成や調教をすることになります。
ざっくり説明すると
生まれた牧場⇒育成牧場(馬具をつける、人を乗せて走るなどを教えます)⇒入厩準備のためのトレーニング牧場⇒美浦(栗東)トレーニングセンターへ入厩してデビュー。
馬によっては母馬から離されるとき(秋に離されます)、仔馬たちだけ違う牧場へ移動になることもあるし、トレーニング牧場もいくつか移動しながらって場合もあるので、馬によってルートはさまざまです。
さて、私が携わったある牝馬がデビューへ向けて初めて美浦トレセンに入厩したときのこと。
その日は初めて尽くしで疲れただろうと、お手入れしてカイバをたべさせて「おやすみ」…
ところが翌朝、おはよーと厩務員さんが馬房を見てビックリ
もぬけの殻ーーー
ぎゃーーーーー
もう厩務員さんパニックですよっ
自分の馬だけいないんだもん。
そうこうするうちに、他の厩舎の方から「うろうろしてる馬がいるよっ」との情報が入り、なんとか無事に御用
夜中にうまいこと馬栓棒を外して、近所を散策していたようです
育成牧場でもそんなことするなんて言ってなかったんだけどなー。いや、言わなかっただけで常習犯だったのかしら?
だって、そうそう馬栓棒外しなんて思いつかないでしょ。しかも、入厩初日の夜にいきなり思いつくなんてある???
そんな事件を起こした彼女ですが、ある物をすごく怖がることが判明。
それは、『バケツ』。
洗い場でバケツを見るとすごく怖がる…
でもね、どこの牧場でだってバケツはあるし、当然見慣れているはすなんですよ。
馬は捕食される側の生き物なので、とても記憶力がいいのです。
だって、怖い思いをしたのに忘れちゃったら、次に同じ場面では逃げられずに食べられちゃうかもしれないでしょ。
なので、さまざまな物を見せたり、経験させたりして怖がったりしないようにするのがとても大切なんです。
私もその昔、トレセンでちょっと小走りしただけで怒られたなー(苦笑)。急な動きに馬が驚いて暴れることがあるんで、馬の側で急に走ったり、マフラーしてて風でヒラヒラさせたりとかもダメってね。
だから、昨今競馬場で馬がゴールしたときに馬券とかをブワーって投げる人いるでしょ。あれなんて規制しなくていいのかと真剣に思うもの。絶対ダメですよ、あんなことトップスピードで走っているのに、もし馬が驚いたら間違いなく人馬共に命にかかわるんですから。
と、話を元に戻しましょう(笑)
しばらくして、厩務員さんがその「バケツ恐怖症」の原因を突き止めます。
そう、思い出したのです。あの脱走事件のあった日、厩舎の片隅に不自然に置いてある潰れたバケツがあったのを…
つまりですね
脱走して、暗闇の中楽しく散策しているとき、バケツに足を突っ込んで暴れて踏みつぶして怖かったんですよ
もうね、想像するに笑うしかないよねー
いや、本当は怪我してもおかしくない事態だし、笑っちゃいけないんだけど…うけるよねー
電話で楽しくお話をさせていただく
『Angel Garden Cafe』 をオープンいたしました
micamicaと楽しいひと時を過ごしてみませんか?
https://micamica-angelgardencafe.amebaownd.com/
Twitterもはじめてみました
micamica@micamicadays
栗剥き地獄🌰💦 終わらねー😱ひぃぃぃぃ〜 https://t.co/1acpBecIzx https://t.co/8Q5E3k6cds #栗の皮むき #栗 #栗ご飯 #皮むき #秋の味覚 https://t.co/vBDk28LTJ4
2020年10月17日 19:59