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マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)ブログ

水泳コーチとスイミングクラブのための専門求人サイト。
マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)のブログです。

水泳指導に関する、情報を発信していきます。

緊急事態宣言が解除され、MICに求人掲載されているスイミングスクールも、

感染防止対策を施しながら、少しづつ営業再開されたり、再開に向けて準備をされています。

 

掲載されているスイミングスクールの、取り組みなどを順番にご紹介します。

 

第1回目は、東京都杉並区のヴィムスイミングスクールさんです。

 

一般社団法人日本スイミングクラブ協会作成「JSCAガイドライン」に則り、新型コロナウイルス感染症感染防止対策を実施し、

6月1日から営業再開予定です。

https://vimsports.net/wp-content/uploads/2020/05/kids_school_facility_measures.pdf

 

家で出来る、体操などの動画も公開中です。

https://www.facebook.com/watch/vimkids/

 

 

ヴィムスポーツアベニュウ ホームページより

https://vimsports.net/

東京都世田谷区の国立成育医療研究センターでは、新型コロナウイルスと子供のストレスについてリーフレットを作成してネット上でも公開しています。

 

改めてご覧いただく意味も感じますので、お子さんを持つ保護者の方には特にお勧めします。

https://www.ncchd.go.jp/news/2020/dd84f28dbe11f027103bd3e89cb329a547cfac36.pdf?fbclid=IwAR28J8XWD9yDzU5RrpHDMuwbgSa7Rqpq0FdoXVcuo5eV-bjaLIpCt0KwOCo

 

子どもの出生やその成長、子育ての過程で多くの親は、「我が子をこんな風に育てたい!」とイメージを膨らませながら日々我が子と関わっていきます。

「健康な子」「優しい子」「運動が得意な子」「勉学に励む子」など、その家庭家庭で、その時々で様々でしょう。

 

しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るうような環境にあっては、「(ストレスに強い)逞しい子」への期待が少なからずあるのではないでしょうか?

新型コロナに限らず、これからの社会においてストレス耐性の有無はその子の将来に直結するほどに大切な要素かもしれません。

周囲からのストレスを躱(かわ)しながら、日々、自身が遣るべきことを愚直に諦めずにやり続ける力こそが…。

その為にも、先ずは私たち大人自身が、「逞しく」あろうとする気構えが必要かもしれません。

1955年に瀬戸内海で起きた紫雲丸衝突事故、小学生100名を含む168人が亡くなるという大惨事でした。

また同年、不幸にも橋北中学校水難事件も続きました。

 

これらの事故をきっかけに学校プールの整備が進み、水泳授業が正課となったことで、溺水などによる年間2,000件あったと云われる子供の水難事故は激減しました。

 

2000年以降は100人程度で落ち着いています。子供の命を守るという一点にのみでも小中学校などの水泳指導が果たした役割は計り知れません。しかし…、今、多くプールに老朽化による撤去の動きが拡がっています。文部科学省による「小学校学習指導要領解説」の中の「適切な水泳場の確保が困難な場合には、…「水泳」を取り扱わないことができる…」という一文を論拠として、プール撤去に伴って水泳授業を行わない学校も増えてきています。

そんな中、5月18日「(新型コロナウイルスによる)休校が続く都内では、小中学校で健康診断ができず、安全確保が難しいなどとして、東京23区のうち7つの教育委員会が今年度、水泳の授業の中止を決めた」(NHK)との報道がありました。この動きは、更に拡大していきそうです。
新型コロナによる水泳授業の中止とプール撤去の動きとが相俟って、子どもの命さえ脅かすかもしれない怖れを秘めていることを忘れてはいけません。
水泳指導に携わる、私たちに課せられた重い宿題について考える機会さえ与える新型コロナウイルスです。

 

 

知り合いの方から「プールでは新型コロナにうつる?」と質問。

一部「水泳中に結膜から感染…」のような報道があったようでし、この際ですからハッキリさせましょう。

 

