『スイミングの“ス”…⑩』 | マッチ・アイ・アンド・シー(MIC)ブログ

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「筋の粘弾性」

 

水泳中の呼吸は、息を止めることなく、“僅かずつ”吐き。次の吸気の直前に残った空気を吐き出し“反動で吸う”。

この“僅かずつ吐く”というのが肝です…というお話を差し上げましたが、今回は“反動で吸う”について説明します。

 

筋肉は“粘弾性”という特性を持っています。

粘弾性とは粘性と弾性です。水道水は粘性がありませんがハチミツは粘性が高い。弾性というとゴムなどを思い浮かべるでしょう。筋肉は粘性と弾性とを併せて持っていますから、伸ばされればゴムのように元に戻ろうとする(弾性)のですが、粘性がありますからハチミツのように時間がかかってしまう…と考えると分かりやすいかもしれません。

この性質は、一般的なカラダの筋肉は勿論ですが、呼吸を司る横隔膜などの筋肉においても同様の性質を持っています。ゆっくりと伸ばされた筋肉はゆっくりしか収縮しないが、素早く伸ばされた筋肉は素早く収縮する…性質。ブクブクブクブクブク……で、またパッ!の水泳中の呼吸ですが、、ブクブクが多すぎてパッと吐くの量が少ないと、素早い吸気はできません。

素早い吸気をするためには、素早い呼気が必要ですから、ブクブクブクブクを最低限に留めることが早く楽に泳ぐためには非常に重要です。

 

改めて…一般的に、ビギナーは息を一杯に吸って止めてしまいがちですし、逆に上級者ほど、本来あるべきブクブクブクブクブク……が大きくなりがちです。さて、あなたは呼吸についてどのようなクセがついているでしょうか?