被保険者からの苦情・不服申立 | ケアマネジャー(介護支援専門員)受験生の今日のあれこれ質問

ケアマネジャー(介護支援専門員)受験生の今日のあれこれ質問

ケアマネ試験を目指して勉強していらっしゃる方々から、エム・アイ・シー試験相談センターにお電話で寄せられる質問や疑問。

同じようにケアマネ試験を目指している方々の参考にしていただければ・・・と思い、ご紹介します!

 

みなさん、おはようございます。

 

しかし、寒いですね~。

 

 

 

でも、今朝めざましテレビのお天気コーナー見たら

 

北海道のなんとかっていう村では、

 

マイナス30度超えだそうですよ。

 

もう、バナナでクギが打てる状態ですよね

 

(一定の年齢以上の方ならわかります)。

 

 

 

と、いったところで始めましょう。

 

今回は、数日前にかかってきたお電話から。

 

「被保険者が苦情をいうときに、

 

介護保険審査会と国保連、どっちに行ったらいいんですか?」

 

 

 

そういえば、久しぶりにこの質問受けた気がするなぁ・・・。

 

はい、答えとしては「どっちも」なんですけど、

 

ようは、誰に対して文句が言いたいのかによって

 

行先は変わります。

 

 

 

介護保険審査会に行くときは、保険者(原則として市区町村)に

 

国保連に行くときは、事業者・施設に文句があるときです。

 

 

 

保険者の行った決定に不服がある場合、

 

(そのほとんどすべては、認定についての決定です)

 

介護保険審査会に不服申立を行います。

 

一般にこういう場合は、裁判所に行くものですが

 

認定に対する不満というのは、世の中に星の数ほどあります。

 

そんな大量な不服申立を裁判所に持ってこられたら

 

たまったもんではありません。

 

そこで、介護保険では介護保険審査会という

 

専門機関を設けることで裁判所がパンクするのを防いでいます。

 

 

 

一方の国保連に持ち込むのは、

 

実際にサービスを利用している被保険者やその家族などが

 

事業者や施設に対して不満を持ち、その苦情を申し立てるときです。

 

もちろん、ほとんどの人は

 

国保連なんてどこにあるのか知りませんから

 

国保連以外にも、市町村の窓口や、

 

身近なケアマネさんの事務所(居宅介護支援事業者)などでも

 

受けつけています。

 

 

 

このように、何に対して不満があるのかによって

 

苦情や不服を申し立てる先が違っているわけなんですね。