マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)ブログ -12ページ目

マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)ブログ

水泳コーチとスイミングクラブのための専門求人サイト。
マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)のブログです。

水泳指導に関する、情報を発信していきます。

「口は閉じる?」

 

吸う時には口から、吐く時には鼻と口と両方から吐きます。鼻は“閉じる”ことができませんから、失敗すると鼻がツーンと痛くなります。

一方、口は、任意に開けたり閉じたりが可能です。任意に開けたり閉じたりすることで、誤って水飲んだりはしない…。と、思いがちなのですが、実際にはそうではありません。

 

確かにビギナーの方の様子を見ていると、口をギュッと閉じて口に水が入らないようにしているようですが、上手になってくると口は開けたままです。息を吸う時には、空気と一緒に水を吹き飛ばして…、その隙間を使って瞬間的に吸っています。「息継ぎが苦手」と仰る方の多くは、このコントロールが巧くできないのかもしれません。

 

「息継ぎをしよう」というよりも、

①息をお腹一杯に吸う、

②息を止めてガマンする、

③意識して息をゆっくりと吐いたり素早く吐いたり…の練習を…。

そして、潜ってお喋りしたり、歌を歌ったり…が大切です。

 

予期せぬ瞬間に水が入ってくると咽(むせ)てしまったり…というのは、選手などでもないことではありません。

 

※②息を止めてガマンする…について。息を停めると反射的に血圧が上がりますから、成人の方は「息を止める」ことを奨励していません。

 

「水慣れでの飛び込み」

 

鼻がツーンと…というのは水泳嫌いの大きな原因の一つです。

 

多くのスイミングスクールでは、まだ本格的な水泳技術習得に至らない“水慣れ”段階で、「プールサイドから元気よく飛び込む」練習をします。水泳選手みたいに頭からの飛び込みではなく、足からの飛び込みです。

 

最初は恐々飛び込むお子さんも、慣れてくるとより遠くに元気よく飛び込めるようになります。

足からの飛び込みですから、本来は、水中に潜る瞬間に鼻から水が入るはずです。でも、多くの場合には、反射的に息を止め、同時に鼻から息を吐きますので、鼻からツーンと水が入ることはありません。

この反射はヒトに本来的に備わったものですが、大人になってから水泳を…と習う場合には、なかなか簡単ではありません。子供ならでは…ということもあるようです。

そうは云っても、お子さんの中にはツーンとなり嫌がるケースも無くはない。そんな時には、お風呂などで、水面に浮かせたピンポン玉を吹いて遊んだり…。この時に、息を口から吐いたり、鼻から吐いたり、口と鼻と両方から吐いたり…の練習が効果的です。

 

水慣れの段階で、飛込練習をすると、その後のクロールの息継ぎや背泳ぎでのツーンの防止にも大きく役立ちます。

 

「背泳ぎは鼻から…」

 

吸う時には口から、吐く時には鼻と口と両方から吐きます。背泳ぎは、仰向けの状態で泳ぎますから、他の種目以上に鼻から水が入ってツーンとなるリスクが高い。

ですから、殆どは鼻から吐くと考えてください。

 

背泳ぎのプル動作で…、腕を水上に上げてのリカバリー(前方に戻す)動作。水上に出たリカバリーの腕の重さでカラダ?顔?が沈みます。ビギナーは、顔が沈んだりするとツーンとなるのがイヤですから顔を持ち上げようとします。顔を持ち上げると顔の重さで更に沈みやすくなる…の悪循環です。そんな時に、鼻から水を吐くことができると、無理やりカラダ?顔?を持ち上げる必要がありません。

 

先ずは、鼻から水を吐けるように練習。そして、腕が水上に出てカラダが沈み易い瞬間は鼻から息を吐く。カラダが沈み難い時(=何れの手も水中)に口から息を吸う。これが大切です。

 

 

「クロールで…鼻に水が入る!」

 

水泳技術習得のために一番大切なのは「呼吸」。何気なく行っている呼吸ですが、水中に入った途端に特別なものに変わり、息継ぎには相応の努力が必要です。

 

泳げるヒトは、然程気にせずに息継ぎをしますが、全く泳げない初心者にとっては半端なく難しい。

息継ぎの仕方について、もっともっと入念に教えてもらって当然なのかもしれません。

吸う時には口から、吐く時には鼻と口と両方から吐きます。鼻から吐かないと鼻に水が浸入しツーンとした痛みを伴います。

仰向けで泳ぐ背泳ぎでは、鼻から水が入り易いので、鼻から吐く割合が大きいと言えるでしょう。

クロールが上手になった頃に、「クロールは鼻から水が入るからイヤ!」という声を聞くことがあります。

息継ぎが満足にできず、直ぐに苦しくなってしまうレベルだとそのようなことはないのですが、上手になってきて25m以上?泳げるようになった頃にそんな声が多いのですが…。

 

息継ぎが上手になると、息継ぎのたびに持ち上がっていた頭を無理なく寝かせることができるようになってきます。上手になり頭を寝かせて息継ぎができるようになると、息を吸って頭を水中に戻した瞬間に鼻から水が流れ込んでくることがあります。

勿論、更に上手になると、鼻から水が流れ込んでくる時に反射的に鼻から息を吐けるようになるのですが…。過渡的にそんなツーンとした痛みも次へのステップといえるのでしょう。

 

子供たちがじゃれあう機会を失っているなか、これが長期にわたった場合に、子供の情操に何らかの影響を及ぼすのでしょう。

 

その影響はポジティブなものなのか?ネガティブなものなのか?それは分かりませんが、何らかの影響は来すだろうという前提で、私たち大人はリスク最小化のためにも、日々、子供たちをしっかりと観察することが、今は何よりも大切なのでしょう。

 

そして、じゃれあいは子供同士に限ったことではありません。コロナウイルスを気にせずに過ごせる家庭内こそ、お父さんやお母さんも含めてのじゃれあいの好機なのかもしれません。イエール大学の小児精神科医Kyle Pruett博士は、「子供は、じゃれあって格闘したり遊んだりしたいときには、お父さんを探したほうが良いということをかなり早段階で学びます。父親の方が、そのような(危険な?)遊びを許容してくれる可能性が高いから」と述べています。