常日頃 利用しているスーパーマーケットの中に、


もともとお肉屋さんが売り場を広げてスーパーにしちゃった


みたいなお店がありまして。



なので、そこではパック詰めのお肉も置いてありますが、


メインは対面販売で、


大きなショーケースにはさまざまなお肉


(かなりクオリティ高いもの~庶民的な種類のものまで)


がずらーっと売られています。




今日は実家で大きな白菜をまるごともらってきたので、


いつもより少し味の良い豚バラ肉で、


【白菜と豚肉のミルフィーユ鍋】を作ろうかなと


そのお店にお肉を買いに行きましたニコニコ




ショーケースにはあまりにたくさんの品目があるので、


客はすべて、それぞれについている番号でオーダーします。



「●番を300gお願いします」 …という風に。



そうすると、売り子さんが手際よく取り分けて


量りにかけて、客に「●●●gでよろしいですか?」と訊く。



この確認する時のグラム数というのが、ミソで


100%、オーダーしたグラム数より少しオーバーしているんですよね。


300gと言ったら、15


400gと言ったら、20g 


……というように。



じっと観察していると、まず多めに肉をのせ、


量りに載せて量目を見ながら少し減らすんです。


でも、ぜったいにピッタリの数値にはしない。


必ず、やや多めのところで 客に


「これでいかがでしょう」 と訊く。



すると不思議なもので、みんなたいてい


「それでけっこうです」 って言うんだな~。



「なにがなんでも300gにしてください」


っていうようなお客さんは、今まで見たことがない。


(自分も含めて…)



このテク肉は、このお肉やさんだけに限ったことではありませんが、


ちりも積もればなんとやら!



うまいやり方ですね。。。にひひ




ふと思い立って、このブログの一番初めの記事って

どんなんだったかなぁ~、と覗いてみたら……


2008年の5月でした。


もうすぐ7歳(人間でいえば40代半ば)の

おっさん犬である我が家のエースが

まだ生後半年くらい(小学生くらい)のころであります。


以来、細々となんだかんだで約6年半になるんですね(遠い目…)



このブログを書き始めたころ、私は単なる一主婦で

まだお教室も立ち上げておりませんので、

話題もペットのことやら

お料理のことやら、

他愛のない日常のあれこればっか。



後年「ぽえむ」をスタートしてホームページを作ったときに

せっかくだからとこのブログをリンクしてはみたのですが、

音楽教室につながっているブログにしては、

ほとんど普段の教室風景は載せないという、

ある意味異色のブログになっております(笑)


もちろん、発表会とかハッピーミュージックパーティとか、

大きなイベントの様子はご報告はいたしますがニコニコ



なので、「どんなレッスン風景なんだろう?」と興味を持って

ブログにアクセスされる方々にとっては

まったくもって申し訳ございませんあせる




記事の中身について、路線変更するべきか

悩んだこともありましたが、

このブログは音楽教師としての私だけでなく、

主婦、母親、もしくは

単なるその辺のおばちゃんとしての

雑感をつづるべく始めたものですので、

これからもそんな感じでゆる~く行こうと思っておりますにひひ




さて。



5年生の息子が先週末から 

ひどい熱風邪をひいて

ずーーーーーーっと

学校を休んでおりまして……ガーン汗



38~39度台からなかなか下がらず、

昨日、かかりつけ小児科病院を再び受診しました。



ある検査を受けてその結果待ちで

待合室に待機していた時、

診察室から泣き叫ぶ声が聞こえてきました。



まぁ、小児科のクリニックではよくあることですが。。。



しかし、この鳴き声…いや失礼あせる泣き声が、

何とも怒りむかっのこもった、主張する泣き方でしてプンプンDASH!



やがて診察室から出てきたのは、おそらく

幼稚園の年長さんと思われる

なかなか体格の良い女の子。


どうもインフルエンザの予防接種を受けたようです。



そりゃぁね、痛いよね。インフルの注射は。



それにしても、待合室に戻ってからも

まだ怒ってるむかっ泣いてる。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



つらい、イヤだ、悲しい、不快だダウンそんなときに

そうやってただ泣いて気持ちを発散させることがまかり通るだなんて

ちょっとうらやましく思ってしまった(笑)



そいでもって、息子を産んだばかりのとき

産院で聞いたいろんな赤ちゃんの泣き声を思い出しました。



これは私の個人的な経験ですが……



一般に、女の赤ちゃんの泣き方のほうが、

「主張」を感じる激しいものが多かったです。



男の子の方は、もうちょっと遠慮がちで優しい(笑)



やっぱ、「産む性」って土台たくましいんっすねあせる





息子の熱も今日でどうにか落ち着いてきたので、

この連休で体力回復させないとね。


今日は、セミナーに参加してきましたニコニコ




アドリアン・コックス氏による講座です。


ロベルト・シューマンの生い立ちから始まり

その生涯を追いながら、

さまざまなエピソードや、作品を紹介し

生演奏も入れながらの1時間半でした。



シューマンのピアノ曲は、これまで

『子供の情景』や『ユーゲントアルバム』など

有名なものは聴いたり、弾いたりしたことはありました。


でも、このたびの講座を受けてみて、

ただ「譜面にそう記してあるから、読んで弾く」のと

「シューマンがどんな人で、どういう人生を送ったのかを知っていて弾く」

のとでは、大きな差があるなと改めて感じました。



彼の気質を表すのに、コックス先生がよく使っていた言葉が


"sensitive"


良く言えば感受性が豊か、ということでしょうか。

ガラスのような心だったのでしょうね。


一方でクララと結婚した直後に、彼女に宛てて書いた手紙が

「男の本音」みたいなものが見えて面白いなと思ったり……。



最晩年、精神病院の病室に夫を見舞った際の様子をつづった

クララの手記が朗読されたときには、

切なくて涙が出て来ちゃいました。


親交が深かったとされるブラームスの特色が

大地にドーンと深く根差す頑丈な建物のような音楽ならば、

シューマンのそれは対照的で、

"It's much lighter and moves fast."という表現も

印象に残りました。



だからかな。



何の曲だったか曲名はさだかでないのですが、

目を閉じて聴き入っていると

まるで目の前に淡い虹色というか玉虫色というか

美しい色あいの、天女の羽衣のような薄衣が

ふわ~っと舞うようなイメージが浮かんだり。





最後にコックス先生が演奏してくださった

『アラベスク ハ長調』


まるで夢の世界にいるようなひとときでした。




今度機会があれば、クララ・シューマンに関する文献も

読んでみたいですね。