皆さん、クリスマスは楽しく過ごされたのでしょうか。
一緒に仕事をしている方なんですが、いつもなら一人で夜におトイレに行けるお子さんがクリスマスイブの夜に両親の寝室にきて「一緒にトイレまで来て」って言ったんだとか。
今日に限ってどうしたの?いつもは一人でいけるのにと聞いたところ
「だって、廊下でサンタさんに会ったら困るでしょう?」って
子供たちの間では、クリスマスイブにプレゼントを届けにきたサンタさんに会ってしまったら、プレゼントがもらえないってコトになっているんですって
かわいいねー
ちなみに、私は社内のインフル感染もあったりで、すたこらサッサと帰宅の日々なもんで全く色気の無いクリスマスでございました
ところで、クリスマスの数日前からちょっと不思議な感覚になっていました。
PCに向かってデータ入力などをポチポチしていると、今が現在なのか過去なのか未来なのか…なんともハッキリしないような不透明感。
ここにいる私は本当の私なの?もしかしたらどこか他のパラレルワールドの自分???
季節感も年末感も無くて、今がいつなのか実感がありませんでした。
ようやく今日あたりから、「お、年末なんだな」って気づく
うまく言葉にできないけれど、何か時間か時空のはざまにいるような感覚が時々ありました…
さてさて、『鳳凰様』のお話をしなくてはなりませんね
私が作ったペンダントの鳳凰様
作っていく過程は『鳳凰様が出来上がるまで』 (←ポチッとお願いします)をご覧ください
これは1月のイベントのときの画像ですが、着けるとこんな感じです
このイベントのとき、他のブースの作家さんに「すごいですねそれ」って言われました(笑)
昨年は、私の中で鳳凰様がきてたんですよ
空に鳳凰の雲をしょっちゅう見かけたし、観にいった映画の中でも鳳凰が飛びまくりで、どうしても形にしたくなったのです。
そこで、とりあえずどんな風にするのか書いてみようとなりました。
普通、鳳凰って言うと…
こんなイメージ?御神輿の上に乗ってるようなね。
でも、これをジュエリーにするのはなぁ…
次に考えたのが
真ん中に石でも入れると…とか考えてみたのですが、どうにもしっくりこない。
う~むと悩んで煮詰まった
すっかり悩むのに疲れたときにふと思ったのです。
元々が形なんて無いエネルギー体なんだから、エネルギーの流れとして表現してみたらどうだろうか
そうして書きあがったのが
私が感じたエネルギーとしての鳳凰様の姿でした
でも、これって平面図ですからねぇ…
本来、ジュエリーを作るときって横からのデザイン画ももちろん必要ですし書きます。
しかしながら、エネルギー体ですからね横からのデザイン画なんて書けませんよ
なもんで、ワックスを削りながら立体感は考えました。
これはワックスという物で、ロウソクのロウみたいな感じです。
私が使ったのは緑色の物ですが、この分厚いブロックを削って鋳型の原型になる物を作るのです。
ワックスを型にして、そこへ金属を流して…って感じの作り方を選びました。
だいたい、縦7cm、横6cmくらいですかね。
横から見るとうねうね感がわかると思います(笑)
かなり立体的なんですよ。
大きいのでなるべく軽くするために、裏は頑張って抜きましたよ
おかげで、見た目よりは軽いです(笑)。
原画と並べてみるとこんな感じです
かなりイメージ通りに出来たと思います(自画自賛 笑)
作ってみて一番大変だったのは実は磨きでした。
いやー、この溝の一つひとつを磨くのがまー大変で
このクネクネした溝をうまく磨く道具が無くてねー。どの道具を使っても奥まで磨けないのよ。
最期は爪楊枝に研磨剤つけて磨いたもん
こんな面倒な物を作るのは、工房でも私くらいなもんでしょうかね
なので、皆さん私が作る物に興味があるようで…
今度はどんな手間のかかるもん作るんだろうってね
いろいろ大変だったけれど、『鳳凰様』をこの世に作り出せてよかったなーと心から思っています