プールは24時間の循環濾過処理と自動でオペレーションされた機器で塩素消毒されていますから、プール水を介しての感染懸念はございません。安全な水質を保つ上では“塩素”が大切です。消毒設備として唯一“塩素”による方法が、その有効性や安全性故に日本では認められています。

“塩素”濃度が正しく管理されたプールにおいては、大腸菌などの細菌は瞬時に死滅しますし、咽頭結膜熱などを引き起こすアデノウイルスも不活化。勿論、今、社会を騒がせる新型コロナウイルスも同様です。“塩素”消毒されたプールで、プール水を介して新型コロナウイルスに感染する可能性はありません。最近、新型コロナ感染予防のためにアルコール除菌と同様に“塩素”による除菌が叫ばれるのも“塩素”の有効性のためです。

 

また、

全米疾病センター(CDC)は「Proper operation and disinfection of pools should kill the virus that causes COVID-19.(適切にオペレーションし、消毒したプールでは新型コロナウイルスは死滅するはずです)」と述べています。

何故なら、「COVID-19 virus has not been detected in drinking water. Conventional water treatment methods that use filtration and disinfection, such as those in most municipal drinking water systems, should remove or inactivate the virus that causes COVID-19.(新型コロナウイルスは飲料水中で検出されていません。 ほとんどの自治体の飲料水システムなどの濾過と消毒とを使用する従来の水処理方法は、新型コロナ感染症を引き起こすウイルスを除去または不活性化するはずです)」

水道水の殺菌消毒に用いられるのも、プールの消毒と同じ”塩素”です。若し、適切に管理されたプール水からウイルスが検出されるなら、同じ殺菌消毒法を採る水道水からもウイルスが検出されるはず…という逆説的なエビデンスと云えるでしょう。

 

では、水道水とプール水の衛生基準をご覧ください。

主要項目において大きな違いはありません。殺菌消毒のための塩素に至ってはほぼ同じような数値基準です。

水道水から検出されなければプール水からも検出されないというのも頷けます。

 

飛沫/直接感染という前提で考えると、プールへの往き帰りやプールサイドなどでの感染リスクがないわけではありません。それだけに手に触れる箇所の消毒除菌や"密"を避けるなどの注意は他所と同じです。

 

少しはカラダを動かさないと体力が落ちちゃうけど"不要不急"だから、今はジッと家に籠る。
下手に外出して新型コロナウイルスに感染してしまうリスク。一方で、動かないでジッと籠ってしまうことによるリスク。
現時点で、それを数値化し相対的に比較することが難しいようです。


スポーツ庁は「スポーツ実施率向上のための行動計画」を策定し、運動の定期的な実践での医療費抑制を図っています。スポーツの実践による健康増進・医療費抑制効果については幾つかのエビデンスが明らかになっています。

 

三重県いなべ市の「元気づくりシステム」では、2008年度の一人当たりの医療費削減額は78,246円。
新潟県見附市における「e-wellnessシステム」における運動プログラムでは、一人当たりの削減額が年間104,234円にも及びます。


逆説的には、巣籠りなどによる運動実践率の低下は、それほどの規模で高齢者の健康阻害要因になり得るのでしょう。
巣籠りによる認知機能の低下報告も多くの介護施設などから寄せられています。


新型コロナウイルスには打ち勝ったが、その反面、日本が「"不"健康長寿社会」になってしまわないよう、如何にスポーツ実践と新型コロナとに折り合いをつけるか?大きな課題です。
 

【参考資料】

スポーツ庁 「スポーツ実施率向上のための行動計画」

https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/001_index/bunkabukai002/gaiyou/1408811.htm

 

三重県いなべ市 「元気づくりシステム」

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/12/08/1353860_5.pdf

 

新潟県見附市 「e-wellnessシステム」

https://www.city.mitsuke.niigata.jp/4686.htm